音楽事務所WACKの所属グループによるライブツアー「PiZZA WACKful WORLD TOUR」の最終公演が、昨日3月1日に東京・Zepp DiverCity(TOKYO)で開催された。
1月にスタートしたこのツアーには
シャッフルユニット
WACKツアーでは各地でシャッフルユニットが組まれ、その日限りのメンバー構成でWACKグループの楽曲が披露された。ツアーファイナルではキャ・ノン(KiSS KiSS)、ナ前ナ以(ASP)、シオンエピック(BiS)、now(ExWHYZ)、SAORi(BiTE A SHOCK)、ココ・パーティン・ココ(GANG PARADE)、アイカ・ザ・スパイ(豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL)がトップバッターとして登場し、KiSS KiSSの「KiSSES」をパフォーマンス。ナ前ナ以が頭にかわいいリボンを付けたり、ココがぶりっ子をしたりと普段とは様子がまったく異なるメンバーもいた。
シャッフルユニット セットリスト
01. KiSSES
※メンバー:キャ・ノン、ナ前ナ以、シオンエピック、now、SAORi、ココ・パーティン・ココ、アイカ・ザ・スパイ
ExWHYZ
1番手のExWHYZは低音の強いドープなインスト曲「xANADU」に乗せて颯爽と登場。メンバーがオペラ歌手のように両手を前で組み、BiSH「NON TiE-UP」のカバーが始まると、フロアからどよめきのような歓声が鳴り響く。彼女たちはアッパーチューン「BLAZE」や、3月20日発売のアルバム「Dress to Kill」からアシッドなエレクトロナンバー「Unknown Sense」などで熱狂を生み出した。またExWHYZは5月から全国ツアー「ExWHYZ TOUR 2024 'Futura Free'」を開催することを発表。このツアーは全国19都市20公演となり、ファイナルは7月31日に東京・Zepp Shinjuku(TOKYO)で行われるとのことだ。
ExWHYZ セットリスト
01. xANADU
02. NON TiE-UP
03. BLAZE
04. NOT SORRY
05. Unknown Sense
06. ANSWER
07. Obsession
BiTE A SHOCK
続いてステージに上がったのは“BiSHの意志を受け継ぐグループ”として昨年7月に始動したBiTE A SHOCK。デビュー曲となるアグレッシブなダンスチューン「Patient!!」でライブが始まり、男女6人のメンバーが繰り出すエッジの効いたパフォーマンスに会場が盛り上がる。6人は激しい楽曲のみならず、さわやかなポップチューン「雨が上がったら」でエモーショナルな歌声を聴かせるなど、緩急の効いたステージを展開した。なお6人はこれまでSNSの個人アカウントを持っていなかったが、個人のX(Twitter)アカウント開設を発表。各メンバーのフォロワーが1万人を超えたら、結成1周年記念を兼ねて1stアルバム(タイトル未定)をリリースすることを告知した。
BiTE A SHOCK セットリスト
01. Patient!!
02. 東京HOLY NiGHT
03. カノープス
04. 雨が上がったら
05. 常夏プラネット
豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL
豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOLは、TBS系バラエティ「水曜日のダウンタウン」発のアイドルグループである豆柴の大群、都内某所の2組が合併してできたグループ。豆柴のナンバー「MUST GO」では、ナオ・オブ・ナオ、レオナエンパイアを中心にした力強いボーカルリレーでフロアの興奮を誘う。4月3日リリースの1stシングル「わんダーらんど」のパフォーマンスでは、かわいらしさとカッコよさを兼ね備えたグループとしての魅力を観客に伝えた。
豆柴の大群都内某所 a.k.a. MONSTERIDOL セットリスト
01. MUST GO
02. FLASH
03. MOTiON
04. わんダーらんど
05. アイスクリームの星
06. 豆柴の大群-お送りするのは人生劇場-
KiSS KiSS
KiSS KiSSはGANG PARADEに在籍するナルハワールド、キラ・メイ、キャ・ノン、チャンベイビー、アイナスター、カ能セイからなるアイドルグループ。代表曲の「KiSSES」や、アイナ・ジ・エンド提供による「KiSS KiSS SUNSET」、飲み会のコールのような煽りフレーズが印象的な「KiSS KiSS KiSS」と“キス尽くし”でライブを進める。ユニークな自己紹介で笑いを誘う場面もありつつ、ラストの「いないいないばあ」まで王道アイドル路線のライブを繰り広げた。
KiSS KiSS セットリスト
01. KiSSES
02. KiSS KiSS SUNSET
03. KiSS KiSS KiSS
04. チョコキス!!
05. Cake!
06. いないいないばー
ASP
ASPはパンクチューン「the MAN CALLiNG」で勢いよくライブをスタートさせ、The Prodigyのマキシムが原曲を提供した「TOXiC iNVASiON」でパワフルかつダークなステージを展開。後半にはイギリスのデュオ・Wargasm提供のエレクトロ・ロック「MAKE A MOVE」、ライブ鉄板曲の「拝啓 ロックスター様」などでフロアを終始、熱狂させた。
ASP セットリスト
01. the MAN CALLiNG
02. TOXiC iNVASiON
03. Heaven's Seven
04. I wanna live
05. MAKE A MOVE
06. 拝啓 ロックスター様
BiS
BiSは「テレフォン」でトギーがロングシャウトを響かせ、その周りをメンバーが全力疾走。ASPで生まれた熱気とはまた違ったエネルギーをほとばしらせる。フルカワユタカ(DOPING PANDA)提供の軽快なロックチューン「LAZY DANCE」、Age Factory提供によるエモーショナルなナンバー「Sakura」という最新アルバム「NEVER MiND」からの楽曲をもって、昨年3月に始まった現体制BiSの魅力を存分にアピールした。
BiS セットリスト
01. テレフォン
02. teacher teacher teacher
03. LAZY DANCE
04. Sakura
05. BiS-どうやらゾンビのおでまし-
06. CURTAiN CALL
GANG PARADE
トリを飾ったGANG PARADEは13人が横一列に並んで元気よく挨拶してから、THE イナズマ戦隊が提供した新曲「ROCKを止めるな!!」でメンバーそれぞれが思いをぶつけるように熱唱。チャンベイビーが「このツアーでWACKのことをもっと好きになった」と語り、「心も体もぴょんぴょん躍動させようぜー!」と声を上げてからもう1曲の新曲「躍動」につなげる。ギャンパレは三味線の音で始まるこのパーティチューンで、お祭り騒ぎの盛り上がりを生み出し、最後にはキラーチューン「Plastic 2 Mercy」で場内の熱気を一段と高めてライブを大団円へと導いた。
GANG PARADE セットリスト
01. ROCKを止めるな!!
02. Happy Lucky Kirakira Lucky
03. 躍動
04. 涙は風に、思いは歌に
05. Plastic 2 Mercy
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