ステージナタリー - 舞台・演劇の最新ニュースを毎日配信

憎しみの“おさがり”テーマの「さがり」に小川菜摘「客席が凍りつく作品に」

94

「さがり」フォトセッションの様子。前列左から、椿鬼奴、小川菜摘、黒沢かずこ、後列左から金成公信、平田裕一郎、兼崎健太郎。

「さがり」フォトセッションの様子。前列左から、椿鬼奴、小川菜摘、黒沢かずこ、後列左から金成公信、平田裕一郎、兼崎健太郎。

家城啓之が作・演出を手がける「さがり」の記者会見が昨日8月24日に行われ、出演者の小川菜摘椿鬼奴森三中黒沢かずこギンナナの金成公信、平田裕一郎兼崎健太郎が登壇した。

本作は、小川とYOUが姉妹を演じた「ねじこみ」に続き、家城が作・演出を担当する「姉妹シリーズ」の第2弾。今回は小川と椿が姉妹に扮し、憎しみの“おさがり”をテーマにした物語が展開される。

小川は自身が演じる売れない小説家・下川百合子について「殺意や嫉妬を“おさがり”として妹に託していく、闇を抱えた女」と説明。どんな作品になるかと問われると「これだけ芸人さんが揃っているので笑いも盛りだくさんですが、最後はお客さんが凍りつくような芝居になると思いますよ」と予想する。「前作の『ねじこみ』も客電がついているのに、拍手も起きずにシーンとしている回があったりして。今回もそんな怖い感じに仕上がるんじゃないでしょうか」と続けた。

椿は、小川演じる百合子の妹・さくら役。「家城さんの作品には13年くらい前からお世話になっていて、付き合いも長いので私がセリフを覚えられないっていうのもご存知のはず。だからセリフを少なくしていただけるんだろうな……」と淡く期待する。すかさず小川から「それはダメです!」とツッコミが入ると、最近ではiPhoneで録音してセリフを覚えるやり方で乗り切っているエピソードを披露。小川が「それなら大くん(椿の夫であるグランジの佐藤大)と一緒にできるもんね」と夫婦仲のよさをうらやましがると、椿は「お金だけないですけど……。今日も主人はボートレース場に行っています」と漏らし、記者たちの笑いを誘う。

家城の作品に初挑戦する黒沢は、百合子の隣人である篠田涼子を演じる。百合子から強烈な憎悪を向けられる役どころについては「他人を嫉妬してばかりなので、される立場になったことがありません。真逆の役を演じるのが楽しみです」とコメント。また前作「ねじこみ」が衝撃的な作品だったという感想を耳にしており、「そんな作品に入れていただいてありがとうございます。初めてで怖いのですが、みなさんに助けていただけると思うのでよろしくお願いします」と挨拶した。

涼子の夫で刑事の篠田春樹を演じる兼崎は「日に日に涼子の愛を重く感じて、百合子と一瞬関係を持ってしまう、そんな役どころです」とひと言。夫婦役の黒沢とは初共演だが「結婚している役どころなので、ふだんからコミュニケーションを密に取って、ごはんでも食べに行けたらと思います」と話すと、黒沢は「でも私、男性は減点法で見ちゃって厳しいから!」と牽制する。春樹の後輩・風間龍一を務める平田は「作品の中で起きた事件を解明しようと奔走する刑事役です」と自身の役どころを紹介した。

金成は「(家城が)芸人をやめて脚本家に集中する1作目なので本当に楽しみ」と期待する。また会見に着用してきた、小川からプレゼントされたという犬がプリントされたTシャツをアピールし、「(プリントされた3匹の犬は)浜田さんと2人の息子さんと解釈しています。浜田家を背負ってがんばりたいと思います!」と意気込み、小川を笑わせていた。

「さがり」は、11月28日から12月4日まで東京・神保町花月にて上演される。なお「姉妹シリーズ」の第3弾として、2017年9月25日から10月1日まで東京・シアターサンモールでの公演が決定。小川菜摘、平田敦子、シソンヌの長谷川忍、久保田秀敏が出演する予定だ。

「さがり」

2016年11月28日(月)~12月4日(日)
東京都 神保町花月

脚本・演出:家城啓之
出演:小川菜摘椿鬼奴黒沢かずこ森三中)、金成公信(ギンナナ) / 平田裕一郎兼崎健太郎

ステージナタリーをフォロー