LAMAレコ発ライブでアルバム「New!」の世界観再現

1

124

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 48 31
  • 0 シェア

LAMAが昨日12月1日に東京・タワーレコード渋谷店B1 STAGE ONEにてインストアライブを実施。満員の観客を前に、最新アルバム「New!」の世界を再現した。

写真は12月1日に行われたLAMAインストアライブの様子。(Photo by 野沢大介)

写真は12月1日に行われたLAMAインストアライブの様子。(Photo by 野沢大介)

大きなサイズで見る(全6件)

写真は12月1日に行われたLAMAインストアライブの様子。(Photo by 野沢大介)

写真は12月1日に行われたLAMAインストアライブの様子。(Photo by 野沢大介)

大きなサイズで見る(全6件)

4人のメンバー全員がそろってのライブは、この日が初めてとなったLAMA。客電が暗転すると、会場のモニタでナカコー(Vo, G)が撮影したドキュメンタリー映像の上映がスタートした。この映像では、レコーディング風景からジャケット撮影まで、アルバム「New!」が完成する様子に密着。機材のクローズアップやスタジオでの作業の模様が映し出されると、観客からはざわめきが起きていた。また合間には、仲良しバンドのLAMAらしく、メンバー同士がコミュニケーションを取る姿も。牛尾憲輔(Programming)がギターを練習しながら「ふわふわ時間」(アニメ「けいおん!」劇中歌)について言及するシーンや、その後牛尾が同曲を口ずさむ場面などが流され、ファンにとってはある種レアな体験となった。

映像が終わると、オープニングSEとしてミニマルな音が会場に鳴り始める。続いて牛尾、フルカワミキ(Vo, B)、田渕ひさ子(G, Cho)、ナカコーの順にメンバーが登場し、それぞれの立ち位置につく。そのままミキのベースがフェードインし、不穏な雰囲気をまとった「Warning」の演奏が始まった。

ステージでは、牛尾のみならずミキ、ナカコーもミキサーやサンプラーを操り、アルバム「New!」で鳴らされた複雑な音像を再現する。そこにひさ子の人間味あふれるギターが乗ることで、曲が徐々に熱を帯びていく。

またメインボーカリストが2人いることで、楽曲ごとに違った印象を提示するのもLAMAらしいところ。ミキのスイートな歌声は、エイトビートが楽しげな「Cupid」では恋する女性の気持ちを追体験させ、1stシングル「Spell」ではふわりと幻想的な世界を展開する。そしてナカコーの少しかすれた低めの歌声は、「Blind Mind」といった静謐なナンバーによりそい、浮遊感のあるグルーヴを生み出す。緩急あるセットリストに、観客は息をのみ魅入っていた。

バンドがひとことも言葉を発しないまま、ライブは早くもラストの曲に。ステージを照らすダウンライトが消され、強烈なバックライトのみでメンバーの姿がシルエット状に浮かび上がると、アルバムでも最後を飾っている「Dreamin'」の演奏が始まる。リバーブのかかったミキのウイスパーボイスと、ひさ子が鳴らすうねるようなギターの音が絡み合い、アンビエントな空気を作る。さらにアウトロでは4人全員が強烈なフィードバック音を鳴らし、カオティックな音像を紡ぐ。オーディエンスが圧倒される中、ひとり、またひとりとメンバーがステージを下りていき、ノイズのみが響き渡るかたちでこの日のライブは終了。あっという間の演奏を名残り惜しむように、観客からは長い間拍手が鳴らされていた。

このあとLAMAは、明日12月3日に「みやこ音楽祭'11」へ出演。また12月17日には「REPUBLIC vol.8」で、12月30日には「COUNTDOWN JAPAN 11/12」でライブを披露する。さらに、STAGE ONEのライブ冒頭で流されたドキュメンタリー映像が、LAMAオフィシャルサイトにて期間限定で公開中。映像が視聴できるのは12月6日21:00までとなっているので、ファンはお見逃しなく。

関連する特集・インタビュー

この記事の画像(全6件)

読者の反応

  • 1

音楽ナタリー @natalie_mu

LAMAレコ発ライブでアルバム「New!」の世界観再現 http://t.co/IEzrrrJw

コメントを読む(1件)

関連商品

リンク

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 LAMA の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。