高取英のメモリアル、流山児★事務所が寺山のドラマ「寺山修司-過激なる疾走-」上演

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流山児★事務所が、高取英のメモリアル公演として「寺山修司-過激なる疾走-」を8月20日から24日まで、東京のザ・スズナリで上演する。

流山児★事務所 高取英メモリアル「寺山修司-過激なる疾走-」チラシ表

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本公演は8月5日から東京・Space早稲田で予定されていたもので、このたび上演日程と劇場が変更となった。1日1回公演に限定し、客席数を減らすほか感染症対策を施して実施される。

寺山修司-過激なる疾走-」は、2018年に死去した月蝕歌劇団の劇作家である高取が2006年に発表した寺山修司の評論。本作は2007年に初演された。高取は大学卒業後に寺山の取材・出版スタッフとして活動しており、劇中では寺山がどのように形成されたかといった伝記的ドラマが、彼のライバルである三島由紀夫の死への道筋と照らし合わせながら描かれる。

演出を流山児祥が手がけ、流山児★事務所のメンバーのほか、月蝕歌劇団の白永歩美、岬花音菜、石津ゆり、劇団☆A・P・B-Tokyoの高野美由紀、虚飾集団廻天百眼の紅日毬子、劇団三日月湊の霍本晋規、特別出演で伊藤裕作がキャスティングされている。なお、劇場観劇のチケットは完売。映像配信が予定されており、詳細は後日、流山児★事務所のサイトで発表される。

流山児祥コメント

高取英死去!を知らされたのは2018年11月26日死去の翌日、27日の夕方であった。当時、私は台北に長期滞在していた。震えが止まらなかった。29日午後4時、月蝕の劇団員から「今、ちょうど高取さんはニコチンとかタールとかを撒き散らしながらお空に行かれたと思います」とメールが入った。私も、台北の空に向けニコチンとタールを撒き散らした。涙が止まらなかった。

あれから1年7カ月、流山児★事務所はJ・A・シーザー:音楽、月蝕歌劇団、劇団☆ A・P・B-Tokyo、虚飾集団廻天百眼といった高取ゆかりの演劇人が結集したメモリアル公演を行う。高取英率いる月蝕歌劇団は女性中心のキャストでアングラにこだわった舞台を上演し続けることから「暗黒宝塚」と呼ばれている。不思議な熱気に包まれる舞台の上で「アイドル風の若い女優たち」が、血しぶきあげて演じる熱狂の寺山ワールド。高取は女優たちによる生々しい「何でもアリ」のアナーキーな作品創りを続けてきた。それは、小劇場という実験装置にこだわり続けた高取の「テラヤマ演劇革命」の正統なる継承者としての矜持と熱い想いです。

その熱い想いを受けて、2020年真夏の下北沢ザ・スズナリで放つ高取英:作「寺山修司-過激なる疾走-」はコロナの時代を嗤う華麗なるエロスと儚いロマンの劇です。劇場で待っています。

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流山児★事務所 高取英メモリアル「寺山修司-過激なる疾走-」

2020年8月20日(木)~24日(月)
東京都 ザ・スズナリ

作:高取英
音楽:J・A・シーザー
演出:流山児祥
出演:伊藤弘子、里美和彦、木暮拓矢、鈴木麻理、山下直哉、山丸莉菜、竹本優希 橋口佳奈、春はるか、松永将典、本間隆斗 / 白永歩美、岬花音菜、石津ゆり / 高野美由紀、紅日毬子、本晋規 / 伊藤裕作

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