喜志哲雄が語る、ハロルド・ピンター作品の魅力は“言葉”

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「NTLive × 新国立劇場『誰もいない国』トークショー」が、7月14日に東京のシネ・リーブル池袋で開催された。

「《ナショナル・シアター・ライヴ2017『誰もいない国』》」より。(Photo by Johan Persson)

「《ナショナル・シアター・ライヴ2017『誰もいない国』》」より。(Photo by Johan Persson)

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「《ナショナル・シアター・ライヴ2017『誰もいない国』》」より。

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《ナショナル・シアター・ライヴ2017『誰もいない国』》」の再上映を記念して行われた本企画には、11月に東京・新国立劇場 小劇場で上演される「誰もいない国」の翻訳を手がける喜志哲雄と、演劇ライターの大堀久美子氏が登壇。「誰もいない国」の作者であるハロルド・ピンターの研究者として知られる喜志は、同作およびピンター作品の魅力について、「まさに『言葉』ですね。この『誰もいない国』で言えば、3通りの言葉が出てきます。堅苦しい言葉で探り探り会話が始まり、親しくなるに連れ、徐々に砕けた言葉へと変わっていくのです。さらにこの作品は2幕になると様相がガラッと変わるのですが、セリフだけでなく、俳優の仕草、演技などテキストを読んだだけではわからない部分もやはり見どころですね」と説明した。

また喜志は、11月に行われる「誰もいない国」の公演に向け、演出の寺十吾と打ち合わせを重ねていることを明かすと共に、出演者の柄本明と石倉三郎について、「お二人は古いリアリズムにとらわれていない俳優なので、この作品をどう演じられるか非常に楽しみです」とコメントした。

演出を寺十、翻訳を喜志が手がける「誰もいない国」は、11月8日から25日まで新国立劇場 小劇場にて上演。出演には柄本、石倉のほか、有薗芳記、平埜生成が名を連ねている。

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「誰もいない国」

2018年11月8日(木)~25日(日)
東京都 新国立劇場 小劇場

作:ハロルド・ピンター
翻訳:喜志哲雄
演出:寺十吾
出演:柄本明、石倉三郎、有薗芳記、平埜生成

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