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タコ・山崎春美の文筆仕事まとめた本「天國のをりものが」

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タコ、ガセネタといったバンドの中心人物であり、1970年代後半から80年代にかけてサブカルチャーシーンにさまざまな影響を及ぼしたライター / 編集者の山崎春美。彼のこれまでの文筆仕事をまとめた書籍「天國のをりものが:山崎春美著作集1976-2013」が河出書房新社から発売される。

1970年代後半に当時高校生だった山崎は、阿木譲が編集長を務めた雑誌「ロックマガジン」でデビュー。上京後に松岡正剛の「遊塾」へ入塾して「遊」の編集を務めるかたわら、伝説の自販機本「X-magazine JAM」「HEAVEN」で「鈴木いづみとのベッドインインタビュー」「山口百恵宅のゴミ漁り」などの衝撃的な企画に携わった。また精神科医・香山リカの名付け親であることや、マンガ家・蛭子能収の一般誌デビューを後押ししたことでも知られている。

このほか音楽面でもパンクバンド・ガセネタや、佐藤薫、遠藤ミチロウ、町田町蔵、坂本龍一、工藤冬里、篠田昌已、上野耕路、杉山晋太郎、宮沢正一らがゲスト参加した前衛音楽グループ・タコの中心メンバーとして活動。ステージ上で自傷する「自殺未遂ライブ」や、日比谷野外大音楽堂のアンダーグラウンドイベント「天国注射の昼」などを開催しインディーズシーンで注目を集めた。

山崎にとって初の単著となる今回の書籍は、幻のデビュー作から3万字におよぶ書き下ろしテキスト「著作解題」までの、これまでの文筆仕事を自選でまとめたもの。装丁は「HEAVEN」のデザインを手がけた羽良多平吉が手がけている。

なお、この書籍の発売を記念して山崎春美は8月28日に東京・渋谷UPLINK FACTORY、9月22日にディスクユニオン池袋店、9月27日に紀伊國屋書店新宿本店でトークイベントを実施。渋谷UPLINK FACTORYには野々村文宏(和光大学教員)、ECD、畠中実(ICC学芸員)、ディスクユニオン池袋店には湯浅学、紀伊國屋書店新宿本店には香山リカ、祖父江慎(デザイナー)がゲストとして登場する。池袋と新宿は観覧無料で、「天國のをりものが」購入者に整理券を配付。池袋のみ石井モタコ(オシリペンペンズ)とのCD-Rが来場者にプレゼントされる。

山崎春美の覆水盆に返らず ~祝・単行本初出版!!!「天國のをりものが」~

2013年8月28日(水)東京都 渋谷UPLINK FACTORY
<出演者>
野々村文宏 / ECD / 畠中実 / 山崎春美

ロックの王道と邪道 ~ハルミもアケミもみんなでROCK! 今野雄二も中村とうようも内田裕也も阿木譲も~

2013年9月22日(日)東京都 ディスクユニオン池袋店
<出演者>
湯浅学 / 山崎春美

HEAVEN今昔物語 ~「ムカシは良かった」なんて言わせない / 「今のヒトは幸せ」なわきゃない~

2013年9月27日(金)東京都 紀伊國屋書店新宿本店
<出演者>
香山リカ / 祖父江慎 / 山崎春美

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