作・演出を戸次が務める本作では、とあるマンションの一室に集まった男性5人がサスペンスコメディを繰り広げる。囲み取材には戸次をはじめ、出演者の
「稽古51%、本番49%くらいの割合で、稽古のほうが若干好き」と言う戸次は「稽古が終わって寂しいですが、“観てもらってナンボ”の商売ですから(笑)。楽しんでほしい」と呼びかける。戸次は本郷、青柳、前野、吉沢をキャスティングした理由を「誤解を恐れずに言うと、笑顔が信用できない4人を選びました!」と明かして報道陣の笑いを誘い、続けて「演技に腹黒さや俳優としての“闇”を感じて声をかけました。青柳くんとか、笑いながら目が泳いでいるときがあって……そういうところが魅力的だと思いました(笑)」とキャスト陣に視線を送った。
本郷は、稽古が始まる際に戸次が「ストレスがあったら右手を挙げて。僕がノーストレスの稽古場を作ります」と全体に呼びかけていたとエピソードを紹介。稽古期間中に手が挙がることはなかったと言い、本郷は「戸次さんが全体に目を配ってくれて、素敵な稽古場でした」と信頼を寄せる。これを受けた戸次は「これから手が挙がったらどうしよう……怖いです」と茶目っ気たっぷりに続け、会場を笑わせた。
舞台はひさしぶりだと言う青柳は「楽しみです。キャストやスタッフの皆さんと協力して、よい作品にできたら」と意気込み、前野は戸次の演出について「すごく褒めてくれる。『あそこよかった』とか『最高です!』とか言ってくださるので、ずっと気分がよかったです」と笑い交じりに述べた。
「通し稽古の回数が多かったのですが、それは戸次さんが早くから準備をしてくれていたからだと思います」と稽古を振り返るのは吉沢。吉沢は続けて「僕らは戸次さんからそのバトンを受け取って舞台に立てるので、楽しみです」と胸の内を語った。
また作中で“不老不死”を題材としたストーリーが展開することにちなみ、記者から「不老不死だったら何をしたい?」と質問が飛ぶ場面も。前野は「NASAとかで危険なお仕事をしたいですね……ギャラもいいと思いますし(笑)」と話し、本郷は「ライオンを倒したいです。僕は何度もよみがえって、ちょっとずつダメージを与えたい」とジェスチャーを交えて述べ、記者たちを和ませる。さらに戸次が「死んでもおかしくないようなショーをやって、一生エンタメで食べていきたい」と回答すると、前野が「『またあの死ぬやつでしょ?』って飽きられちゃうんじゃないですか?」とツッコみ、会場を大きな笑いで包んだ。
最後に出席者を代表して、戸次が「この作品のキャラクターは“皆さん以下”の連中ばかりですので、観劇していただいて存分に優越感に浸っていただきたいです(笑)。ぜひ劇場に足をお運びください!」とメッセージを送り、囲み取材は終了した。
精神科医の坂上寛人(青柳)と、その居候である三波秀和(本郷)が暮らすマンションには、坂上の元患者でもある鮮魚店店主の今野正志(前野)も住んでいた。今野の借金の取り立てにヤクザの桐谷憲次(戸次)が現れると、そこへ謎の男・Q(吉沢)が訪れ、三波に「あなたは不老不死になりました」と告げ……。
東京公演は2月13日まで行われ、その後2月16・17日に福岡・福岡国際会議場 メインホール、22日から24日に北海道・道新ホール、3月1日から3日に大阪・森ノ宮ピロティホールにて。
TEAM NACS SOLO PROJECT 戸次重幸「MONSTER MATES」
2019年2月8日(金)~13日(水)
東京都 EX THEATER ROPPONGI
2019年2月16日(土)・17日(日)
福岡県 福岡国際会議場 メインホール
2019年2月22日(金)~24日(日)
北海道 道新ホール
2019年3月1日(金)~3日(日)
大阪府 森ノ宮ピロティホール
作・演出:
出演:
※初出時、北海道公演の曜日に誤りがありました。訂正してお詫びいたします。
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にと @nitokonito
舞台面白かったよなぁ😊と、色々見ていたら当時の会見の様子あった。中身も面白かったけどタイトル秀逸で笑った。
【会見レポート】戸次重幸が本郷奏多らを選んだ理由は“闇”「MONSTER MATES」開幕 https://t.co/Olt9ajksHg