10月2・3日に東京・CBGKシブゲキ!!で開催される「ゾンビフェス THE END OF SUMMER 2021」に出演する、
入江がホストを務める「ゾンビフェス」は、“ゾンビ”をテーマにしたパフォーマンスが集結する祭典。入江は今回、中村にオファーした経緯について「『ゾンビフェス』の音楽部門を塚本(功)くんがずっと1人で担ってくれてるんですが、もっと広げたかったし、中ちゃんが出てくれるなら最高だな、と思っていて」とコメント。2019年の「ゾンビフェス」を観覧していた中村は「“ゾンビ”というものの可能性を感じました。例えば、“不完全”とか、“蘇る”とか、“喪失”とか、“死に損ない”など、いろんなイメージが浮かぶなあと。入江さんの一人芝居の『帰郷』のようなものすごく寂しい物語もあれば、生きながらにして腐敗している人間関係を描いているコントとか、ゾンビの表現の幅の広さを感じました」「“文化祭的”というか、誰もが楽しんでいい、引き立て役にならなくていい、全員そろってゾンビを思い切りやっていい場所、そういう祭りなんですね、『ゾンビフェス』は」とその魅力を語る。
ゾンビという存在について入江は「“生きている日常の中に死者が動く”という状況があって、幽霊とも違うやはりゾンビならではの世界観に惹かれたし、知り合いや恋人がゾンビになったときに生まれるドラマが見たいと思ったので、そこはまだ、たぶん掘り下げようがあるんだろうなと思っています」と述べ、「ゾンビというものを身近に感じました」と話す中村は「自分の中の、腐ってる部分も“有り”でそういう自分を否定せずに生きる……ゾンビもそういうものなのかなと。本当は生きているだけでも十分幸せなはずなのに、常に不満がある、みたいな。生きてるのに半分死んでる感じというか。世の中何も隠し事をしないで生きられる人とか、完全に自分を愛せて自分に納得して生きている人もそんなにいないとも思うし、むしろそうなれないから少しでもましな自分になりたいと思ってがんばるんだろうけど、やっぱり上手くいかなくて、気付いたら傷だらけになって、でも生きてる、みたいな感じですね。ゾンビ」と思いを語った。
最後に中村は「私自身、フェスに呼んでいただいて『どんなものやろうかな』とか考えている時間が潤いになっています。フラストレーションが溜まりやすい昨今ですが、似たような気持ちの方がいたら、一緒に発散しましょう!」と観客にメッセージを送り、入江は「あらゆるジャンルの達人が“ゾンビ”というお題で至高の芸を見せる、これだけいろいろなジャンルを楽しめる場はなかなかないと思います。純粋に楽しんでもらえると思うので、お祭りだと思っていらしていただきたいですね。あと僕は、中ちゃんの曲を生で聴けるのがうれしいですね。ちょっと泣くと思う(笑)」と締めくくった。
なお同イベントには入江、中村のほか、入手杏奈、オクイシュージ、清水宏、立川志ら乃、塚本功が出演する。
「ゾンビフェス THE END OF SUMMER 2021」
2021年10月2日(土)・3日(日)
東京都 CBGKシブゲキ!!
出演(五十音順):
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入江雅人がホスト務める「ゾンビフェス2021」に中村中「一緒に発散しましょう!」(コメントあり)
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