“大先生”室屋×茅原実里、コラボの歴史を紐解く対談

2012年12月26日 22:04 82 7 音楽ナタリー編集部

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Crustaceaによる茅原実里カバーアルバム第3弾「Unification3 Melody feat. Minori Chihara」が完成。ナタリーではこれを記念して、室屋光一郎（Violin）と茅原実里の対談を行った。

Crustaceaとは？

東京芸術大学音楽学部附属音楽高等学校で出会った室屋光一郎（Violin）と向井航（Cello）が2006年に結成したインストゥルメンタルユニット。クラシックをベースとした新たなサウンドアプローチを得意とし、2006年6月に1stアルバム「偉大な芸術家への挑戦」、2009年9月にはアルバム「未だ降りつもる雪」を発表。のちに阿部篤志（Piano）を迎えた3人編成となった。室屋は声優アーティスト茅原実里の作品やライブにも多く参加しており、2010年4月には茅原の楽曲をCrustaceaがカバーしたアルバム「Unification ～Melody from Minori Chihara～」、2011年2月にはその第2弾「Unification2 Melody from Minori Chihara～nostalgia～」を発表。2012年12月26日にリリースされた第3弾アルバム「Unification3 Melody feat. Minori Chihara」には茅原本人もボーカリストとして参加している。

茅原実里とは？

2004年4月にテレビアニメ「天上天下」棗亜夜役で声優としての活動を始め、同年12月にはアルバム「HEROINE」で歌手デビュー。2006年4月より放送されたテレビアニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」の長門有希役で一躍注目を浴び、平野綾、後藤邑子と共に歌った同アニメのエンディングテーマ「ハレ晴レユカイ」は大ヒットによりゴールドディスクに認定された。2007年1月にLantisより発売されたシングル「純白サンクチュアリィ」を契機に、本人名義による音楽活動を再開。以降、アニメソングを中心とした楽曲を数多く発表し、声優アーティストとして高い評価を集める。2010年5月には初の日本武道館ワンマンライブを大成功に収め、2011年3月には「第5回声優アワード」歌唱賞を受賞した。2014年9月にはデビュー10周年を記念したベストアルバム「SANCTUARY～Minori Chihara Best Album～」を発表。同年11月に2度目の日本武道館公演を行った。2019年に歌手デビュー15周年を迎え、アニバーサリープロジェクトの一環として自身の誕生日である11月18日に東京・Zepp Tokyoでワンマンライブ「15th Anniversary Minori Chihara Birthday Live ～Everybody Jump!!～」を開催。2020年2月にシングル曲とキャラクターソングを収録した15周年記念ベストアルバム「SANCTUARYⅡ～Minori Chihara Best Album～」をリリースした。5月には東京・TACHIKAWA STAGE GARDENで東京21世紀管弦楽団と共にオーケストラコンサートを開催予定。さらに8月に毎年恒例で12回目となる山梨・河口湖ステラシアターでのライブ「SUMMER CHAMPION 2020」を行う。

茅原実里（写真左）と室屋光一郎。

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過去2作はバイオリン、チェロ、ピアノを中心としたインストゥルメンタルアルバムとして制作された「Unification」シリーズだが、本作には全10曲中8曲に茅原本人がボーカルとして参加。さらに書き下ろし曲「枯れない花」も提供している。「Crustaceaの大ファン」であるみのりんと、彼女の作品やライブに大きく関わる“大先生”こと室屋。対談では2人の出会いから今回のアルバム制作秘話まで、これまでの2組の関係をじっくりと辿る内容となった。