今公演では木下順二の民話劇「おんにょろ盛衰記」を、
結城一糸は開幕に際し「今から45年程前、私は結城座で『おんにょろ盛衰記』に出演している。随分昔の話だが、緒方拳さんのおんにょろと、結城雪斎が遣う老婆が強く印象に残っている。今回は丸山厚人さんのおんにょろと、私の老婆で演じます。戦後12年目に書かれた、木下順二の民話劇を現代によみがえらせる。楽しくてダイナミックなゴチャマゼ民話劇にどうぞご期待下さい」と自信をのぞかせる。
演出の川口は「木下順二の戯曲を演出することになるとは結構な驚きでした。木下順二が民話劇を書いていた背景には『民衆の哀歌(エレジー)』を踏まえたうえでの劇、ドラマツルギーを作るという切実な思いがあります。その思いを、幾分かでも共有できるかどうか。人形遣い、俳優、義太夫、お囃子、京劇、あらゆる力を味わっていただければと思います」とコメント。
また、今回おんにょろ役を演じる丸山は「糸、に操られているのは僕かもしれません。どちらが人間で、どちらが人形なのか。何が虚なのか実なのか。劇場で、目撃してください!」 と意気込みを語った。上演時間は休憩を含む約2時間を予定。公演は2月9日まで。
糸あやつり人形一糸座「おんにょろ盛衰記」
2020年2月5日(水)~9日(日)
東京都 座・高円寺1
原作:木下順二
演出:
出演:
※篠崎旗江の「崎」は立つ崎(たつさき)が正式表記。
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小二田 誠二 @KONITASeiji
【公演レポート】一糸座「おんにょろ盛衰記」が開幕、丸山厚人「何が虚なのか実なのか」(コメントあり) https://t.co/EeqGdLTA1B