吹替版のスクルージ役に市村正親、ディケンズ主人公の映画「Merry Christmas!」

11月30日に公開される映画「Merry Christmas!～ロンドンに奇跡を起こした男～」の吹替版に、市村正親が登場する。

本作はイギリスの文豪チャールズ・ディケンズが1843年に発表した小説「クリスマス・キャロル」が生み出される過程を描く映画。市村が担当するのは、クリストファー・プラマー扮するスクルージの声だ。これまでにもミュージカル「『スクルージ』～クリスマス・キャロル～」でスクルージ役を演じてきた市村は、今回の出演に際して「これまでずっとスクルージ役を演じてきた僕にこのお話がくるのは当然だと思いました（笑）」「とても楽しく、最後には幸せな気持ちになる作品ですので、ぜひご期待ください！」とコメントしている。

本作ではディケンズを主人公に、彼の“心の旅”を描くファンタジーが展開。執筆に没頭するうちに小説の世界に入り込んだディケンズは、自身が生み出したキャラクター・スクルージと対話しながら、幼少期の隠された記憶や実父との確執といった問題に直面し……。なおディケンズ役は、2017年の映画「美女と野獣」で野獣役を務めたダン・スティーヴンスが演じる。

「Merry Christmas!～ロンドンに奇跡を起こした男～」は東京・新宿バルト9ほか全国でロードショー。

市村正親コメント

これまでずっとスクルージ役を演じてきた僕にこのお話がくるのは当然だと思いました（笑）。スクルージは物語の初めと終わりで真逆の性格を持つようになり、悪と善のどちらも象徴している異色の主人公。毎回彼を演じることで、僕自身の過去、現在、未来を見つめ直すきっかけをくれるので、とても思い入れの強いキャラクターです。本作ではディケンズがどうやってそんなスクルージを生み出したのかが明かされています。とても楽しく、最後には幸せな気持ちになる作品ですので、ぜひご期待ください！