4月10日に47歳の誕生日を迎えた
2024年から毎年誕生日の時期をファンと過ごしている堂本。今年は「バースデーパーティ」をコンセプトに、エネルギッシュでハッピーな空間をオーディエンスとともに作り上げ、“新たな1年”の始まりをにぎにぎしく飾った。
パーティの幕開けは「Happy birthday to you me love」
緞帳が上がり、逆光の中でバンドメンバーがスタンバイするステージに現れたのは、紫のジャケットにレース仕立てのシャツ、青いベロア調のパンツに身を包んだ堂本。普段のライブでは個性全開のファンキーなファッションのバンドメンバーも、この日は蝶ネクタイに白いシャツ、黒いパンツルックという出で立ちで、華やかなムードを演出する。そんな仲間たちが奏でる温かなバンドサウンドに身を委ねたのち、堂本は年に一度のバースデーライブをアップリフティングなファンクチューン「Happy birthday to you me love」で幕を開けた。
自身だけでなく、集まったオーディエンスを祝福するバースデーソングを届け終わると今度は、ジョージ・クリントンとのコラボ曲「雑味」で「That's Me(これが自分だ)」と高らかに宣言し、カオティックな空間を構築していく。さらに、自身のテーマソングとも言える「4 10 cake」をダイナミックなホーンサウンドとともにプレイ。時間の経過とともにホール内に漂うお祭り感は強まっていき、艶やかなボーカルが映える「The Rainbow Star」が始まると客席の熱気が急激に上昇した。
突然の英語MCからの「47歳になりました」報告
観客の間に笑顔の輪が広がり、温かな空気に包まれる場内。誰もがこの日の主役である堂本が発する言葉を待っていると、唐突に放たれたのは「Hello everybody my name is .ENDRECHERI.」という英語による挨拶だった。全員が戸惑いの表情を浮かべる中で、堂本は整体SingerことChica(Cho)の通訳のもと、頑なに英語で話し続け「This pants is very winter version」と額に滝のような汗をにじませながら笑う。英語によるMCに行き詰まったところで堂本は「4月10日をもちまして、47歳になりました」と日本語で報告。自身の年齢が次第にわからない歳になってきたと冗談を飛ばしつつ、「丸1日バースデーパーティ仕様にしているので、楽しんでいってください」と呼びかけた。
そんなトークから続いたのは、“47都道府県バージョン”の「Blue Berry」。竹内朋康(G)とひとしきりMPCでの即興のセッションを楽しんだ後、堂本は「さあ、ここからいきますか。冗談抜きで長いから」と前置きをして、47都道府県の県名を1つひとつコールしながら観客とともに47回ジャンプ。不思議な一体感をホール内に作り出していく。最後のコール「47どうも都道府県~!」とともに勢いよく金テープが発射され、全員が笑顔になるライブのハイライトが生まれた。
けっこうあるんです桜の曲が
中盤で「二十歳の頃の自分から考えたら、47歳になった時の自分が何をしているかというのはちょっと想像がつかなかったですね。でも、こうして皆さんに応援していただけているので、(活動を)続けられています」と歳を重ねての素直な心境を明かした堂本。さらに「たとえが難しいんですけど、ジュニア時代を思い出すくらい忙しいです。寝る時間がない感じで、懐かしいです」と新たなモードで新譜の制作に挑んでいることを報告し、ファンの期待を煽る。
「せっかく4月ですし、桜シーズンもちょっと終わってしまったかなあという感じではありますが、皆さんご存じかわかりませんが、けっこうあるんです桜の曲が……」。含みを持たせた言葉を呼び水に届けられたのは、2008年春に発表された「Kurikaesu 春」と、2006年リリースの「ソメイヨシノ」の2曲。「Kurikaesu 春」が始まると、観客は驚きを帯びた歓声を上げたのち、2026年の.ENDRECHERI.流の洒脱なアレンジを施した懐かしい1曲をじっくりと堪能した。一方、桜色の照明と花びらが舞う映像演出を交えた「ソメイヨシノ」では、しみじみとした空気がホールに広がることに。年に一度しか咲かない桜のはかなさ、身近な存在との別れを歌詞に刻んだこの曲。哀切を感じさせるオリジナルバージョンとは趣向を変え、どこかポジティブな空気をまとったサウンドスケープにホール内が和らぐ。ここまで歌に集中していた堂本だったが、アウトロで紫色のカスタムギターを構え、感情を揺さぶるエモーショナルなギターソロを披露。ギタリストとしての腕前をファンの前で証明して喝采を浴びた。
最後に堂本が口にした言葉は
その後、堂本とバンドメンバーは、再び.ENDRECHERI.の真骨頂であるファンクモードにスイッチ。「shamaspice」のバースデーバージョンを皮切りに、時にダイナミックで時に艶やかに、堂本いわく“命の匂い”をぷんぷんと立ち上らせるファンクチューンで会場を熱狂と興奮の渦へと巻き込んでいく。もちろんアンコールに突入しても、ホール内に漂う熱気は冷めやらず。Tシャツに着替えた堂本は、まだ盛り上がり足りないと貪欲な姿勢を見せるオーディエンスのために、「FUNK TRON」や「Wedding Funk」といったライブ映えするファンクナンバーを連続投下する。普段のワンマンライブであれば「Wedding Funk」で終わるところだが、この日は年に一度しかないバースデーライブ。「Happy birthday to you me love」が“おかわり”され、ステージも客席もこれ以上ないほどのお祝いムードに包まれた。
しかし、パーティはまだ終わらない。ここでステージにケーキが運び込まれ、堂本がその上で灯る蝋燭の火を吹き消すと、祝福の拍手がホール内に響きわたった。最後に堂本は「次はツアーで会いましょう。最高の1日をありがとう。今日はまた夢の中で会いましょう」とケーキのように甘い別れの言葉を口にして、緞帳の向こうに消えていく。ここで終演と思いきや、今度はケーキを頬張る彼の姿が緞帳に大写しに。口いっぱいにケーキを詰め込み、幸せそうな笑みを浮かべる彼の姿をもって、「.ENDRECHERI. 2026 HAPPY BIRTHDAY LIVE『47』」はフィナーレを迎えた。
なお、.ENDRECHERI.は5月から6月にかけて全国ツアー「NEW CHAPTER」を開催。配信シングル「Heart of Rainbow」を4月22日に、ニューアルバム「new chapter purple」を8月12日に発表する。
セットリスト
「.ENDRECHERI. 2026 HAPPY BIRTHDAY LIVE『47』」2026年4月12日 LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)
01. Happy birthday to you me love
02. 雑味
03. 4 10 cake
04. The Rainbow Star
05. Blue Berry
06. T & U
07. Kurikaesu 春
08. ソメイヨシノ
09. shamaspice
10. Super funk market
11. Crystal light
<アンコール>
12. FUNK TRON
13. ENDRECHERI Party
14. Wedding Funk
15. Happy birthday to you me love
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.demi.🌈💙❤️✨💜𖡿 @Th328
@natalie_mu 素敵すぎるお写真と
素晴らしいレポを
ありがとうございます✨
あの日が蘇ります💜