5月18日に福岡・海の中道浜公園野外劇場にて野外イベント「CIRCLE'13」が開催。8組のアーティストたちが登場し、約6500人の音楽ファンを魅了した。
雨も心配されたこの日は晴天で、気温も23度前後とフェス日和に恵まれた。来場者たちはビール片手にシートに横になったり、テントを設営したりと思い思いのスタイルでイベントに臨んだ。またこの日は子供連れも多く見受けられ、開演前から和やかな雰囲気が会場を満たしていた。
イベントの始まりを告げたのは在日ファンク。フロントマンの浜野謙太が大きな歓声に迎えられながらステージに登場すると会場は一気にライブモードに変わっていった。バンドは「嘘」「京都」といった人気曲を次々とプレイ。最後は「爆弾こわい」を速めのBPMでプレイし観客を踊らせ、トップバッターとして必要以上のパフォーマンスを見せつけた。在日ファンクからバトンを受けたEGO-WRAPPIN' AND THE GOSSIP OF JAXXは「BRAND NEW DAY」からライブをスタート。序盤から攻撃的なナンバーを繰り出したかと思えば、中盤では「love scene」「A LOVE SONG」を立て続けに演奏し、会場をほのぼのとした雰囲気で満たしていった。さらに中納良恵(Vo)がキーボードを弾きながら歌ったバラード曲「水中の光」、ライブ定番曲「サイコアナルシス」、新作アルバム収録の「10万年後の君へ」など新旧の楽曲を織り交ぜ、最後は「GO ACTION」を演奏して会場に一体感を作り上げた。
観客を乗せまくった2組に続いて登場したハナレグミは、カーティス・メイフィールド「People Get Ready」の弾き語りからゆったりとライブを開始。その後キーボードとベースを迎え入れた編成で「明日天気になれ」や西岡恭蔵の名曲「プカプカ」のカバーなどを演奏していく。「オアシス」では、ステージに
イベント後半は細野晴臣のステージから幕開け。細野は伊藤大地(Dr /
会場が暗くなると、「こんにちは、ケビン・コスナーです」という挨拶でステージに現れたのはレキシ。軽妙なトークで観客の心をつかむと、「福岡武士~」と歌いながら「きらきら武士」へ。会場はこの日一番と言える一体感を見せ、あまりの盛り上がりに池田貴史(Key, Vo)自身が戸惑う姿も見られた。そして「会場にお越しの……春日局様」と観客を巻き込んだMCを挟み、「大奥」を投下し熱狂をさらなるものへ。続いて「古墳へGO!」で盛り上がりに拍車をかけると、シャカッチ、カブキちゃんが登場した「狩りから稲作へ」を披露。大喝采の中、向井秀徳アコースティック&エレクトリックへとたすきを渡した。この日のトリを務めた向井秀徳アコースティック&エレクトリックは「SAKANA」「はあとぶれいく」といった楽曲で独特の雰囲気を演出。本編終盤でNUMBER GIRLの名曲「鉄風 鋭くなって」「転校生」を繰り出し福岡のファンの大喝采を浴びると、アンコールでは「福岡の後輩の曲を……」と前置きしてYUI「CHE.R.RY」のカバーを演奏し会場を沸かせた。さらに向井はNUMBER GIRL「IGGY POP FAN CLUB」を届け、この日のハイライトと言える場面を生み出した。
リンク
- CIRCLE '13 2013.5.18 (土) @福岡・海の中道海浜公園 野外劇場
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音楽ナタリー @natalie_mu
名曲、カバー、ゲスト続々!福岡「CIRCLE」6500人を魅了 http://t.co/wBGZ21d6bh