BUDDiiS小川史記“奇跡の30歳”突入で振り返る濃密な20代「無駄なことは何ひとつなかった」

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BUDDiiSのFUMINORIこと小川史記が、自身の30歳の誕生日である11月21日に1st写真集「キセキ」をリリース。これに際し、音楽ナタリーの取材に応じた。

小川史記(BUDDiiS)

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カッコいいもかわいいも全部見せたい

小川史記1st写真集「キセキ」表紙

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初のソロ写真集出版について、小川は「27歳、28歳頃から『写真集を出したい』と言っていたんです。だから、夢が叶ったというか。スタッフさんから唐突に『出しましょう』と言われて急に動き出した感じだったので、めちゃくちゃうれしかったです。早くファンのみんなに言いたかった! 言いたがりなので、すぐに匂わせちゃいました。『今日めちゃくちゃいいことがあった』って(笑)」と語る。30歳の節目を迎えるタイミングでの出版ということで「20代の自分を残したい思いはありました。20代でしか出せない雰囲気を思い描きながら……自分のルーツ、軌跡を織り交ぜたものにしたいというのはお願いしました」と作品に込めたテーマを明かし「カッコいいもかわいいも全部見せたいなと。1冊の中で“ギャップ”を出せたらと思って撮りました」と語る。

小川史記(BUDDiiS)

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小川史記1st写真集「キセキ」より。

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「ページの半分以上は見せたことのない姿だと思う」と写真集の仕上がりを評価した小川。素肌を見せるセクシーなカットにも挑戦したが「緊張は全然なかったです。楽しく撮らせてもらいました」と気負いない様子で撮影を振り返った。「ちゃんとできたなと思ったし、29歳だなって。スーツのカットはきれいだなと思いました」と作品の完成度に胸を張った彼が特にお気に入りなのが、革靴を手に浜辺を歩くカットだという。これについて小川は「撮影前の打ち合わせでリファレンスを出していただいたときに、舘ひろしさんが手に革靴を持って砂浜を歩いているカットがあって。それがカッコよすぎて、見た瞬間『これやりたいです』と言いました。我ながらシブく撮れたと思います。めちゃくちゃいいカットです」と興奮気味に語った。また写真集のタイトルにちなんで“奇跡”だなと思うカットはどれか聞くと、小川は「溺れ史記ですかね」と即答。浴槽で撮られたカットについて「浮き沈みがけっこう難しいんです。水の中に入っちゃうと何も聞こえないし。(浴槽に)浸かって、溺れそうになって無理無理!と上がった瞬間を逃さず撮っていただいて、そのカットがOKテイクになったんですよ。この“溺れ史記”はだいぶ奇跡だったなと思います。ちゃんと作品に残ったことが(笑)」と振り返った。

今が楽しいからこそ、あの時間が無駄じゃなかったんだなと思える

小川史記(BUDDiiS)

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11月21日に30歳の節目の誕生日を迎えた小川は「20代、濃かったなと思いますし、無駄なことは何ひとつなかった。人生の“暗いタイミング”も“明るいタイミング”も経験できたから、いい20代だったと思います」と語る。「18歳でダンスを、勢いで始めたからこそ変な自信があったんです。その自信が20代前半でポキっと簡単に折られた。しかも一度だけじゃなく、何度も。すごく自分を否定されているような気持ちになったし、夢を持つ大切さをわかっているはずなのに、そこに対してマイナスな感情を抱えてしまっていた」と、自身の“暗かった時期”について明かした小川。しかし、その暗闇を抜けた先には“楽しい日々”が待っていたそうで「いろんなご縁があって今の事務所に入り、PRIZMAXを経てBUDDiiSを組んで……。BUDDiiSでの、特にここ1、2年の活動ですね。たくさんの場所でライブをさせてもらって、たくさんのバディ(BUDDiiSファンの呼称)に囲まれて、すごく楽しい日々で」と笑顔を見せる小川は「20代前半の暗かった時期があったからこそ今の環境により深く感謝できるし、今が楽しいからこそ、あの時間が無駄じゃなかったんだなと思える。今となってはすべてがいい思い出に変わったし、20代の時間は一瞬だったなと思います」と続けた。

世の中に1人。この道を突き進まなきゃいけない

小川史記(BUDDiiS)

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「人ありきですよね。自分だけの力じゃどうにもできないところを、本当にたくさんの方がサポートしてくださって。僕は“自分発信”なこともあるけど、それよりも人にイジられて光る部分が大きいというのは自分でわかっているので」。そう自己分析する小川の代名詞と言えば「奇跡の29歳」というフレーズと愛嬌たっぷりの“奇跡ポーズ”だ。「ここから何か生まれればいいな、くらいの感じで始めた」という“奇跡ポーズ”と「奇跡の29歳」というキャッチコピーは思わぬ広がりを生み、最近はTikTokなどSNSのコメント欄で「奇跡さん」と呼ばれることもあるという。「そういった発信も、ファンの方主導でやってくれている部分が多いのでありがたいですし……あとはEBiDANのメンバーですね。佐野勇斗(M!LK)くんが“きせおじ(奇跡おじさん)”とか言うじゃないですか。彼、自分がどれだけ影響力持っているかっていうのをわかってないから(笑)」と、周囲の手厚い“協力体制”に感謝する小川は「“きせおじ”呼びは嫌か? 嫌じゃないです。僕柔軟なんで、“きせおじ”のほうが広まったらすぐにキャッチフレーズ“きせおじ”に変えます(笑)」とたくましさをのぞかせる。そして「何より30歳になって『奇跡だぞっ!』とかやってる人、男性では世の中に1人もいないじゃないですか。僕はこの道を突き進まなきゃいけないなと感じているので。ワクワクしてますよ。すごく楽しみです、30代が」と笑った小川。「無敵メンタルだから恥ずかしげもなくかわい子ぶれちゃう。もう、さとう珠緒さん見ててくださいと。あなたのあとは僕が継いでいきますと! もうガンガンやっていきたいと思いますね」と力強く語った。

小川史記(BUDDiiS)

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音楽ナタリーは最後に、BUDDiiSのリーダーとして小川が見据えているグループの展望について聞いた。「愛されるグループにしていかなきゃいけない」と言葉を返した小川は「そうなったときに自分ができることって、いかにこのグループの表情を明るくできるかということだと思うんです。僕自身が変わらずに活動し続けることで、メンバーにはその背中を見てほしいなって。行動で示していかないとなと思っています」と思いを語る。そして「何よりお客様ありきの活動なので、僕らに会いに来てくれる方を幸せにして帰す。その根本をしっかりと理解して、変わらずに感謝を伝え続けられるグループをね。僕が先頭に立って作っていかないとなと思います」と前を見据えた。

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スタイリスト:井上亮(PUNCH) ヘアメイク:YUUKI(PUNCH)

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ゆん【小川史記1st写真集「キセキ」発売中】 @yun___1127

さとう珠緒さんぷんぷんを超える奇跡だぞのブレイク楽しみにしています😽💓 https://t.co/mVOZuOkFJx

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