共演者の暴露にタジタジ、草川拓弥の“愛され座長”ぶり
「地獄は善意で出来ている」は、過去の過ちにより世間から厳しい目を向けられ不遇の日々を送る前科者たちが、人生のやり直しを懸けた“更生プログラム”の中で残酷な罠に巻き込まれていく様を描くヒューマンサスペンス。草川は複雑な生い立ちを抱える元受刑者の青年・高村樹を演じている。
開口一番「こうしてイベントができることがうれしいです」と挨拶した草川のタイトルコールで幕を開けたこのイベント。これまでの話のダイジェストを視聴したのち印象に残っているシーンについて司会者から問われると、草川は「5話でみんなで焚き火を囲み生い立ちを語るシーン」と回答し、「そこまで視聴者の皆さんは樹がどんな人物なのかっていうのがわからなかったと思うんです。みんなと生活していく中で樹が吐露するシーンっていうのは、焚き火も相まって素敵なシーンだなと思いました」とその理由を語る。草川いわく「作品のテイストとは真逆」だったという撮影現場。「空き時間はどんなことをして過ごしていた?」という質問には渡邉が「恋愛リアリティショー好きが多かったんです。びっくりしたんですけど、草川さんと細田さんが大好きなんですよ!」と答え、この暴露に草川は「好きですね」と照れ笑いを浮かべつつ応じた。
また「共演者へのクレームは?」という質問が投げかけられると、ここでも草川が話題の中心に。井頭が「草川さんがよく変顔をしていまして。すごく悪いのが、私だけがカメラに顔を抜かれる瞬間に限ってやるんです」と切り出すと、細田は「でもうらやましいですよ、僕はにらまれてばっかりでしたから」と続き、草川は2人の声に「それも語弊ある! おかしいなあ~!」とお手上げ状態になっていた。視聴者からの質問コーナーで「『●●は●●で出来ている』に自分の名前を当てはめるなら?」というお題が投げかけられた際にも、悩む草川本人をよそに渡邉や井頭、吉田が「草川さん現場で何してた? ずっとサッカー見てた」「着替えてる合間もずっとサッカー見て」「突然アイドルモードになってダンスみたいな動きしてた」と声を上げ、草川は「現場での姿をどんどん下げてく……」とタジタジの様子。「草川はサッカーで出来ている、でいいですかね?」という司会者のまとめに「そうですね……はい」と力なく返事をしていた。
後輩・ICExも登場!草川「がんばってる汗がたまんない」
けん玉、リコーダーなどでキャスト6名の団結力が試された「全員協力! 一致団結チャレンジ」を経て、イベント中盤にはICExによるライブパフォーマンスが展開された。彼らは「Under Water」のスタイリッシュなパフォーマンスを1曲目に届け、自己紹介でEBiDANの先輩である草川のドラマ主題歌を務めることができた喜びを口にする。2曲目には「ロボハ」の初披露というサプライズでCOOLer(ICExファンの呼称)を喜ばせ、志賀李玖はこの曲について「僕たちの得意とするレトロトイポップの世界観に入り込んだ楽曲になっています」と説明した。ポップかつキュートなデビュー曲「CANDY」を歌い終えると、山本龍人はドラマ主題歌「Da-Da-Da」について「いつもドラマのいいところで流れるので、遅い時間まで起きてるのはよくないと思いつつうれしくてリアタイしちゃってます」とコメント。志賀も「次は誰が狙われちゃうんだろうとか気になっちゃって。ちょっと怖いけど面白くて、観させてもらってます」と感想を語り、2人の素直なコメントに客席からは「かわいい~」の声が上がる。そんな彼らのパフォーマンスタイムはドラマ主題歌「Da-Da-Da」で締めくくられ、8人は真っ赤なサーチライトがうごめく中でクールな世界観に振り切った歌とダンスを披露した。
ライブが終わるなり袖から出てきた草川は「カッコよかったよ~!」と彼らを称え、「まだみんな若いから初々しくて。カッコよさもかわいらしさもあって、がんばってる証の汗がたまんないですね」と感想を語る。阿久根温世(ICEx)は草川について「今ステージに出る前も1人ひとりグータッチしてくれて、本当にカッコいい先輩だなって!」と明かし、ICExの8人は声をそろえて「手洗いません!」とコメント。すると草川は「手は洗って。今インフル流行ってるからね!?」と真面目さが伺える反応を見せ、会場の空気を和ませていた。
イベントの終盤にはICExの阿久根、山本を迎えて“恋愛センスのないダメンズ”をあぶり出し更生させる「恋愛更生プログラム! 恋下手ダメンズ診断」という企画が展開された。「“キラーワード”センス診断」のチャレンジャーに選ばれたのは草川、高野、細田、阿久根、山本の5人。「ヤンキーに絡まれている彼女を助けてひと言」というお題が掲げられると、渡邉は「皆さん俳優なんですからね。仕事失う覚悟でやってくださいよ?」と挑戦者たちに念を押す。「ごめんね遅くなって。大丈夫? あったかい飲み物買いに行こう」と照れながら伝えた高野、「あのさ、かわいくてすぐ声かけられるんやから、俺から離れんとって?」と関西弁をフル活用した大阪生まれの阿久根、「例え世界を敵に回しても俺だけは君の味方だから」とかわいらしく伝えるも「世界を敵に回す彼女って?」と細田にツッコまれた山本に続き、草川は「悪いな守れなくて。寒いから、これ着る?」とシャツを広げる胸キュンワードを披露。隣で聞いていた渡邉から「耳真っ赤!」とツッコまれ、「これもう罰ゲームだよ!(笑)」とダメージを受けていた。
座長、囲み取材で照れ「後輩に一番見られたくない姿を……」
イベント終了後には集まった報道陣へ向けた囲み取材も行われ、こちらには草川、高野、阿久根、山本が参加した。まず草川が「皆さんと『じごでき』の世界観と真逆のわちゃわちゃとした世界観を楽しめたんじゃないかなと思います。楽しかったけど、タレコミだらけでどんどん肩身が狭くなって。現場での振る舞いを改めようかなって(笑)」と自虐的に感想を伝えて笑いを誘うと、山本は「緊張してたんですけど拓弥くんに声をかけてもらってパワーをいただいたし、先輩の拓弥くんのカッコいい姿をたくさん見れたのでよかったです」と思いを伝える。
ICExのパフォーマンスについては、「EBiDANとして一緒にライブする機会はあるんですけど、裏はバタバタなのでゆっくり後輩のパフォーマンスが観られないんです。今回はしっかり観ることができて、改めてカッコいいなと思いました。カッコいいからかわいいまで幅広いジャンルでやっていて、すごいなって」と感想を伝えた草川。そんな草川の新たな一面は見れたか?と問われた阿久根は「イジられている拓弥くんてあまり観たことなかったので、すごく愛されている方なんだなって思いました」と答える。続いて山本が「ビシっと決めるところは決めててさすがだなって」と語ると、草川は「それもイジってる? 後輩に一番見られたくない姿を見せちゃったかもしれないですね」と笑いながらひと言。そして「こんなにイジられるのかと思ったけど、皆さんしっかりとステージ上での振る舞い方を考えてくださっていて、のびのびとやることができましたし、座長ではあるけど周りの方に支えられてできたイベントでした」と周囲への感謝の思いを口にした。
質疑応答の中では「最近起きた、地獄のような出来事は?」という質問が投げかけられる場面も。これに阿久根が「買ったばっかりの白いロンTにカレーうどんのシミを付けちゃいました」と答えると、草川は「カレーのシミでも落ちるやつ知ってるからあとで教えるね」と声をかける。後輩の解答中もエピソードを絞り出していた草川は「本当にがんばって出てきたことでいいですか?」と前置きしたうえで「昨日、一昨日くらいの出来事なんですけど、お風呂入るときにバスタオルを持ってくるのを忘れちゃいまして。びっちょびちょのまま部屋をうろつきました。あったまったのに寒くて地獄でした!」と笑っていた。
最後に今後の放送の見どころについて聞かれると、高野は「ここから先、僕に昔何があったのか?というシーンもあるので、ぜひそこも注目してほしいと思います。あとは細田さん演じるカトウの怪奇っぷりがどんどんすごくなっていきますので。もう本当に要注目です」とコメント。そして草川は「ただでさえハードな内容でいろんな感情になる作品ですが、ここから先、自分は気持ち的にも肉体的にも追い込まれていく感覚がありました。それを皆さんにどう受け取ってもらえるか、ドキドキワクワクしてます。善意などについて考えることが多かった撮影期間だったんですけど、この作品に関わることができてすごくよかったなと思いました」と思いを伝え、取材を締めくくった。
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