山内健司演出版、映画美学校アクターズ・コースが届ける「革命日記」幕開け

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映画美学校アクターズ・コース 2018年度公演「革命日記」が、昨日3月6日に東京・アトリエ春風舎で開幕した。

映画美学校アクターズ・コース 2018年度公演「革命日記」より。(撮影:かまたきえ)

映画美学校アクターズ・コース 2018年度公演「革命日記」より。(撮影:かまたきえ)

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映画美学校アクターズ・コース 2018年度公演「革命日記」より。(撮影:かまたきえ)

映画美学校アクターズ・コース 2018年度公演「革命日記」より。(撮影:かまたきえ)[拡大]

「革命日記」は、平田オリザが1997年に書き下ろした「Fairy Tale」をもとに、2008年に平田自身の演出により青年団若手公演として上演された作品。今回は演出を、アクターズ・コース主任講師の青年団・山内健司が手がける。舞台は都市近郊のマンションの一室。ごく平凡な家庭が、2つのテロを企てる過激派集団のアジトになっていて……。

映画美学校アクターズ・コース 2018年度公演「革命日記」より。(撮影:かまたきえ)

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上演に際し山内は「たぶんですが、革命は、レイヤーが一個上にあるものなんじゃないか。命とか、善く生きるとか、嘘をついてはいけない、とかのレイヤー。集団とか政治とか経済とかのレイヤーで、ドブ板じみた言葉に骨抜きにされ、引きずり降ろされていいものじゃない。私たちの国の頭良さげな言葉は、そのレイヤーを識別、峻別できないのではないか。私はそれを演劇で峻別することを願っています。私たちが見る光と、のたうちまわる私たちの姿を捕まえたい」と胸の内を語り、本公演について「俳優が、これから上手くなる、高みを志す宣言の場にしたいと思います。そしてアクターズ生にはどうか、長く、演劇と素敵に付き合っていって欲しいと心から願っています」と思いを述べている。

上演時間は約1時間30分で、公演は3月11日まで。なお一部公演ではアフタートークが実施され、明日3月8日19:00回にはサンプルの松井周、9日19:00回には映画美学校アクターズ・コース主任講師でもある映画監督の深田晃司が登壇する。

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映画美学校アクターズ・コース 2018年度公演「革命日記」

2019年3月6日(水)~11日(月)
東京都 アトリエ春風舎

作:平田オリザ
演出:山内健司
出演:青柳美希、五十嵐勇、奥田智美、斉藤暉、佐藤考太郎、柴山晃廣、鈴木良子、日向子、福吉大雅、松岡真吾、るり / 浅田麻衣、釜口恵太、那須愛美、四柳智惟

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読者の反応

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松岡 眞吾 @salasouju

お陰様で『革命日記』、初日の幕が上がりました。
多くの方に観て頂き、本当にありがたい限りです。

基本を忘れずに丁寧に積み重ねていきたいと思います。 https://t.co/DLz9EXuNhb

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