開幕に際し、原作者の梶尾真治、脚本・演出を手がける
梶尾のSF小説「クロノス・ジョウンターの伝説」を原作にしたオリジナル作品のシリーズ上演を重ねてきたキャラメルボックス。「きみがいた時間 ぼくのいく時間」は2008年以来の再演となる。今回はシリーズの新作として成井が「フォーゲット・ミー・ノット」を書き下ろし、この2作品を同タイミングで上演。またキャラメルボックスの“ダブルチャレンジ”と題し、14人の劇団員が両作品に出演する。
梶尾真治コメント
大阪公演で一足はやく鑑賞させていただきました。「きみ・ぼく」の再構成もとてもテンポが良くなっていたな、と感心しました。成井さんの手による新作も工夫を凝らしてあり、さすが、感動のクライマックスに導かれました。あえて申し上げれば設定や登場人物がだぶりますので、『きみがいた時間 ぼくのいく時間』を先に観て『フォーゲット・ミー・ノット』の順でご覧になることをお薦めします。原作者も驚く楽しさですよ。
成井豊コメント
39年前にしか行けないタイムマシン、クロノス・スパイラル。このタイムマシンに乗って、二人の男が39年に行きます。一人は妻を救うために。一人は母を幸せにするために。描きたかったのは、二人の男の熱い思い。ぜひともその目で見届けてください。
阿部丈二コメント(「きみがいた時間 ぼくのいく時間」主演)
僕が演じる秋沢里志は33歳の時に最愛の妻を事故で亡くします。その歴史を変えるために、39年前にしか行けない、行ったら戻って来られないタイムマシン「クロノス・スパイラル」に乗り39年前へ飛びます。そして39年間事故の日を待ち続けます。しかし72歳になったある日、病に倒れ運命の日まで生きられない事を宣告されます。一人の男の孤独で壮絶な人生を全身全霊で演じます。是非劇場で見届けて下さい。
筒井俊作コメント(「フォーゲット・ミー・ノット」主演)
キャラメルボックス31周年。その最初の公演には、2つの作品をご用意しました。
作・演出の成井豊が「『きみがいた時間 ぼくのいく時間』を嵐とするなら、『フォーゲット・ミー・ノット』はそよ風のような作品にしたい。」と言っていました。まさにその通り、それぞれ全く雰囲気の異なる作品になりました。どちらか1本でも結構ですが、両作品ご観劇いただけると、より楽しめます。ぜひ劇場に、嵐とそよ風を感じに来てください。お待ちしています。
※動画は現在非公開です。
演劇集団キャラメルボックス2016 ダブルチャレンジ 「クロノス・ジョウンターの伝説『きみがいた時間 ぼくのいく時間』『フォーゲット・ミー・ノット』」
2016年3月11日(金)~27日(日)
東京都 サンシャイン劇場
きみがいた時間 ぼくのいく時間
原作:梶尾真治(「クロノス・ジョウンターの伝説」より)
脚本・演出:
演出:成井豊、
出演:
フォーゲット・ミー・ノット
原案:梶尾真治(「クロノス・ジョウンターの伝説」より)
脚本・演出:成井豊
演出:成井豊、真柴あずき
出演:
演劇集団キャラメルボックスのほかの記事
リンク
- キャラメルボックス2016ダブルチャレンジ『きみがいた時間 ぼくのいく時間/フォーゲット・ミー・ノット』| 演劇集団キャラメルボックス
※記事公開から5年以上経過しているため、セキュリティ考慮の上、リンクをオフにしています。
なお @nanocha
キャラメルボックスのダブルチャレンジに梶尾真治「原作者も驚く楽しさ」 https://t.co/LAwBVclVl1