岡田は「今回の会場は、世界初演だったバンコク公演の会場と近い雰囲気で、懐かしい感じがします。パフォーマンス自体は回を重ね、より厚みを増したものを東京公演で見てもらえると思います」とコメント。塚原は「東京版のセットアップを終えて、物達が所定の位置に置かれ、俳優たちがウロウロし始めると、なんだか家に帰ってきたような感じがした」「しかしその見えかたは時間と共に変化する」と作品が常にアップデートを続けていることを語った。
また、追加公演として新たに7月5日11:00開演回が決定。チケットは明日6月27日12:00に発売される。
昨年2018年8月にタイで初演された「プラータナー:憑依のポートレート」は、タイ文学の新鋭ウティット・ヘーマムーンの自伝的小説を岡田が舞台化した作品。今回は国際交流基金アジアセンターが主催する、日本と東南アジアの文化交流の祭典「響きあうアジア2019」の1プログラムとして上演される。公演は明日6月27日から7月7日まで東京・東京芸術劇場 シアターイーストにて。
ステージナタリーでは「プラータナー:憑依のポートレート」特集を展開中。岡田と、タイ初演を観届けた演劇ジャーナリスト・徳永京子の対談、さらに塚原のコメントを掲載している。関連する特集・インタビュー
岡田利規コメント
今回の会場は、世界初演だったバンコク公演の会場と近い雰囲気で、懐かしい感じがします。パフォーマンス自体は回を重ね、より厚みを増したものを東京公演で見てもらえると思います。演劇は観客とのコミュニケーションなので、それを少しでも強いものにするために、アイデアが見つかれば今も試し続けています。きょうも新しいアイデアがいくつか見つかったので、小さな変更ですが、試してみています。
塚原悠也コメント
東京版のセットアップを終えて、物達が所定の位置に置かれ、俳優たちがウロウロし始めると、なんだか家に帰ってきたような感じがした。もう少し、新鮮な感動があるのかと思っていたが、細部まで知っているあの部屋だった。逆に? 安心して景色を確認した。しかしその見えかたは時間と共に変化する。例えば香港で起こっていることの報道などがこの物語をさらにアップデートしていた。思えばパリの暴動も同じタイミングだった。
ウティット・ヘーマムーン×岡田利規×塚原悠也「プラータナー:憑依のポートレート」
2019年6月27日(木)~7月7日(日)
東京都 東京芸術劇場 シアターイースト
原作:ウティット・ヘーマムーン
脚本・演出:
セノグラフィー・振付:
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いよいよ明日開幕する『プラータナー:憑依のポートレート』(響きあうアジア2019)、東京芸術劇場でのリハーサルの様子が公開されました!
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