音楽アワード「MUSIC AWARDS JAPAN 2026」の記者発表会が本日11月5日に開催された。
「MUSIC AWARDS JAPAN」、通称MAJは音楽業界の主要5団体(日本レコード協会、日本音楽事業者協会、日本音楽制作者連盟、日本音楽出版社協会、コンサートプロモーターズ協会)が垣根を越えて設立した、一般社団法⼈カルチャーアンドエンタテインメント産業振興会(CEIPA)による国内最大規模の国際音楽賞。「世界とつながり、音楽の未来を灯す。」というコンセプトのもと、今年5月に第1回の授賞式が行われた。
「MUSIC AWARDS JAPAN 2026」開催概要
本日の記者発表会では「MUSIC AWARDS JAPAN 2026」の開催日程や新部門が明らかになった。MAJ2026の授賞式は第1回から規模を拡大し、今年10月に東京・お台場に開業した新アリーナ・TOYOTA ARENA TOKYOにて2026年6月13日に開催される。当日昼に主要部門以外の受賞作品 / アーティストを発表するPremiere Ceremonyが東京・有明エリアに開業予定のTOKYO DREAM PARKで行われ、夜に主要部門を発表するGrand CeremonyおよびレッドカーペットがTOYOTA ARENA TOKYOで実施される予定だ。また2026年6月8~13日の期間はアワード開催ウィークとして、さまざまなアーティストのパフォーマンスを楽しめるステージ、国内外の音楽業界関係者によるセミナーやショーケースが展開される。
MAJ2026のエントリー対象作品は2025年1月1日~12月31日に初めてフルバージョンのオフィシャル音源が公的サービスにおいて配信、もしくはフィジカルでリリースされた楽曲やアルバム。音楽人の投票によって最優秀作品 / アーティストが決定する。MAJ2025に引き続き、最優秀楽曲賞、最優秀アーティスト賞、最優秀ニュー・アーティスト賞、最優秀アルバム賞、Best Global Hit from Japan、最優秀アジア楽曲賞が主要6部門として定められている。
また第1回から部門が再設計され、新たに14部門が設立された。楽曲カテゴリーでは日本の音楽シーンの多様性に合せて、最優秀ダンス&ボーカル(グループ / ソロ)賞、最優秀ボーイズアイドルカルチャー楽曲賞(グループ / ソロ)、最優秀ガールズアイドルカルチャー楽曲賞(グループ / ソロ)が新たに登場。また、ロングヒット曲やリバイバル楽曲が増加している潮流を受け、長きにわたり愛される楽曲を表彰するバックカタログ部門、レコードへの再注目が高まる音楽シーンのトレンドに合わせてアナログレコードカテゴリーが創設された。このほかライブカテゴリーが拡大され、ラージェスト・ライブ・オーディエンス賞(海外)が新登場。クリエイターカテゴリーも拡充し、最優秀ミュージックビデオ監督賞が新設された。MAJ2025で好評を博した、一般リスナーが参加できる一般投票部門やカラオケ部門、有線放送部門も引き続き用意されている。
櫻井海音、ヒコロヒー、柴那典、松島功がMAJについてトーク
記者発表会のステージにはゲストとして
一方、松島はバックカタログ部門やアナログレコードカテゴリーに着目し、「例えば、サザンオールスターズは去年より今年のストリーミング再生数が多いんですよ。レジェンドアーティストの過去作品が今も聴かれているという事実がこのアワードを通じて表に出てきたらいいなと思います」とコメント。MAJ2025開催時にBS中継のMCを務めたヒコロヒーは「私は最優秀ミュージックビデオ監督賞が新設されたことが個人的にうれしいです。ストリーミング再生が増えると、その分、MVの視聴につながりづらい時代になっているのかなって。私はめっちゃ面白いMVを観たら『これが誰が作ってんねん!?』と調べたり、その監督が手がけた別のMVを観たりしていて。そういうカルチャーがフィーチャーされる新しい部門が楽しみです」と語った。
自身も音楽活動を行っている櫻井は「ライブ化けする楽曲だったり、ライブパフォーマンス込みで楽曲が生きることもありますよね。ラージェスト・ライブ・オーディエンス賞が国内、国外ともにあることは、アーティストにとってモチベーションにもつながるんじゃないかと思います」とMAJへの期待を口にした。
「MUSIC AWARDS JAPAN 2026」中間集計も発表
なお、MAJ2026のエントリー対象作品は2025年1月27日~2026年2月22日を8週間ごとに1ピリオドで区切り、計7ピリオドで集計される。そのうち、1stピリオドから4thピリオドまでの中間集計が30部門分発表された。中間集計で発表された作品がすべてエントリー作品に選出されるとは限らないが、その内容の詳細はMAJのオフィシャルサイトで確認を。
また11月10日にはLeminoにて「MUSIC AWARDS JAPAN 2025 振り返りスペシャル」が無料配信される。森香澄をMCを務め、SKY-HIや宅見将典がゲストとして出演。MAJ2025をさまざまな視点から振り返る。
2026年6月13日(土)TOYOTA ARENA TOKYOにて受賞式開催決定! | MUSIC AWARDS JAPAN 2026
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柴 那典 @shiba710
「MUSIC AWARDS JAPAN 2026」記者発表会に登壇してきました! https://t.co/XqJWTr67LX