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平田オリザ「革命日記」6年ぶり上演、共同体の臨界点を描写する

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平田オリザ作・演出「革命日記」が、4月14日から30日まで東京・こまばアゴラ劇場で上演される。

平田が主宰する青年団と、同氏が芸術総監督を務めるこまばアゴラ劇場が、2013年度より新たに設立した若い演劇人のための育成機関・無隣館。この無隣館の3期生1年次修了公演となる本作は、平田が1997年に演出家ユニット・【P4】に書き下ろした作品だ。今回、無隣館と青年団有志により、6年ぶりに上演される。

都市近郊の閑静な住宅街。ごく平凡な家庭は、何故か2つのテロを企てる過激派集団のアジトになり……。上演に向け平田は、「個々の善意から生まれた集団が、なぜ狂気に走るのか。『革命日記』は、その答えを探そうとして書かれた作品です」と作品を紹介している。なお本作は、AチームとBチームによるWキャスト制となっている。

平田オリザ コメント

この戯曲は、1997年、安田雅弘さんが演出した「Fairy Tale」という作品の中核をなす物語として書き下ろされました。
当時、私は、「集団と個」の問題ばかりを考えていたように思います。オウム真理教の事件から二年、劇団を主宰する者として、演劇集団とオウム真理教はどこがどう違うのかばかりを考えていたように思います。
個々の善意から生まれた集団が、なぜ狂気に走るのか。「革命日記」は、その答えを探そうとして書かれた作品です。
集団を作るのが難しくなっている今の時代に、無隣館の若い俳優(若くない人もいますが)たちと、この作品に再び取り組めることは、大きな意義があることだと思っています。

青年団・こまばアゴラ演劇学校“無隣館”「革命日記」

2018年4月14日(土)~30日(月・振休)
東京都 こまばアゴラ劇場

作・演出:平田オリザ
出演:
Aチーム
本田けい、坂倉花奈、藤瀬のりこ、吉田庸 / 有吉宣人、飯田一期石渡愛、外桂士朗、多田直人、西風生子、南風盛もえ、坊薗初菜、堀紗織、山村麻由美和田華子
Bチーム
小林亮子、堀夏子中村真生 / 石渡愛、小野亮子木村トモアキ、黒澤多生、鯉沼トキ、多田直人、奈良悠加、西風生子、南風盛もえ、坊薗初菜、矢野昌幸、和田華子

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