明治座「川中美幸特別公演」制作発表・CD発売記念イベントが、本日11月29日に東京・蒲田温泉 2階大広間で開催された。
2020年2月に明治座で行われる「川中美幸特別公演」の第1部では、下町の銭湯・夢の湯を舞台にした人情喜劇「フジヤマ『夢の湯』物語」が、第2部では
制作発表・CD発売記念イベントは約40人のファンが見守る中スタート。川中は第1部の人情喜劇について「私が演じるのは、経営が傾いた銭湯の女主人。本業の傍ら、代行サービス業で生計を立てている役です。劇中では“七変化”にも挑戦させていただきます。衣装替えが大変なので、若くないとできないんですよ!(笑)」と発言し、会場の笑いを誘う。
また作品の舞台となる銭湯について、川中は「昔はお風呂屋さんが町の社交場のような役割を果たしていました。ご近所付き合いという身近なつながりが薄れてきている時代ですが、今回の舞台では人と人とのふれあいの大切さを伝えられたら」と目標を掲げた。
今回は川中にとって10回目の明治座での座長公演となる。川中は過去の公演を振り返り、「実は東日本大震災のとき、座長公演の舞台に立っていたんです。そのときは一度公演が休止になったのですが、お客様からのご声援にお応えする形で後半の公演を再開しました。ご好評をいただき、その秋に再演させていただいて、その作品が文化庁芸術祭で大衆芸能部門の芸術祭大賞をいただいたんです。震災のこともあったので、忘れることのできない公演になりました」と感慨を述べた。
続くミニライブでは川中が「二輪草」「おんなの一生~汗の花~」、そして新曲の「笑売繁盛」をしっとり歌い上げ、会場は一層の盛り上がりを見せる。川中は「お風呂屋さんなので加湿効果があるのか、声の調子がいいです(笑)」と観客を笑わせ、「明治座公演では、『笑売繁盛』の歌詞にも出てくる落語の『時うどん』を披露する予定です」と明かした。
記者から今後の目標を聞かれた川中は「演歌界が衰退しないように若い人たちを育てていきたいですね」と答え、自身が2020年東京パラリンピックの応援大使を務めていることになぞらえ、「聖火ランナーのように若い世代へ夢を託して、思いを未来につなげていきたいです。これからも応援よろしくお願いします」と締めくくった。
明治座「川中美幸特別公演」は、2020年2月4日から25日まで東京・明治座にて実施される。チケットの一般販売は電話・ネット予約分が11月30日10:00、窓口販売・予約引取分が12月3日10:00にスタート。
明治座「川中美幸特別公演」
2020年2月4日(火)~25日(火)
東京都 明治座
一、「フジヤマ『夢の湯』物語」
作:柏田道夫
演出:池田政之
二、「川中美幸オンステージ 人・うた・心」
構成・演出:福家菊雄
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- 川中美幸特別公演 | 明治座 公式サイト
- 川中美幸 / TEICHIKU RECORDS
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【イベントレポート】川中美幸が10回目の明治座公演に意気込み「ふれあいの大切さ伝えたい」
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