Y! A! N! O!で大団円!「矢野フェス」3度目も大成功

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音楽プロデューサー矢野博康の企画によるライブイベント「YANO MUSIC FESTIVAL 2013」が、9月15日に東京・恵比寿ザ・ガーデンホールにて開催された。

「YANO MUSIC FESTIVAL 2013」エンディングの様子。

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「YANO MUSIC FESTIVAL 2013」オープニングの様子。

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堀込泰行(左)と秦基博(右)のデュエットシーン。

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土岐麻子(左)と秦基博(右)のデュエットシーン。

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「矢野フェス」初登場のRHYMESTER。

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熱唱するバカリズム。

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矢野とゆかりの深いアーティストが集い、独自のセンスでポップを追求するアーティストばかりが集まる「矢野フェス」。3度目の開催となった今回は、皆勤賞の堀込泰行堂島孝平土岐麻子南波志帆、2回連続出演となった秦基博とバカリズム、初出場のRHYMESTERと、総勢7組がライブを繰り広げた。

自称「矢野フェス永遠のオープニングアクト」南波志帆は、この日のゲスト秦基博の提供曲「髪を切る8の理由。」など3曲を歌い、マイペースなトークで会場を温めた。南波がステージを去ると場内は暗転し、BGMに合わせて強烈なレーザービームが会場中を駆け巡る。一転、舞台に華やかな明かりがともると、ステージ上段に大勢のチアガールが登場。「矢野フェスバンド」が奏でるのは、どこか聞き覚えのあるフレーズだ。ド派手なイントロが明けると、チアガール集団の中央にはタキシードで決めた矢野の姿が。矢野は「ドリフ大爆笑」テーマソングの完コピ演奏による「矢野ミュージックフェスティバル2013のテーマ」に合わせてゆるやかなダンスを踊る。あまりに華やかすぎるオープニングに場内はドッとどよめいた。

オープニングテーマが終わると、続いて恒例のマイクリレーへ。矢野はRHYMESTERの「ONCE AGAIN」、RHYMESTERは秦基博の「鱗」、秦は土岐麻子の「Gift ~あなたはマドンナ~」、土岐はバカリズムとともに「カナシミブルー」、堂島孝平は堀込泰行がかつてキリンジで歌った「太陽とヴィーナス」とリレー形式で歌い、最後は泰行が「太陽とヴィーナス」を歌いながら登場した。かつてフジテレビ系列で放送された音楽番組「夜のヒットスタジオ」のオマージュだ。

最後にマイクを持った泰行はトップバッターとして残り、まずは未発売のナンバー「Oh Oh Oh」を披露した。彼がキリンジ脱退後にソロとしてライブを行うのは、「加賀温泉郷野外フェス 2013」に続いて2度目。ひさびさのステージに期待を寄せるファンを前に、ソロとなって初の新曲「マルガリータ」など5曲を歌い上げた。さらに泰行は秦を呼び込み、「矢野フェス」ならではのコラボレーションを展開。「YANO MUSIC FESTIVAL 2011」ではこの2人でキリンジのナンバー「エイリアンズ」を披露したが、今回は秦の代表曲「アイ」をデュエットした。

矢野を交えた3人のトークのあとは、秦がそのままステージに残り、2番手を務める。3曲目の「やわらかい気配」は土岐への提供曲で、ここでは土岐本人を交えてデュエットを披露した。なお土岐は本来出演を予定していなかったが、自ら「どうしても歌いたい」と矢野に申し出てこの1曲のために参加したという。そしてラストの「メトロフィルム」では、冒頭の印象的なトライアングルの音色を矢野が再現した。

矢野、秦、泰行、土岐のトークを挟み、続いて登場したのは「矢野フェス」初参加のRHYMESTER。ステージ上に運びこまれたDJブースにDJ JINがスタンバイし、Mummy-Dと宇多丸が観客を煽る。宇多丸は「せっかくここに来てるんだから、『矢野フェス』ならではの、ここでしか観られないものをやろうと思うわけですよ」と矢野フェスバンドを呼び込み、ターンテーブルで奏でるビートにバンドサウンドのグルーヴを融合させたセッションで「Deejay Deejay」を披露した。さらに宇多丸は「イベントを盛り上げる一番の方法を知ってるんですよ。主催者を呼ぶっていう」と矢野を呼び込む。矢野のドラムプレイによる「ONCE AGAIN」「into the night」「The Choice Is Yours」で場内は異様な熱気に包まれた。

続いてのゲスト・バカリズムは前回、アイドリング!!!のステージに“乱入”する形で登場したが、今回はボーカリストとして参加した。サングラスをかけ、首にはサックスをぶら下げ、とある友人をギタリストとして引き連れステージへ。アコースティックギターの伴奏に乗せて、地球の60億という人口の中で巡り会う奇跡を描いたオリジナルソング「AVを見た本数は経験人数に入れてもいい」を熱唱。さらになぜかもう1度同じ曲を朗々と歌い上げ、観客を唖然とさせた。

そして前回に引き続きトリを務めた堂島孝平は1曲目の「6AM」から「行くぞー! 行くしかないぞー!」とヒートアップ。「待ち疲れたよー。最後の最後だけど、この時間を精一杯、芳醇な時間にしたいと思っています!」と力強く宣言した。3曲目の「ハヤテ」では、この曲がお気に入りだという矢野もドラムで参加。終盤には大学の先輩・後輩でもある矢野と小松のドラムバトルも展開された。そしてラストの「き、ぜ、つ、し、ちゃ、う」ではステージ上段に再びチアガールが集合し、華やかなフィナーレを迎えた。

エンディングは出演メンバー全員がステージに上がり、西城秀樹の「YOUNG MAN(Y.M.C.A.)」を熱唱。「Y! M! C! A!」を「Y! A! N! O!」に替え、会場内の全員で「Y! A! N! O!」ポーズを決めた。

YANO MUSIC FESTIVAL 2013
2013年9月15日(日)恵比寿ザ・ガーデンホール セットリスト

南波志帆(オープニングアクト)

01. たぶん、青春。
02. プールの青は嘘の青
03. 髪を切る8の理由。

オープニング

01. 矢野ミュージックフェスティバル2013のテーマ
02. メドレー
矢野博康「ONCE AGAIN」
RHYMESTER「鱗」
秦基博「Gift ~あなたはマドンナ~」
土岐麻子×バカリズム「カナシミブルー」
堂島孝平「太陽とヴィーナス」
堀込泰行「太陽とヴィーナス」

堀込泰行

01. Oh Oh Oh
02. PING&PONG
03. マルガリータ
04. クレイジーサマー
05. Red Light, Blue Light ,Yellow Light
06. アイ / 堀込泰行×秦基博

秦基博

01. グッバイ・アイザック
02. 今日もきっと
03. やわらかい気配 / 秦基博×土岐麻子
04. Girl
05. メトロフィルム

RHYMESTER

01. JIN-TRO
02. ゆめのしま
03. Deejay Deejay with 矢野フェスバンド
04. ONCE AGAIN with 矢野フェスバンド+矢野博康
05. into the night with 矢野フェスバンド+矢野博康
06. The Choice Is Yours with 矢野フェスバンド+矢野博康

バカリズム

01. AVを見た本数は経験人数に入れてもいい
02. AVを見た本数は経験人数に入れてもいい

堂島孝平

01. 6AM
02. ベンジャミン、空を睨む
03. ハヤテ
04. あのコ猫かいな
05. き、ぜ、つ、し、ちゃ、う

エンディング

01. YOUNG MAN(Y.M.C.A.)

※記事初出時、本文中に事実とは異なる記載がありました。訂正してお詫びいたします。

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モモタロ&おやびん @55momotaro

一緒に「やわらかい気配」を歌ったのは2013年👀
【音楽ナタリー】Y! A! N! O!で大団円!「矢野フェス」3度目も大成功
https://t.co/YXs0UbP53g

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