「ゾンビフェス THE END OF SUMMER 2019」の合同取材会が、昨日8月5日に東京・CBGKシブゲキ!!で行われ、
「ゾンビフェス」は、ゾンビを題材にした作品を数多く持つ入江がホスト役を務めるイベント。開催3年目を迎える今年は、昨年に引き続き入手杏奈、オクイシュージ、かもめんたる、坂本頼光、清水宏、立川志ら乃、塚本功が出演するほか、初参加となる浪曲師の玉川太福と曲師の玉川みね子が出演する。
まず入江は本イベントについて「各ジャンルの面白い人を集めて、“ゾンビ”というお題で演目を披露してもらうフェスです。今年は攻めの姿勢で、初めて2日間開催にしました」と解説。う大は、初参加となった昨年を振り返り「かもめんたるにはゾンビのネタがなくて、かと言って新ネタでスベるわけにもいかなかったので、自分たちの持ちネタでゾンビに変更できる部分を変えました」とエピソードを明かし、「今年はゾンビ要素の強い新ネタを披露したいです」と目標を掲げる。
「ゾンビで(脚本を)10本以上書いてきましたが、もう飽きてきました(笑)」と苦笑いを浮かべた入江は、自身のレパートリー作品である一人芝居「帰郷」を、今年1月から2月にかけて6人の出演者で披露したことを回想し、「僕のこれまでのゾンビものの集大成として『帰郷』をバージョンアップして上演したので、今回新作を書くのがとても苦しかったです」と心境を明かした。
ここで記者から改めてゾンビの魅力を尋ねられた入江は「僕はゾンビそのものというより、ゾンビのいる世界で起こる出来事、人間の生死やドラマが面白いと思うんです。ゾンビはいまや映画でもドラマでも一通りやりつくされちゃってる題材だから、そことはまた違った角度で『ゾンビフェス』を打ち出せたら」と意気込む。
う大は「僕も映画のゾンビものは好きですが、最近は足がすごく速いゾンビもいたりして、ゾンビって、いろんな人が手がける中でどんどんポップな存在になっていった気がします。あとゾンビは“怖すぎない”というのもいいですよね(笑)」と微笑む。入江もこれに同調し「幽霊だと『どっかにいるかも』と思うけど、ゾンビは『絶対いない』と思うから安心して観られるよね」と続くと、う大は「幽霊は急に目の前に現れたりするけど、ゾンビはオートロックを開けられない(笑)。ゾンビには怨念みたいなものもないから、カラッとしていて、そこがゾンビのポップたるゆえんかもしれないですね」と分析した。
入江は「ゾンビ映画が好きな人は『ゾンビをこんなふうに解釈するんだ』という視点で楽しめますし、もちろんゾンビ好きじゃない人も大歓迎。落語や浪曲、無声映画活弁を生で観たことがない方にも、それぞれのジャンルの面白みを知ってもらえるいい機会だと思います」とアピール。最後に入江は「特に今回初参加の浪曲師・玉川太福さんと曲師・玉川みね子さんが楽しみですね。浪曲でゾンビって相当合うと思う(笑)。一番破壊力がありそうです」と期待を寄せ、取材会を締めくくった。
「ゾンビフェス THE END OF SUMMER 2019」は、8月31日・9月1日に東京・CBGKシブゲキ!!にて。
「ゾンビフェス THE END OF SUMMER 2019」
2019年8月31日(土)・9月1日(日)
東京都 CBGKシブゲキ!!
出演(五十音順):
※玉川太福&玉川みね子は8月31日のみ、坂本頼光は9月1日のみ出演。
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玉川太福 @tamagawadaifuku
8/31ゾンビフェスの記事ッ
「ゾンビはオートロックを開けられない」って、面白いなぁ笑
https://t.co/LQ5m8nGs46
入江さんに期待していただいてます。困ります。頑張ります。