葭本自身が作・演出を手がける本作では、ドラマトゥルクにDULL-COLORED POPの
上演に向け谷は「ドラマトゥルクと言うよりはアドバイザー、第2の脳、別の視点、相談相手・雑談相手、顧問のおじさん、部活のOB、お節介な近所のおばさん……そんな感じで気楽に物を言い合えれば」「葭本未織という若い才能のお役に、少しでも立ちますよう」とエールを送り、葭本は「この物語は、自己の崩壊と再生の物語です。あまりに『いい子』であることを求められすぎたわたしたちへ。ひとりぼっちの夜を、自分自身の輪郭を確かめ抱きしめられる夜にするために。クリスマスはぜひ、新宿眼科画廊へお越しください!」と呼びかけている。
なお本公演では、一部上演回でアフタートークを実施。12月22・23日の終演後には葭本が登壇するほか、12月24日13:00開演回はゲストに松田正隆、25日12:00開演回は谷が参加する。
谷賢一コメント
一言話して「賢いお嬢さんだな」とわかり、メールを一通もらって「大した書き手だな」と驚き、調べてみれば岸田賞候補にもなった若き俊英と知った。それが葭本未織との出会いでした。せっかくのご縁ですので、公演にも参加させて頂くことに致しました。
ドラマトゥルクと言うよりはアドバイザー、第2の脳、別の視点、相談相手・雑談相手、顧問のおじさん、部活のOB、お節介な近所のおばさん……そんな感じで気楽に物を言い合えれば。作・演出・主演という重圧を演じ切るのは大変なことです。気ままな話し相手の一人あることは何かの助けになるでしょう。葭本未織という若い才能のお役に、少しでも立ちますよう。
葭本未織コメント
「劇作家」としてデビューしてから3年が経ちました。
その3年間で経験した、岸田國士戯曲賞への推薦、2都市ツアー、アイ・ホール公演、こまばアゴラ劇場への採択、テレビ出演……。
何もかも、応援してくださった皆さまのおかげです。
そんな皆さまをもっと驚かせたい、もっと慌てさせたい、どうなっちゃうのかわからないぐらいドキドキさせたい。
だからわたしは、本作品で「劇作女優」として再スタートを切りたいと思います。
「劇作女優」とは、自分で書き、自分で演出し、自分で演じる、ということです。
物語を、自分の言葉と肉体で紡ぐ。
それはけして四畳半のしみったれたつぶやきではなく、
あなたの毎日を変えるようなスペクタクルとなるように。
この物語は、自己の崩壊と再生の物語です。
あまりに「いい子」であることを求められすぎたわたしたちへ。
ひとりぼっちの夜を、自分自身の輪郭を確かめ抱きしめられる夜にするために。
クリスマスはぜひ、新宿眼科画廊へお越しください!
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