星野源が「紅白」披露楽曲を変更「意図と真逆の影響を与えうるのであれば、私たちの想いに反してしまう」

69

2120

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 528 1479
  • 113 シェア

12月31日放送のNHK総合「第75回NHK紅白歌合戦」に出演する星野源が、披露楽曲を「地獄でなぜ悪い」から「ばらばら」に変更することを発表した。

星野源とは?

1981年1月28日埼玉県生まれの音楽家、俳優、文筆家。2000年には自身が中心となりインストゥルメンタルバンドSAKEROCKを結成。2003年に舞台「ニンゲン御破産」への参加をきっかけに大人計画に所属する。2010年に1stアルバム「ばかのうた」でソロデビュー。2016年リリースのシングル「恋」は、自身も出演したドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」の主題歌として話題を集め、ドラマのエンディングでキャストたちが踊る“恋ダンス”がブームを巻き起こした。2019年には初の5大ドームツアーとワールドツアーを開催。2020年、新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言下でSNSを通じて新曲「うちで踊ろう」を発表し話題を呼ぶ。同年末には「NHK紅白歌合戦」に出場し、この曲の“特別バージョン”を披露した。2022年4月にテレビアニメ「SPY×FAMILY」のエンディング主題歌「喜劇」、7月に映画「ゴーストブック おばけずかん」の主題歌「異世界混合大舞踏会(feat. おばけ)」をリリース。俳優としてはドラマのみならず、映画「箱入り息子の恋」「引っ越し大名!」「罪の声」などにも出演している。著書は「そして生活はつづく」「働く男」「よみがえる変態」など。2016年からニッポン放送「星野源のオールナイトニッポン」のパーソナリティを務めている。

星野源

星野源

大きなサイズで見る

【動画はこちら】「地獄でなぜ悪い」を歌う星野源。

星野はスタッフとの連名で、楽曲変更の決定に至った経緯を自身のホームページに掲載。「地獄でなぜ悪い」の歌詞は「星野の個人的な経験・想いをもとに執筆されたもの」「星野源の中から生まれた、星野源の歌」であると前置きしたうえで、「のちに性加害疑惑を報道された人物が監督した映画の主題歌であること、映画タイトルにある『地獄』というワードにヒントを得たこと、映画タイトルと同名の楽曲であることもまた事実です」「この曲を紅白歌合戦の舞台で歌唱することが、二次加害にあたる可能性があるという一部の指摘について、私たちはその可能性を完全に否定することはできません」と、現在楽曲を取り巻く状況についての見解を伝える。

「地獄でなぜ悪い」は紅白制作チームからの「いま苦しい時代を生きる方々を勇気づけてほしい」という熱意あるオファーを受けて選定された楽曲であるものの「オファーの意図から離れ、真逆の影響を与えうるのであれば、それはオファーを受けた私たちの想いに反してしまいます」と、星野は当初の予定を変更。紅白制作チームとの再協議の結果「ばらばら」を弾き語りすることに決めたという。メッセージの中で星野と彼のスタッフチームは「私たちは、あらゆる性加害行為を容認しません」と立場を表明している。

関連記事

この記事の画像(全1件)

読者の反応

NEWS @NEWS_0

星野源が「紅白」披露楽曲を変更「意図と真逆の影響を与えうるのであれば、私たちの想いに反してしまう」 https://t.co/D3CHvuYfhk

コメントを読む(69件)

リンク

あなたにおすすめの記事

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 星野源 の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。