高嶺のなでしこ×fishbowl×CYNHN対バン、ほしのディスコがセンターで「可愛くてごめん」歌う

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ライブナタリーの主催ライブイベント「ライブナタリー “高嶺のなでしこ × fishbowl × CYNHN”」が2月28日に東京・渋谷duo MUSIC EXCHANGEで開催された。

高嶺のなでしこと星野一成。(Photo by MAYUMI)

高嶺のなでしこと星野一成。(Photo by MAYUMI)

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このイベントには、ライブナタリーが今注目するアイドルグループが出演。HoneyWorksによるサウンドプロデュースのもと、2月21日にメジャーデビューを果たしたばかりの高嶺のなでしこ、3月17日に新メンバー佐佐木一心、齋藤ザーラチャヒヨニを含む新体制のお披露目を予定しているfishbowl、「第12回アイドル楽曲大賞2023」の2部門で1位に輝いたCYNHNが競演した。さらにお笑いコンビ・パーパーほしのディスコがアーティスト名義の“星野一成”としてゲスト出演した。

fishbowl

fishbowl(Photo by MAYUMI)

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トップバッターのfishbowlは、ステージに登場するやいなやライブの定番曲「半分」を1曲目に投下。クラップやコール&レスポンスによって早くもフロアが沸き立った。さらに「平均」「熱波」とキラーチューンが次々に畳みかけられ、ライブのハイライトとなるような熱いシーンが連続。メンバーはアクセルを緩めることなくノンストップでパフォーマンスを続け、音楽プロデューサーのヤマモトショウが手がける良質なポップスを機敏なダンス、ファルセットを駆使した歌声で表現する。疾走感あふれるナンバー「二兎」では再びコール&レスポンスが起こったほか、大白桃子がステージ上に寝そべって歌う暴れっぷりを見せ、最後まで会場のボルテージを高め続けた。

CYNHN

CYNHN(Photo by MAYUMI)

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続くCYNHNもライブの人気曲を惜しみなくパフォーマンス。まずは昨年末の「アイドル楽曲大賞」でメジャーアイドル楽曲部門1位に輝いたピアノロックナンバー「楽の上塗り」を披露した。曲の冒頭で「渋谷を青く染めちゃいます!」と宣言した通り、人生の機微に寄り添った温かなメッセージが、芯の通った確かな歌唱力によって会場全体に伝播していく。スラップベースやカッティングギターの音色が印象的な「水生」では、「もっと」というかけ声を観客も一緒になって叫び、mol-74とトオミヨウの提供曲「氷菓」では透き通るような歌声が響きわたる。MCに移ると、4人はCYNHNのつづりと「スウィーニー」という読み方をアピール。最後はアイドルファンから高い評価を得ている「キリグニア」でフィニッシュした。

星野一成

星野一成(Photo by MAYUMI)

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“歌うま芸人”として知られ、2022年にアーティストデビューを果たした星野は、サングラスをかけてステージに登場。ディスコファンクナンバー「星のDISCO」で持ち前のハイトーンボイスを遺憾なく発揮し、サビの「キラキラキラキラ」というフレーズを観客にも歌わせつつ、「基本いつも全国のイオンでしか歌ってないから、客層が全然違って緊張しますね」とはにかんだ。2曲目以降は作曲家、ボカロPの西川サスケと組んだロックバンド・ホシアイの楽曲「レンタル彼女」や、back number「高嶺の花子さん」、JUDY AND MARY「そばかす」といったカバー曲が披露され、最前列に並んだ“親衛隊”以外の観客も大盛り上がり。オリジナル曲が番組で使用されると、その番組の放送が終了してしまうという不吉なジンクスを持っている星野だが、最後は代表曲「いとしの悪魔ちゃん」でメロウな歌声を堂々と届けた。

高嶺のなでしこ

高嶺のなでしこ(Photo by MAYUMI)

高嶺のなでしこ(Photo by MAYUMI)[拡大]

この日のトリを務めた高嶺のなでしこは、2月21日にリリースしたばかりのメジャーデビューシングルより、表題曲の1つ「美しく生きろ」で勢いよくライブを開始。王道アイドルとしてのまっすぐなパフォーマンスに会場全体が虜になり、「初恋のひと。」では「好き」という言葉が場内を飛び交う。メジャーデビューシングルのもう1つの表題曲「恋を知った世界」では、切実な初恋の思いがバンドサウンドに乗せて届けられた。さらに高嶺のなでしこは、グループのサウンドプロデューサーを務めるHoneyWorksのカバー曲で、YouTubeでのミュージックビデオの再生回数が1300万回を超える「可愛くてごめん」や、ライブの鉄板曲「ファンサ」を立て続けにパフォーマンス。フロアから発せられるコールや“MIX”の一体感も相まって、場内のボルテージが右肩上がりに上昇していった。

「可愛くてごめん」でコラボする高嶺のなでしこと星野一成。(Photo by MAYUMI)

「可愛くてごめん」でコラボする高嶺のなでしこと星野一成。(Photo by MAYUMI)[拡大]

アンコールでは高嶺のなでしこが星野をステージに呼び込み、この日2回目の「可愛くてごめん」を披露。星野をセンターポジションに据えた特別バージョンで、歌い出しを担当するのも星野、落ちサビを歌い上げるのも星野だ。メンバーが円になり、星野の周りを笑顔でぐるぐると回る貴重な光景も見られ、観客たちは盛大な「星野」コールをステージに浴びせる。この日一番とも言える盛り上がりの中、「ライブナタリー “高嶺のなでしこ × fishbowl × CYNHN”」が締めくくられた。

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セットリスト

「ライブナタリー “高嶺のなでしこ × fishbowl × CYNHN”」2024年2月28日 渋谷duo MUSIC EXCHANGE

fishbowl

01. 半分
02. 平均
03. 熱波
04. 踊子
05. 観察
06. 湖月
07. 二兎

CYNHN

01. 楽の上塗り
02. AOAWASE
03. 水生
04. 氷菓
05. ラルゴ
06. スターレット
07. キリグニア

星野一成

01. 星のDISCO
02. レンタル彼女
03. 高嶺の花子さん
04. そばかす
05. 青
06. いとしの悪魔ちゃん

高嶺のなでしこ

01. 美しく生きろ
02. 決戦スピリット
03. 初恋のひと。
04. 女の子は強い
05. 恋を知った世界
06. 可愛くてごめん
07. #超絶かわいい
08. すきっちゅーの!
09. ファンサ
<アンコール>
10. 可愛くてごめん with 星野一成

※記事初出時より、掲載写真を一部変更しました。

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ほしのディスコ【パーパー】 @hoshinodisco88

可愛くてごめん! https://t.co/hWOxRh39dO

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