「あんぱん」は、「アンパンマン」を生み出したやなせたかしと小松暢(こまつのぶ)の夫婦をモデルに、2人があらゆる荒波を乗り越え「アンパンマン」にたどりつくまでを描く“愛と勇気の物語”。行動力とスピード感にあふれ、人生の荒波をパワフルに乗り越えていくヒロイン・朝田のぶを今田が演じる。
北村が演じるのは、若い頃から漫画や絵を愛した柳井嵩(やないたかし)。転校先の学校でのぶに出会った柳井は戦後、高知の新聞社でのぶと再会。のぶを追って上京したのちは百貨店の宣伝部での勤務を経て、のぶの後押しでマンガ家として独立し、さまざまな活動をしていく。なお、北村が連続テレビ小説に出演するのはこれが初めて。
本日4月26日、同局で行われた発表会見に出席した北村は「やなせさんは生きること、生きていること、この社会に生かされていることは、素晴らしくもあり、ありがたいことだという思いを作品に落とし込んできた方。僕が自分の中に持っていた感情が、この作品、役と出会わせてくれたんだなと思っています。1つの役、作品と向き合い続け、その日々をまっとうすることを改めて自分で感じながら、皆さんと過ごしていければと思います」と意気込みを語った。
制作統括 倉崎憲 コメント
皆さんはやなせたかしさんにどんなイメージを持たれているでしょうか? 「アンパンマン」を生み出した漫画家、ハットやベレー帽をかぶった優しそうな人……きっと多くの人がイメージするのは、晩年のやなせさんかと思います。取材を重ねるなかで、彼の人生の数々の原体験、“喜怒哀楽”の全てが、「アンパンマン」に結びついているのだと改めて感じ、若い頃からちゃんと描きたいという想いになりました。
ヒロインと同様に、毎朝ずっと観たくなるような人って誰だろうと考えて真っ先に思い浮かんだのが、北村匠海さんです。役者としてだけでなくアーティスト活動含めご活躍されていながらも、ずっと新鮮さも保ち続けている唯一無二の存在です。北村さんと初めてお会いしてじっくりお話させていただいた時に、彼の思考の深さに驚きました。ライブでも歌っている瞬間だけでなく、MCで観客に語りかけていたその言葉一つ一つに、彼にとって“生きる”ことへの想いが、静かに、でも確実にあふれていました。そんな彼の姿勢に触れるたびに、やなせさんが作詞を手がけた「手のひらを太陽に」や「アンパンマンのマーチ」の詩ともどこかリンクする部分も感じ、北村さんと共に挑んでみたい気持ちになったのです。
今田美桜さんと北村匠海さんのコンビを、今から楽しみにお待ちいただけたら幸いです。
手塚るみ子 @musicrobita
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