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三浦基がチェーホフをコラージュ、“ルポルタージュ演劇”「シベリアへ!」開幕

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KAAT×地点 共同制作第9弾「シベリアへ!シベリアへ!シベリアへ!」より。(撮影:寺司正彦)

KAAT×地点 共同制作第9弾「シベリアへ!シベリアへ!シベリアへ!」より。(撮影:寺司正彦)

三浦基演出「シベリアへ!シベリアへ!シベリアへ!」が、昨日5月27日に神奈川・KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオで開幕した。

本公演は、KAAT神奈川芸術劇場と地点による共同制作の第9弾。アントン・チェーホフがかつてシベリアを横断し、流刑地だったサハリン島まで旅をした際の紀行文のほか、彼の短編や手紙などのテキストを三浦がコラージュし、作品を立ち上げる。

開幕に際し、三浦は「今回の作品はいつも上演しているチェーホフとは違う形のコラージュ作品なので、お客様からも新鮮に受け止めていただいている感じが伝わってきました」と手応えを述べつつ、「このルポルタージュ演劇『シベリアへ!シベリアへ!シベリアへ!』でぜひ新鮮な観劇体験をしていってください」と観客に呼びかけた。

上演時間は約1時間25分。公演は前期と後期で分かれており、前期は5月27日から6月2日まで、後期は7月13日から16日までとなっている。また前期と後期の間には、同じくKAAT神奈川芸術劇場 中スタジオにて、地点の「三人姉妹」が再演される。

三浦基コメント

今回の作品はいつも上演しているチェーホフとは違う形のコラージュ作品なので、お客様からも新鮮に受け止めていただいている感じが伝わってきました。チェーホフは、ヨーロッパの作家とは違うロシアの文豪で、ロシアは意外と見えにくい国柄ですが、実は隣国ですごく近しい存在であり、一方で距離感が急に広がったりする奇妙な存在だということを改めて感じています。今回シベリアを題材にすることで、モスクワやサンクトペテルブルグで書いてるようなチェーホフとは違う雰囲気を新しく感じることができて、改めて興味深い作家だと思いました。移動していくこのルポルタージュ演劇「シベリアへ!シベリアへ!シベリアへ!」でぜひ新鮮な観劇体験をしていってください。

KAAT×地点 共同制作第9弾「シベリアへ!シベリアへ!シベリアへ!」

2019年5月27日(月)~6月2日(日)、7月13日(土)~16日(火)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ

テキスト:アントン・チェーホフ
演出:三浦基
ドラマトゥルク:高田映介
監修:中村唯史
出演:安部聡子石田大小河原康二窪田史恵小林洋平田中祐気

地点「三人姉妹」

2019年7月4日(木)~11日(木)
神奈川県 KAAT神奈川芸術劇場 中スタジオ

2019年8月22日(木)~25日(日)
京都府 京都芸術センター 講堂

作:アントン・チェーホフ
翻訳:神西清
演出:三浦基
出演:安部聡子、石田大、伊東沙保、小河原康二、岸本昌也、窪田史恵、黒澤あすか、小林洋平、田中祐気

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