長渕剛に防衛省が感謝状授与「復興のためにがんばる」

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東日本大震災の被災者や、被災地復興に携わる自衛隊員の支援活動を行ってきた長渕剛に対し、防衛省が特別感謝状を授与。この授与式と自衛隊員に向けたライブが、本日12月20日に東京・陸上自衛隊市ヶ谷駐屯地にて行われた。

感謝状を手に、自衛隊員たちと記念撮影する長渕剛。

感謝状を手に、自衛隊員たちと記念撮影する長渕剛。

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一川防衛大臣(写真左)と握手を交わす長渕剛(写真右)。

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アンコールでは迷彩服で登場した。

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感謝状を受け取りガッツポーズする長渕剛。

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市ヶ谷駐屯地でアーティストがライブを行ったのは今回が初めて。講堂で行われた授与式およびライブには自衛隊員約1500人が参加した。冒頭では一川保夫防衛大臣が長渕の活動に対し「長渕さんが今年の4月、(宮城県)松島基地でライブを行い隊員を励ましてくださったこと、さらに被災地の皆さんに対しても幅広い活動をしてくださったことへの感謝の気持ちを表すために、今回感謝状を授与することになりました」と説明し、壇上に現れた長渕に感謝状を手渡した。自衛隊員との再会が松島基地でのライブ以来となる長渕は「また会えたね!」と笑顔を浮かべ、「隊員の皆さんや芸能界の方々のさまざまな活動、そういう結果で今回の賞状をいただけたと思っています。来年はもっと自衛隊員の皆さんに、希望の灯や連帯というものを見せつけていただきたい。僕も微力ながら復興のためにがんばりたいです」と熱く語った。

その後長渕は着ていたジャケットを脱ぎ、隊員たちからの熱狂的な「剛コール」に応えて弾き語りでのライブを披露。名曲「親知らず」は、被災地や自衛隊員たちへの思いを込めた新たな歌詞の「親知らず2012」として熱唱し、隊員から大きな拍手を浴びた。さらに「乾杯」では長渕が講堂いっぱいの隊員に「みんなで肩を組んで歌おう!」と呼びかけ、1500人の自衛隊員が肩を組んで合唱する一幕も展開された。

ライブの最後には「みんなに真っ先に聴かせたくて新曲を持ってきました。静かで優しい曲です。俺だってずっと吠えてるわけじゃないんだよ、みんなの上官じゃないんだから(笑)」と話し、大晦日の「紅白歌合戦」で歌うことが先日発表されたばかりのバラード「ひとつ」をライブで初披露した。その後も隊員たちからのアンコールの声は止まず、それに応えてさらに「とんぼ」「YAMATO」を歌うサービスも行われた。

終了後、報道陣の取材に応えた長渕はライブを終えた感想を「歌の力はすべての人の心をひとつにすると思います。これからもそれを信じて歌っていきたいです」と語った。また、2012年の活動について「来年は全国をツアーで回ります。かなりたくさんの街を回るので、僕が今年見てきたもの、感じてきたことを歌にして伝えていきたいです」と、復興支援への思いを全国に伝えていく決意を明かしていた。

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