5月25日に全国公開される映画「俺俺」に、
「俺俺」は第5回大江健三郎賞受賞の星野智幸による小説を、「時効警察」「週刊真木よう子」「インスタント沼」などで知られる三木聡が監督し、亀梨和也(
以前、三木監督が手がけたドラマ「熱海の捜査官」で主題歌を担当した椎名林檎は「毎度のことながら、美人を面白可笑しく描かれることに関して、三木聡かんとくは、吉田戦車せんせいと競っておいでですよね。(中略)なにより超大作の完成、ほんとうにおめでとうございます」とコメント。またヒャダインは、劇中の均のように“俺”が増殖していったら?と自分に置き換えて「代わりに曲書いといて!好きなゲーム一緒にやりたい!と、自分の複製に夢を見ていたのですが、うん。やっぱそうだよね。現代社会のユートピア幻想をぶち壊された、そんな気もします。ありえない設定の中にある残酷なリアル!」と評している。
なお本作の主題歌はKAT-TUNの新曲「FACE to Face」で、5月15日にシングルとしてリリースされる。
「俺俺」著名人コメント
椎名林檎
三木聡かんとくの新作と聴くだけでこの胸がはげしくおどります。
そして冒頭からいつのどこだかわからない街が浮かび上がって・・
毎度のことながら、美人を面白可笑しく描かれることに関して、三木聡かんとくは、吉田戦車せんせいと競っておいでですよね。今回の高橋恵子さん、最高に意味深で、最高にいい女です。
なにより超大作の完成、ほんとうにおめでとうございます。
テリー伊藤
これは凄い映画だ。
亀梨君が33役を演じるという事は、亀梨君によほどの演技力と存在感、そして躍動感がなければ成立しないはずだが、見事に演じ切っている。特に躍動感がいい。よくジェットコースタームービーと言う言葉を耳にするが、スピードが速すぎて気持ちが追い付けない事がある。しかしこの映画はラストシーンまで、まるでウサインボルトの100メートル走を見るかのようなワクワク感に溢れているのだ。
栗原類
これはもう、ものすごく興味深い映画です。
まず、この映画は今までの三木聡作品とは違います。カメラワークや展開の流れがその一つです。
三木聡さんはほのぼのとした話の流れやキャラクターが僕にとってのイメージですが、これはもう完全に別作です。原作を映像化出来たのはやはり、三木聡さんだからこそだと思います。しかもこれは凄く頭を使う場面が結構あって面白いです。これは一回見ただけでは解らないので、何度も見る事によって最初見た時に気づかなかった物がまた見ることによって新たな発見があると思います。
ヒャダイン
代わりに曲書いといて!好きなゲーム一緒にやりたい!ストレスないだろうな。と、自分の複製に夢を見ていたのですが、うん。やっぱそうだよね。そうなっちゃいますよね。現代社会のユートピア幻想をぶち壊された、そんな気もします。ありえない設定の中にある残酷なリアル!自分を見つめ直しました。そして33人の亀梨さんが演じ分ける「一人の人間」の多面性にただ圧倒!果てしない引き出しに感服です。
麻生久美子
私の大好きな三木作品。
でも、なんだか違う。
ザワザワして、もやもやしてしまった。
結局のところ、新たな三木ワールドに少し嫉妬しながら観ていた私に気付く。
イイなあ、だって面白いですもん、羨ましいなぁ、あの世界観とあのバランス。
ゴンザブロー!!!!
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リンク
- 映画『俺俺』オフィシャルサイト
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音楽ナタリー @natalie_mu
椎名林檎、ヒャダイン、麻生久美子ら映画「俺俺」を絶賛 http://t.co/pp6ydmNg2e