SHOW-YAは1985年8月31日に1stシングル「素敵にダンシング(Coke Is It)」でメジャーデビューし、今年で40周年を迎えた女性ハードロックバンドの先駆者的存在。記念すべきデビュー40周年記念日の公演を前に、寺田恵子(Vo)は、「デビュー日のことはほとんど覚えてないけど、デビューできたことが本当にうれしかった記憶はあるかな。鹿鳴館という場所は、sun-go(G)が入って初めてライブした場所で、そういう意味ではSHOW-YAの原形ができた場所なんで思い出深いですよね」と語り、ステージに上がった。
Led Zeppelin「移民の歌」がオープニングSEとして流れる中、ステージに上がったSHOW-YA。「Happy Birthday SHOW-YA」と寺田がシャウトしたあと、デビューシングルのB面「AU REVOIR」でライブ開演の狼煙を上げた。さらにSHOW-YAはギターのリフとカッティングに加え、ソロのタッピングが印象的で、リズム隊の繰り出す重低音がフロアに響く正統派ロックチューン「私は嵐」で会場のテンションを一気に引き上げる。テクニカルかつ重厚なサウンドに乗せて、寺田の魂のこもったパワフルな歌声が響きわたった。
「こんにちはSHOW-YAです。本当にヤバいくらい暑い日が続いています。暑さに負けず、年齢に負けず、がんばります。40周年ということで初心に返るべく1988年以来の100本ライブを敢行してますが、今日は27本目、あと73本あります(笑)」と話した寺田は、続けて「最近はレコーディングで忙しかったんですが、SHOW-YAで育った昭和世代にとっても楽しめるカバーアルバムです。今日は2曲やるんで一緒に楽しんでください」とコメント。10月8日にリリースするカバーアルバム「無限」から「2億4千万の瞳」「六本木心中」のカバーを歌唱した。ライブ終盤には1986年8月発表の3rdシングル「ONE WAY HEART」や、同時期に発表されたセクシーかつヘビーな魅力を放つ「FAIRY」が投下され、エンディングではsun-goが派手にギター回しを披露。高揚感漂う場内で、長年のキャリアを経て今なお進化するSHOW-YAの姿を観客に見せ付けた。
SHOW-YAは10月に東名阪ツアー「SHOW-YA 40th Anniversary 東名阪ツアー“無限”」を開催。寺田は鹿鳴館に集まったファンに向けて、「10月の東名阪ツアーは今一生懸命頭に叩き込んでますが『Outerlimits』を中心にやってみようと思ってます。ぜひ来てください! 『無限』からもやるし、セトリはこれから! リクエストあったらSNSにお願いします!」と呼びかけた。
アンコールではSHOW-YA最大のヒット曲「限界LOVERS」で盛り上がり、デビュー日を記念した「爆演」ライブは幕を閉じた。なお東名阪ツアーのファイナルにあたる10月19日の東京・EX THEATER ROPPONGIで、50枚限定でメンバーとの写真撮影などの特典が受けられるパスが発売されるとのこと。詳細はオフィシャルサイトで確認しよう。
SHOW-YA 40th Anniversary 東名阪ツアー“無限”
2025年10月11日(土)大阪府 BananaHall
2025年10月13日(月・祝)愛知県 ElectricLadyLand
2025年10月19日(日)東京都 EX THEATER ROPPONGI
タグ
関連人物
HIROFUMI EDO @hirofumiedo0131
15年くらい前に鹿鳴館で撮影した・・・息の長いバンド、NAONのYAONはまだやっているのかな?? https://t.co/kvePwsqiMg