“再建設ツアー”と題された本公演では、劇団の代表作2作を再構築して再演する。いずれもアパートのリビングを舞台にしたもので、作品は2017年に初演された「とおくはちかい(reprise)」と、2018年に初演された「ここは出口ではない」だ。
男性の二人芝居として上演される「とおくはちかい(reprise)」には、三浦碧至と渡邉悠生が出演。大きな地震があった町まで、知人を訪ねる男のドラマが紡がれる。「ここは出口ではない」には
東京公演は8月2日まで。その後、28日から30日まで京都・人間座スタジオで、9月18日から22日まで宮城・せんだい演劇工房10-BOX box-1で上演される。また、8月10日から10月31日まで、東京公演の模様が映像作品として有料配信される予定だ。
中村大地コメント
こんなにも劇場の扉を開き、そこで上演することが困難だと感じたことはありません。初日の幕があがるまで、二転三転四転の紆余曲折を経てきました。
こうして幕が開くのは、キャスト・スタッフチームの絶大なる尽力はもちろん、こまばアゴラ劇場の皆様はじめ、本当にたくさんの人の力あってのことです。深く感謝申し上げます。
そしてこのような状況の中劇場に足を運んでくださったお客様。本当にありがとうございます。観る人があって劇は起こります。けれど何より身体の健康が第一ですから無理されることのありませんよう。その上で、劇場で、劇の時間に身を委ねていただければと思います。
「とおくはちかい」は(reprise)として全編改稿、「ここは出口ではない」は出演者1名がリモートでの出演と、再建設にふさわしく前向きなリクリエーションができました。
この感染症が収束する目処はまだまだ立ちそうにありませんが、お楽しみいただければ幸いです。
屋根裏ハイツ 再建設ツアー「とおくはちかい(reprise)」「ここは出口ではない」
2020年7月23日(木・祝)~8月2日(日)
東京都 こまばアゴラ劇場
2020年8月28日(金)~30日(日)
京都府 人間座スタジオ
2020年9月18日(金)~22日(火・祝)
宮城県 せんだい演劇工房10-BOX box-1
作・演出・音響・照明オペ:
「とおくはちかい(reprise)」
出演:三浦碧至、渡邉悠生
「ここは出口ではない」
出演:
※宮川紗絵はリモート出演。
※2020年8月14日追記:京都公演は新型コロナウイルスの影響により中止になりました。
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ステージナタリー @stage_natalie
【公演レポート】屋根裏ハイツの“再建設ツアー”が開幕、過去作2本を「前向きにリクリエート」(コメントあり)
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