乃木坂46 4期生と日向坂46三期生のメンバーは、2018年の「坂道合同オーディション」や、2019年の「坂道グループ合同研修生ツアー」をきっかけにグループ入りを果たした同期。そのストーリーを知るファンは、発表時から大きな盛り上がりを見せていた。HOT STAGEエリアは期待に胸をふくらませたアイドルファンで埋め尽くされ超満員に。日向坂46三期生の登場前から盛大なコールが上がり、場内は暑さ以上の熱気に満ちていた。
日向坂46三期生、初の単独ステージはTIFで!
予定時刻の19時になると、紹介映像と「Overture」に乗せて上村ひなの、高橋未来虹、森本茉莉、山口陽世の4人がステージへ。三期生のみでライブを行うのは初という貴重な機会にオーディエンスの期待も高まる中、4人は2021年のシングル「君しか勝たん」のカップリングに収められていた三期生のユニット曲「Right?」でライブをスタートさせた。さらに「パクチー ピーマン グリーンピース」「ゴーフルと君」と、食べ物がモチーフになることが多い三期生楽曲を畳みかけ、明るく元気なパフォーマンスで場内を沸かせた。
「三期生としての初めてのステージがここになるので、大切な瞬間を、ここにいる皆さんと特別な時間にできたらいいなと思います」と、4人も三期生のみでのパフォーマンスに大興奮の様子。「私たちのほうも踊り足りない、歌い足りないということで、次の曲ではみんなで踊りましょう!」と上村が告げると、4人は上村がセンターを務めた2023年夏のシングル曲「Am I ready?」を披露した。普段はグループ全体で歌うこの楽曲を、この日は4人だけで歌唱。続けて日向坂46初のアンダーグループ・ひなた坂46で高橋がセンターを務めた「錆つかない剣を持て!」を歌う。レアな編成で歌われた2曲に大興奮のおひさま(日向坂46ファンの呼称)を前に、4人はさらに三期生ユニットのごきげんなロックンロール「青春ポップコーン」を歌い、最後は三期生の夏曲「この夏をジャムにしよう」でタオルを振り回す。汗だくのパフォーマンスで場内の熱気を引き上げ、トリの乃木坂46 4期生へとバトンをつないだ。
乃木坂46 4期生、2024年の「TIF」を締めくくる熱狂ステージ
乃木坂46 4期生はケガで療養中の掛橋沙耶香を除く遠藤さくら、賀喜遥香、金川紗耶、黒見明香、佐藤璃果、柴田柚菜、田村真佑、筒井あやめ、林瑠奈、松尾美佑、矢久保美緒、弓木奈於の12人でHOT STAGEに登場。ライブのオープニングを飾ったのは、通算30枚目のシングル「好きというのはロックだぜ!」のカップリングに収められていた4期生楽曲「ジャンピングジョーカーフラッシュ」だ。センターの筒井を軸に、4期生はスカートをひるがえしながら華麗なパフォーマンスを見せる。乃木坂46夏の定番曲「裸足でSummer」、アッパーな「好きというのはロックだぜ!」とシングル曲が続けて披露されると、場内にはイントロが流れた瞬間に大歓声が上がり、4期生はその期待に応えるように熱いパフォーマンスを繰り広げた。
「今日は私たち4期生のことをもっともっと知ってほしいので、1人ひとり自己紹介をしたいと思います!」という田村の言葉から、4期生は1人ずつ音楽に乗せて名前とニックネームを紹介。ニックネームを叫ぶコールで一体感を作り上げたところで、2018年の「第60回 輝く!日本レコード大賞」大賞を受賞した乃木坂46の代表的ナンバーの1つ「インフルエンサー」が披露された。この曲では田村と弓木がダブルセンターを務め、続けて遠藤と賀喜によるダブルセンター曲「Monopoly」へ。最後に2人が背中合わせで手をつなぐ場面ではひときわ大きな歓声が上がった。
夏の暑さを忘れるほどに熱狂が渦巻いていたHOT STAGEも、次に歌われた「きっかけ」でムードは一変。アルバム楽曲ながらファンの間で人気が高く、「NHK紅白歌合戦」でも歌われた清涼感あふれる楽曲に、観客はうっとりと聴き入った。最後は賀喜の「4期生の思い出がたくさん詰まった曲です」という紹介から、2020年のシングル「しあわせの保護色」よりディスコテイストの4期生楽曲「I see...」をチョイスしさらにひと盛り上がり。大歓声の中でスペシャルなステージを終えた。
※高橋未来虹の高は、はしごだかが正式表記。
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