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「寿新春大歌舞伎」で右近6歳が宙乗り披露、右團次「懸命に努力精進を」

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「寿新春大歌舞伎」が、昨日1月3日に東京・新橋演舞場にて開幕した。

初代市川右近改め三代目市川右團次の襲名披露、および右近の長男・武田タケルの二代目市川右近としての初舞台となる本公演。夜の部には襲名披露口上が行われる。

初日の1月3日には、右團次が「長年名乗ってまいりました市川右近の名を改めまして、市川右團次の名跡を三代目として襲名いたす運びと相成りましてござりまする」と挨拶。「81年ぶりの市川右團次の復活、この上は代々の右團次の名を辱めることのないよう懸命に努力精進を重ねて参る所存にござります」と決意を語った。

続く右近は、「いずれもさま、ご機嫌よろしゅうございます。この度、父の名跡市川右近を二代目として襲名いたす運びと相成りましてござりまする。どうぞよろしくお願い申し上げ奉りまする」と口上。市川猿之助は「新右近さんは昼の部、6歳で宙乗り・早替りを立派に成し遂げており、これからが楽しみでございます」と太鼓判を押した。公演は1月27日まで。

市川猿之助 口上

長年叔父猿翁の元で修業されていた右近さんが大名跡を襲名することになり、澤瀉屋にとっても光栄なことです。
門閥外の人を抜擢するなど人材教育に心血を注いでおり、その右近さんが大名跡を襲名することは澤瀉屋にとって、誠に嬉しいこと。
また新右近さんは昼の部、6歳で宙乗り・早替りを立派に成し遂げており、これからが楽しみでございます。

市川海老蔵 口上

(今回の襲名を)自分の事のように嬉しく思っています。
9年前、自分の結婚披露宴の折に右團次を復活しようという話を、右近さんと父の團十郎と話したことがあり、それが今日こうした形で叶い、このように嬉しいことはありません。
右近さんは、澤瀉屋の型で「義経千本桜」の四の切を演じたいという際に、手取り足取り教えていただいた恩人です。

市川中車 口上

父の猿翁を41年の長きにわたって、そして澤瀉屋を支えてくださった右近さんの襲名、父に成り代わりましてお祝い申し上げます。
私が歌舞伎の世界に入りましてから、歌舞伎のこと、澤瀉屋の事をいろいろ教えて頂き、ただただ感謝の言葉しかありません。
心よりお祝いを申し上げます。

三代目市川右團次 口上

長年名乗ってまいりました市川右近の名を改めまして、市川右團次の名跡を三代目として襲名いたす運びと相成りましてござりまする。
81年ぶりの市川右團次の復活、この上は代々の右團次の名を辱めることのないよう懸命に努力精進を重ねて参る所存にござります。

二代目市川右近 口上

いずれもさま、ご機嫌よろしゅうございます。
この度、父の名跡市川右近を二代目として襲名いたす運びと相成りましてござりまする。
どうぞよろしくお願い申し上げ奉りまする。

「寿新春大歌舞伎」

2017年1月3日(火)~27日(金)
東京都 新橋演舞場

昼の部:通し狂言「三代猿之助四十八撰の内 雙生隅田川」
夜の部:「源平布引滝 義賢最期」、三代目市川右團次襲名披露 口上、「錣引 摂州摩耶山の場」「猿翁十種の内 黒塚」

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