屋根裏ハイツ、代表作引っさげ東京・京都・宮城で“再建設ツアー”

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屋根裏ハイツが、「とおくはちかい(reprise)」「ここは出口ではない」のツアー公演を、7月から9月にかけて東京、京都、宮城で行う。

屋根裏ハイツ 再建設ツアー「とおくはちかい(reprise)」「ここは出口ではない」ビジュアル

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“再建設ツアー”と題された本ツアーは、中村大地が手がけた劇団の代表作2作品をリクリエートし、再演するもの。いずれもアパートのリビングを舞台にした作品だ。2017年に初演され、今回、男性の二人芝居として再構築される「とおくはちかい(reprise)」では、大きな地震があった町に暮らす知人を尋ねる男の姿が描かれる。また、2018年に初演された「ここは出口ではない」は、あるカップルの部屋に死んだ知人が訪れる物語。本作は第2回田畑実戯曲賞を受賞した。

公演は、7月23日から8月2日まで東京・こまばアゴラ劇場、8月28日から30日まで京都・人間座スタジオ、9月18日から22日まで宮城・せんだい演劇工房10-BOX box-1で行われる。また、8月10日から10月31日まで、東京公演の模様が映像作品として、期間限定で有料配信されることも決定した。チケットの販売は、東京公演が7月4日10:00に、京都・宮城公演が8月1日10:00にスタート。なお、新型コロナウイルスの感染状況により、上演回数の削減や公演中止の可能性がある。

中村大地コメント

「とおくはちかい」と「ここは出口ではない」という劇団の代表作をリクリエーションし、上演します。どちらも共にアパートのリビングを舞台にした、コインの裏表というようなとても近しい関係にある作品です。生きている人も死んでいる人もまざりあって、どうでもいいことも、忘れたくないことも語り合う。自然体に、日々と地続きに、不思議なことも、複雑なことも淡々と起こる。そんな小さな営みを劇場で、配信で、それぞれの方法で一緒に覗き見てもらえたら嬉しいです。

新型コロナウイルス感染症収束の目処が立たず、劇場に元のような形で訪れることができるようになるには長い時間がかかると思います。そうした中で、私たちは公演を中止するのではなく、むしろ様々な方策を試みながらこれからにむけて劇場を開いていくことが必要なのではないかと判断しました。

細心の注意を払ってクリエーションを進めていきます。皆様のご来場お待ちしております。

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屋根裏ハイツ 再建設ツアー「とおくはちかい(reprise)」「ここは出口ではない」

2020年7月23日(木・祝)~8月2日(日)
東京都 こまばアゴラ劇場

2020年8月28日(金)~30日(日)
京都府 人間座スタジオ

2020年9月18日(金)~22日(火・祝)
宮城県 せんだい演劇工房10-BOX box-1

作・演出・音響・照明オペ:中村大地

「とおくはちかい(reprise)」

出演:三浦碧至、渡邉悠生

「ここは出口ではない」

出演:佐藤駿、瀧腰教寛、宮川紗絵、村岡佳奈

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※2020年8月14日追記:京都公演は新型コロナウイルスの影響により中止になりました。

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