髙木雄也がスターの葛藤を“生々しく”描く、「ジン・ロック・ライム」開幕

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髙木雄也が主演を務めるPARCO PRODUCE 2026「ジン・ロック・ライム」が、昨日3月10日に東京・PARCO劇場で開幕した。

PARCO PRODUCE 2026「ジン・ロック・ライム」より。(撮影:岡千里)

PARCO PRODUCE 2026「ジン・ロック・ライム」より。(撮影:岡千里)

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「ジン・ロック・ライム」は、範宙遊泳の山本卓卓が作劇、白井晃が演出、サニーデイ・サービスの曽我部恵一が音楽を手がける新作。ヘンリック・イプセンの「ヘッダ・ガブラー」の舞台設定を現代の日本の芸能界に置き換え、愛すること、愛されることを求め、ありのままの自分自身でありたいともがく人々の姿を描く。

髙木は、葛藤を抱えるロックスターのジン役を演じる。ジンの元恋人であるアーティスト・エート役を黒羽麻璃央、ジンの妻で事務所社長のショウコ役を蓮佛美沙子が務める。さらに、永田崇人駒木根隆介小日向星一銀粉蝶が出演する。

PARCO PRODUCE 2026「ジン・ロック・ライム」開幕前会見より。(撮影:岡千里)

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開幕に際し、髙木は「ジンというロックスターの役を演じて、何かをチャレンジする時の恐怖だったり、人からどう見られるかという緊張感にはすごく共感した」とコメント。また髙木は、普段のアイドルのパフォーマンスには決まった振付があるため「フリータイムというのがあまりなくて」と振り返り、「ロックアーティストの形を自分の身体で表現しなきゃいけないというのが難しいなと思いました。でも歌っているのはすごく気持ちいいです」と手応えを語った。

PARCO PRODUCE 2026「ジン・ロック・ライム」より。(撮影:岡千里)

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黒羽は、自身が演じるエートについて「話す言葉も含めて生々しいというか。やっぱりこの世界にいる身としては共感できる部分もたくさんありますが、別にこの業界に限らず、時には生きづらさとか、そういうものを感じている方にもいろいろリンクしていくのではないかなと思います」と期待を込めた。蓮佛は「芸能界はすごくキラキラした場所に見られがちですが、幸せそうに見える人が本当に幸せなのか、内実は実際には全然違うことってあるよなと普段からよく感じるので、そういう意味でもすごく生々しく描かれている作品になっている」と作品のリアリティを強調した。

山本は「スターは目に見えてるけど本当のその人達の心の中は見えないというところで、同じく見えない問題というのを取り扱おうと思って今回置き換えて作ってみました」と本作に込めた意図を述べ、白井は「髙木さんは演劇に向き合う姿勢がとても真摯で。一番ありがたいのは、稽古が好きということ」「髙木さんに限らず、黒羽くんも蓮佛さんも本当にみんな真摯で真面目で、演劇の現場をしっかりと楽しんで愛してくれているなと感じます」と賛辞を送った。

PARCO PRODUCE 2026「ジン・ロック・ライム」より。(撮影:岡千里)

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東京公演は3月31日までPARCO劇場で行われる。本作はその後、4月4・5日に広島・JMSアステールプラザ 大ホール、11・12日に愛知・東海市芸術劇場 大ホール、18・19日に大阪・SkyシアターMBS、25・26日に福岡・J:COM北九州芸術劇場 大ホールを巡る。

山本卓卓コメント

原作のヘッダ・ガブラーは当時の見えない女性の生きづらさを炙り出して社会に衝撃を与えた戯曲なんですが、それをオフィスのある現代に置き換えています。
僕にとって見えない存在はなんだろうと思った時に、スターは目に見えてるけど本当のその人達の心の中は見えないというところで、同じく見えない問題というのを取り扱おうと思って今回置き換えて作ってみました。

白井晃コメント

ご一緒させていただく作家さんの中では、山本(卓卓)さんは一番若い世代の作家さんになるかと思いますが、このイプセンの「ヘッダ・ガブラー」をどういうふうに翻案していくかということで色々とお話をしました。どのような形で「ヘッダ・ガブラー」を現代社会の中に持ち込むか、物語の展開に関してもディスカッションさせていただきましたし、メールを何度も往復書簡のように交わしながら進めさせていただきました。
髙木さんは演劇に向き合う姿勢がとても真摯で。一番ありがたいのは、稽古が好きということ。「もう一回、もう一回やろう」という時に喜んで!という感じで、回を重ねるごとにアップデートしていきました。私自身もその姿を見ていると、よりこういう風に見えていったらいいんじゃないかとか、逆に俳優の皆さんから教えてもらって、作品の深みを作っていけるということも、感じさせていただいてます。髙木さんに限らず、黒羽くんも蓮佛さんも本当にみんな真摯で真面目で、演劇の現場をしっかりと楽しんで愛してくれているなと感じます。

髙木雄也コメント

僕は普段アイドルをやっていますが、今回ジンというロックスターの役を演じて、何かをチャレンジする時の恐怖だったり、人からどう見られるかという緊張感というところにはすごく共感しました。ただ、お客様にこれが僕の気持ちだと思われてしまうんじゃないかという点はちょっと怖いです。ジンとは違うことを思うだろうなと考える部分もあったので、観てくださる方にジンの気持ちは僕自身のものとは違うところもあるよというのは先にお伝えしたいです。
普段はJ-POPでキラキラのアイドルソングを歌って踊っていて、さらに歌っている最中は付けてもらった振り付けを踊っているのでフリータイムというのがあまりなくて。ロックアーティストの形を自分の身体で表現しなきゃいけないというのが難しいなと思いました。でも歌っているのはすごく気持ちいいです。
白井(晃)さんと初めてお会いさせてもらった時に、この作品をどういう風にしていこうかとか、自分の考えていることをお話させてもらって。それに対しての考えを物語みたいに話してくれて、その伝え方がすごく素敵だなと思いました。
もう噛み切ってこれが限界だなと思ったガムの違う噛み方を教えてくれて、「また味が出た」という発見がある。そういう雰囲気で稽古が進んでいきました。
この作品を観た時に、多分客席に座ってる1人1人が違う受け止め方をすると思いますが、それだけではなくこういう舞台を観て、あ、こういう考え方をする人間がいるんだとか、そういうところを感じ取ってもらえたら嬉しいなと思います。

黒羽麻璃央コメント

今回僕が演じさせていただくエートという役は話す言葉も含めて生々しいというか。やっぱりこの世界にいる身としては共感できる部分もたくさんありますが、別にこの業界に限らず、時には生きづらさとか、そういうものを感じている方にもいろいろリンクしていくのではないかなと思います。
また、髙木(雄也)さんと初めて今回共演させていただいて、座長のかっこいい姿を、本当にこの稽古期間でたくさん学ばせていただきましたし、焼肉をごちそうになりました(笑)。座長としても、男としても、かっこいい姿というのをそばでたくさん見させていただきました。

蓮佛美沙子コメント

芸能事務所の社長役を演じて、タレントを支える側として芸能界を見たときに、自分が今までお世話になってきた方たちは何度かこういう気持ちになったことがあるのかなと想像しました。同じ世界に身を置く者という視点で考えると、賛辞よりも誹謗中傷の方が心に刺さってしまうとか、そういう部分はすごく共感できるなと感じます。
髙木さんは本当にピュアで、あと照れ屋です。自分に嘘をつかない方だな、自分に正直でちゃんと自分を大事にできる方なのかなということを、お芝居でも、普段喋っていても感じます。そういう意味で私は髙木さんのことをちょっと眩しく感じていて、素敵だなと思う部分がたくさんあるので、そこはジンとショウコの関係性にも通じるところがあるのかなと思っています。
芸能界はすごくキラキラした場所に見られがちですが、幸せそうに見える人が本当に幸せなのか、内実は実際には全然違うことってあるよなと普段からよく感じるので、そういう意味でもすごく生々しく描かれている作品になっているなと思います。

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PARCO PRODUCE 2026「ジン・ロック・ライム」

開催日程・会場

2026年3月10日(火)〜31日(火)
東京都 PARCO劇場

2026年4月4日(土)・5日(日)
広島県 JMSアステールプラザ 大ホール

2026年4月11日(土)・12日(日)
愛知県 東海市芸術劇場 大ホール

2026年4月18日(土)・19日(日)
大阪府 SkyシアターMBS

2026年4月25日(土)・26日(日)
福岡県 J:COM北九州芸術劇場 大ホール

スタッフ

作:山本卓卓
演出:白井晃
音楽:曽我部恵一(サニーデイ・サービス)

出演

髙木雄也 / 黒羽麻璃央 / 蓮佛美沙子 / 永田崇人 / 駒木根隆介 / 小日向星一 / 銀粉蝶

公演・舞台情報

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