[細野晴臣] キリンラガーCMでYMOが復活

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日本が世界に誇るテクノポップのパイオニア・YMO(イエロー・マジック・オーケストラ) が、2月3日からオンエアされるキリンラガービール/キリン クラシックラガーのCMに出演。YMOとして彼ら3人が集まるのは、1993年の再生コンサート以来、実に14年ぶりだ。

YMO出演CMはキリンラガービールのサイトでメイキング映像とともに現在配信中。このCMではこれまでも、「時代は変わる、ラガーは変わるな」というキャッチコピーのもと、時代を超えて愛され続ける70~80年代のアーティストを出演させて話題になっている。YMOの出演は、サディスティック・ミカ・バンド、寺尾聰 With Friends、チューリップに続く第4弾。ちなみにドラマーの高橋幸宏はサディスティック・ミカ・バンドに続いて2度目の登場だ。

CMで3人が演奏するのは「RYDEEN 79/07 」。YMOを語る上で外せない代表曲「ライディーン」を現代風に新しくアレンジしなおしたナンバーだ。28年の月日を経て、さらなる進化を遂げたサウンドは必聴。

また、CM放映開始と同時に「RYDEEN 79/07 」の音楽配信もスタート。特設サイトでは着うた・PCあわせて44のサービスが配信先としてリストアップされている。

木村カエラを迎えて復活したサディスティック・ミカ・バンド、18年ぶりに音楽活動を再開した寺尾聰など、歴代のラガーCM出演者は放送後にも新作リリースやライブなどを行っている。もしかして同じようにYMOもライブを行うのでは?と、ファンとしては期待してしまうところだが、いまのところ「CMのなかだけでの再結成」だそうだ。

高橋幸宏とは?

1952年生まれ、東京都出身。高校時代からスタジオミュージシャンとして活躍し、武蔵野美術大学在学中の1972年にサディスティック・ミカ・バンドへドラマーとして加入。その後1978年に細野晴臣、坂本龍一とともにYELLOW MAGIC ORCHESTRA(YMO)を結成し国内外に大きな影響を残こし、1983年に「散開」。その後ソロ活動と併行し鈴木慶一とのユニットTHE BEATNIKSや、原田知世、高野寛らと結成したpupaなどで活躍する。また細野とのユニットSKETCH SHOWや、SKETCH SHOWに坂本が加わったHASYMOやYMOなど、名義を使い分け不定期に活動。ソロとしては、1978年の「Saravah!」以降コンスタントにアルバムを発表し続けた。2013年7月には、ジェームス・イハなどを迎えた新バンド「In Phase」とともに、バンドサウンドを展開したオリジナルアルバム「LIFE ANEW」を発表した。2014年1月に小山田圭吾(Cornelius)、砂原良徳、TOWA TEI、ゴンドウトモヒコ、LEO今井の5人をメンバーに迎えたバンド「高橋幸宏 & METAFIVE」として一夜限りのスペシャルライブを実施する。このステージが好評を集め、その後も複数のライブイベントに出演。同年9月公開の映画「攻殻機動隊ARISE border:4 Ghost Stands Alone」ではエンディングテーマ「Split Spirit」を書き下ろし、翌2015年にはグループ名を「METAFIVE」へと改めた。 2022年に音楽活動50周年を迎え、同年9月には親交のあるアーティストたちが出演するアニバーサリーライブが行われた。2023年1月11日、脳腫瘍により併発した誤嚥性肺炎で70歳で亡くなった。

なお現在発売予定となっている「細野晴臣トリビュート(仮)」は、坂本龍一のレーベル「commmons」からリリースされ、高橋幸宏の参加が決定。間接的ではあるがメンバー全員集合のアルバムとなった。YMOとしての活動以外にも、彼ら3人の動向から目が離せない。

キリンラガービール オフィシャルサイト

RYDEEN 79/07 特設サイト

読者の反応

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ヒカル™🍺🥃🎸🎧 @crazyhikaru

@seuted CMに出てたのは覚えてましたが、ビールのCMだったというのは全然記憶になかったです😅
https://t.co/ilGDgJCWLB

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