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ラジオの力伝えるANN50周年記念作、宮近海斗「いつかパーソナリティになりたい」

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「オールナイトニッポン50周年記念舞台『太陽のかわりに音楽を。』」ゲネプロより。

「オールナイトニッポン50周年記念舞台『太陽のかわりに音楽を。』」ゲネプロより。

「オールナイトニッポン50周年舞台『太陽のかわりに音楽を。』」が、本日12月7日に東京・博品館劇場で開幕。これに先駆け、本日ゲネプロと囲み取材が行われた。

人気ラジオ番組「オールナイトニッポン」の50周年を記念して制作された本作は、脚本を正岡謙一郎、演出をはえぎわのノゾエ征爾が手がける群像劇。キャストには別所哲也、宮近海斗(Travis Japan / ジャニーズJr.)、高田翔(ジャニーズJr.)、 小松利昌西原亜希、KAKUTAの成清正紀、はえぎわの川上友里、蒼乃菜月が名を連ねている。

宮近が演じるのは、「オールナイトニッポン」のパーソナリティを務めるミュージシャンのトロイ。自身の番組にやりがいを感じられないトロイは、ひょんなことから番組が誕生したばかりの1967年にタイムスリップしてしまう。そこで出会ったのが、別所演じるパーソナリティの糸居志郎や、高田扮するアルバイトスタッフの三雲淳ノ介らだ。彼らと番組を作っていく中で、トロイのラジオに対する思いは次第に変化していく。

本作のテーマである音楽、そして別所演じる糸居のモデルとなったラジオDJ・糸居五郎にちなみ、ステージ上には平積みされたレコードを彷彿とさせる舞台美術が組まれ、舞台中央にはラジオブースを設置。実際にラジオパーソナリティとしても活動する別所は、柔らかな語り口調で聴衆を魅了する糸居を好演し、ジャニーズ事務所主催以外の公演に初出演となる宮近は、数奇な運命に翻弄されながらも、ラジオという文化に対峙するトロイを力強く演じる。また「Finding Mr.DESTINY」の主演で知られる高田は、演芸好きな心優しい大学生・三雲として、宮近とテンポのよい掛け合いを見せた。

ゲネプロ後に行われた囲み取材には、別所、宮近、高田に加え、演出のノゾエが出席。役作りについて問われた別所は「実在の人物がモデルになっているので、資料をたくさん読んでキャラクター像を作り上げていきました」と制作過程を振り返る。続く宮近は「僕らの世代ってラジオにあまり馴染みがないと思うんですけど、この舞台がきっかけになって、いろいろな人にラジオを聴いてもらえたらうれしいです」と観客に語りかけ、「いつか『オールナイトニッポン』のパーソナリティになりたいです」と抱負を述べた。

初共演となる宮近との関係性について高田は「はじめは緊張したんですが……2人でご飯に行ったこともあって、次第と三雲とトロイのような関係になっていきました」とニコリ。また演出のこだわりについて問われたノゾエは「『太陽のかわりに音楽を。』というタイトルに沿って、音楽の力を作品にそのまま乗せればいいんだと思い、使用楽曲をどんどん増やしていった結果、“音楽劇”のような感じになりました(笑)」とはにかみ、「『太陽のかわりに音楽を。』は、舞台版『オールナイトニッポン』と言っても過言ではないと思います」と自信を見せる。最後に別所が「『オールナイトニッポン』を愛してくれているリスナーの方やスタッフの皆さんにぜひ観てほしいです」と挨拶し、取材は終了。上演時間は休憩なしの約2時間。公演は12月17日まで。

「オールナイトニッポン50周年記念舞台『太陽のかわりに音楽を。』」

2017年12月7日(木)~17日(日)
東京都 博品館劇場

脚本:正岡謙一郎
演出:ノゾエ征爾
出演:別所哲也、宮近海斗(Travis Japan / ジャニーズJr.)、高田翔(ジャニーズJr.)、 小松利昌西原亜希、成清正紀、川上友里、蒼乃菜月

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