1000ページでつづる“危口統之とはなんだったのか”

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ディレクションブック=BCCKS一〇〇〇本文庫の「KIGUCHI NORIYUKI 危口統之」の内容が明らかになった。

危口統之のメモより。

危口統之のメモより。

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これは、アートディレクター・松本弦人が企画する1000ページのディレクションブック。今年2017年3月に肺がんのため他界した、悪魔のしるし危口統之のスケッチやメモからの抜粋、Twitterのテキスト等を中心に編纂した内容となる予定だ。制作に向けて松本は「ずっと前から、いつか危口くんで1000ページ作ってみたいと思っていました。ノートって外付けHDに、危口くんのほぼすべてが記録されてるように見えます。すごい本になっちゃいそうです」とコメントしている。

なお危口が見つめていたものは、遺したものはなんだったのかを模索するアーカイブプロジェクト「危口統之蒐集計画」が始動。その運営資金を、クラウドファンディングサービス「Ready for」にて現在募集中だ。集まった資金は前述の「KIGUCHI NORIYUKI 危口統之」の発行のほか、作品上演台本のテキスト化、豊田市美術館の展示参加と「搬入プロジェクト」のオープン化、「わが父、ジャコメッティ」等のDVD化、「悪魔のしるし」Webサイトの情報ハブ機能追加・アップデートなどに使われる。「危口統之蒐集計画」のクラウドファンディング募集は12月25日23:00まで。

松本弦人コメント

彼のスケッチブックは、細いペンのハッチングで描いた絵や、設計図の素案、謎のゲームなどのアイデアが沢山詰まっています。
本人は真剣なのかもしれないけれど、なんだかどれも笑ってしまうかんじもある。構造から空間を構築していったんだろうなと思わせるのも興味深いです。
ずっと前から、いつか危口くんで1000ページ作ってみたいと思っていました。ノートって外付けHDに、危口くんのほぼすべてが記録されてるように見えます。すごい本になっちゃいそうです。

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