Alice Nine、ムック、ユナイトがジャカルタで灼熱競演

ネオビジュアル系バンドが参加するライブイベントツアー「JROCK EVOLUTION 2012」が、10月5日のシンガポール公演より開幕。この2公演目にあたるジャカルタ公演が、10月7日にSkenoo Hall Jakarta Hall#Bにて行われた。

この公演にはシンガポール公演にも出演したムックとユナイトに加え、Alice Nineも参加。3バンドの競演に、会場に詰めかけたオーディエンスは酔いしれた。トップバッターを務めたユナイトは、颯爽とステージに現れ最新シングル「イオ」をプレイ。続けて攻撃的な「鳥籠好餌責務 -TORIKAGO like obligation-」などを畳み掛け、フロアの熱気を上昇させていく。MCで結（Vo）が現地の言葉で「会いたかった！」と伝えると大きな歓声が上がり、彼らのパフォーマンスが現地のオーデェンスに受け入れられたことを伺わせた。

後輩の熱演を受けて2番手として登場したのはムック。SEの「Chemical Parade」からダンサブルなムードを醸し出し、「Jakarta! Welcome to JROCK EVOLUTION!」という逹瑯（Vo）の言葉から始まった「フォーリングダウン」で観客をその独創的な世界に誘った。さらに「梟の揺り篭」「ファズ」「アゲハ」など激しい曲を続け、「蘭鋳」では観客を巻き込んだ一斉ジャンプも敢行。逹瑯は最後に「See you next time!」と再会を約束し、バンド初のジャカルタライブを終えた。

トリのAlice Nineのステージは、この日一番の盛り上がりに。メンバーが姿を見せると感激のあまり泣き出す観客も見られるほどだった。熱烈な歓迎を受けた5人は「閃光」でオープニングを飾ったのち、「RAINBOWS」「FANTASY」「TSUBASA.」などを届けた。現地の言葉でのMCを挟みつつ、ラストは「the beautiful name」を奏で会場を優しい空気で包み込んでいた。

なお「JROCK EVOLUTION 2012」は、10月21日に台湾・Legacy Taipei、11月3日に東京・Zepp Tokyoにて開催。ファイナルにあたる東京公演には、ムック、Alice Nine、ギルガメッシュ、SuG、ユナイト、ダウトの6組が出演。イベントオフィシャルサイトには当日のタイムテーブルが公開されている。

JROCK EVOLUTION 2012

2012年10月21日（日）台湾 Legacy Taipei　
＜出演者＞
ムック / Alice Nine / ギルガメッシュ

2012年11月3日（土・祝）東京都 Zepp Tokyo
OPEN 13:00 / START 14:00
＜出演者＞
ムック / Alice Nine / ギルガメッシュ / SuG / ユナイト / ダウト