世田谷パブリックシアターが2020年度ラインナップを発表

東京・世田谷パブリックシアターが、2020年度の主催事業ラインナップを発表した。

演劇作品には手話演劇カンパニーのデフ・ウェスト・シアター「オルフェ」、白井晃が演出を手がけ、成河、別所哲也、小西遼生が出演する「ある馬の物語」、栗山民也演出、鈴木杏出演の一人芝居「殺意（ストリップショウ）」、そして森新太郎演出作品がラインナップされた。このほか、シアタートラムのネクスト・ジェネレーションに選ばれたPancetta（パンチェッタ）の新作「un」、長田育恵が作、瀬戸山美咲が作・演出でタッグを組む「現代能楽集X『幸福論』～能『道成寺』『隅田川』より（仮題）」、スロバキアの劇団GUnaGUの「ウォッカとクロム（仮題）」、野村萬斎演出の「子午線の祀り」なども上演される。

8月の「せたがやこどもプロジェクト 2020」では、「ステージ編」にROLLY、片桐仁、台湾のフォルモサ・サーカス・アート（FOCA）、日野皓正 Dream Jazz Bandが参加。「特別編」では春風亭一之輔のプロデュース・出演による「せたがや 夏いちらくご」が開催される。また同劇場の芸術監督である萬斎がゲストアーティストたちとトークやパフォーマンスを繰り広げる「MANSAI◎解体新書」や、フランスの現代サーカスのカンパニー・オクトーブルによる「Midnight Sun / 真夜中の太陽」、アメリカ・ロサンゼルスのダンスカンパニー・Ate9による「calling glenn」「EXHIBIT b」といった公演も実施される。

さらに脚本・演出をノゾエ征爾が手がける「チャチャチャのチャーリー ～たとえば、恋をした人形の物語 2020～」が、世田谷区内の高齢者施設などで上演される予定だ。このほかにも演劇・ダンスのワークショップ、学校や施設との連携プログラムが多数計画されている。