こまつ座「木の上の軍隊」に出演の松下洸平、「新しい作品として届けたい」

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こまつ座「木の上の軍隊」が、11月10日から27日まで、東京・紀伊國屋サザンシアターにて上演される。

松下洸平

松下洸平

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山西惇

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「木の上の軍隊」は、2010年に亡くなったこまつ座・井上ひさしの原案をもとに、2013年にモダンスイマーズの蓬莱竜太によって書き下ろされた作品。沖縄県・伊江島で、戦中戦後の2年をガジュマルの木の上で過ごした2人の日本兵の物語だ。

3年ぶりの上演となる今回、上官役の山西惇はそのままに、新兵を松下洸平が、語る女を普天間かおりが演じる。上演にあたり松下は、「多くの方に愛された戯曲を共演者の皆様と考えながら、新しい『木の上の軍隊』をお届けできるよう精一杯演じさせて頂きます」とコメント。普天間は「舞台初挑戦ではありますが、沖縄のアイデンティティをそっと胸に抱きながら精一杯取り組みます」と意気込みを語った。また山西は、本作が「間違いなく自分の俳優人生の節目となる作品だった」と振り返り、「今の自分の全てを注ぎ込んで、もう一度、この壮絶な作品に立ち向かう覚悟です」と力強く述べている。チケットは9月に発売予定。

松下洸平コメント

昨年、演出の栗山民也さんから「木の上、よろしくな。」と仰って頂いた日から、僕の頭の中にはいつもこの作品があります。初演の客席で、涙を拭きながら精一杯の拍手をしていたのを今でも覚えています。出演が決まり、嬉しくもあり時々まだ夢なのではないかと疑う日もあります。
多くの方に愛された戯曲を共演者の皆様と考えながら、新しい「木の上の軍隊」をお届けできるよう精一杯演じさせて頂きます。

普天間かおりコメント

はじめまして。「木の上の軍隊」に出演させていただきます普天間かおりです。
大切なメッセージが込められたこの素晴らしい作品に加われますことを心から嬉しく光栄に思っています。
舞台初挑戦ではありますが、沖縄のアイデンティティをそっと胸に抱きながら精一杯取り組みます。
ぜひ劇場へお越しくださいませ。

山西惇コメント

「木の上の軍隊」は、間違いなく自分の俳優人生の節目となる作品だった、と思います。モチーフである史実の重さ、原案の井上さん、脚本の蓬莱さん、演出の栗山さん、それぞれの思い、それら全部を引き受けて、舞台上の木の上で「上官」として生きる、という体験は、精神的にも肉体的にも凄絶なもので、経験や技量を超えた「俳優に必要な何か」を自分に掴ませてくれた作品だと思うからです。初演から3年、新たな共演者と作る、新たな「木の上の軍隊」。
今の自分の全てを注ぎ込んで、もう一度、この壮絶な作品に立ち向かう覚悟です。

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こまつ座「木の上の軍隊」

2016年11月10日(木)~27日(日)
東京都 紀伊國屋サザンシアター

原案:井上ひさし
作:蓬莱竜太
演出:栗山民也
出演:山西惇松下洸平、普天間かおり / 有働皆美(ヴィオラ)

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ちくわぶ。 @ume_omusubiman

今日、おかわりタイムしてきました。土日お暇なら絶対行ったほうがいいです>> こまつ座「木の上の軍隊」に出演の松下洸平、「新しい作品として届けたい」 https://t.co/IthJdNTRmA

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