KAATキッズ・プログラム2019「二分間の冒険」が、昨日8月17日に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオで開幕した。
本作は岡田淳の児童小説「二分間の冒険」(偕成社刊)を原作とした舞台作品。上演台本・演出を範宙遊泳の
悟は学校で黒猫・ダレカと出会い、竜が支配する不思議な世界に迷い込む。元の世界に戻るためには、竜を倒して“いちばんたしかなもの”の姿になったダレカを見つけ出さなければならず……。
山本は初日を迎え「お芝居って客席と作るのだな、という素朴なことに改めて思い至りました」と感想を述べ、「自分としては大人にも子供にも分け隔てなく作ったつもりで、僕は前から誰でも観られる寛容な舞台、というのを作りたいと思っていたので、とても嬉しいです」とコメント。悟役の
キャストには百瀬のほか、佐野瑞稀、下川恭平、亀上空花、小林那優、範宙遊泳の
山本卓卓コメント
作品を作るたびに毎回考えることですが、お芝居って客席と作るのだな、という素朴なことに改めて思い至りました。自分としては大人にも子供にも分け隔てなく作ったつもりで、僕は前から誰でも観られる寛容な舞台、というのを作りたいと思っていたので、とても嬉しいです。
僕自身も冷笑主義だったのですが、みんなで力を合わせるとか、とかくそういうことは否定されがち。ただもう一周して考えてみると、世の中一人だと生きていけない。僕と同じような経験をした人にも観てほしいし、クサイこととか、まっすぐなことを、あきらめないでいてほしいと思います。
この作品を面白いと思ってもらえるように全力を注いできましたが、もし皆さんが観劇して否定的な意見を持ったとしても、周りの意見に流されたりせず、自分の感じたことが全て・正解だということが伝わったらいいなと思います。
百瀬朔コメント
楽しみ半分・緊張半分でしたがやっと初日が明けたな、という気持ちでほっとしています。
観てくれる子どもたちも、きちんと一本のお芝居として観てくれているのですが、ひとつひとつリアクションしてくれるのが新鮮で、ありがたいなと思いました。
冒険やアドベンチャーはどんな人にとってもあこがれだと思います。観ている方も、そして僕らも、この作品を通して、楽しみながら色んな体験をするとともに、考えたりできるのがこの作品の魅力かなと思います。
そういった「冒険」はなかなか出来ることではないと思うので、ぜひ劇場へ足を運んでいただければ嬉しいです。
KAATキッズ・プログラム2019「二分間の冒険」
2019年8月17日(土)~25日(日)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 大スタジオ
原作:岡田淳(偕成社刊)
上演台本・演出:
アニメーション:ひらのりょう
音楽:加藤訓子
出演:
声の出演:
※高下凜の「高」ははしご高が正式表記。
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のじ @ryosuke_nojima
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