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DOES、デビュー5周年赤坂ライブで全36曲を披露

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昨日9月8日、DOESが東京・赤坂BLITZでメジャーデビュー5周年ライブ「5th Anniversary LIVE」を開催した。

この日のライブは、デビュー当時のDOESを彷彿とさせる3人編成での第1部と、サポートギターを加えた現在の4人編成での第2部の2部構成で行われた。開演前の会場のステージには、イベントロゴを映し出した白い幕が下ろされており、それが開くと、充満したスモークの中からメンバー3人がゆっくりと姿を現した。彼らが奏でた1曲目は「明日は来るのか」。氏原ワタル(Vo, G)が鳴らす爆音のギターが、5周年ライブの幕開けを飾った。

「5周年記念パーティにようこそ!」というワタルの挨拶の後は、インディーズ時代の楽曲や懐かしいナンバーを中心にしたセットリストを展開。夏の終わりにぴったりなけだるい雰囲気を漂わせる「田舎のライダー」、森田ケーサク(Dr)のタイトなドラミングが印象的な「ワンダー・デイズ」といった楽曲を続々と披露する。デビュー当初さながらの白シャツ姿のワタルは「白いシャツを着てた頃もあったよね(笑)。言ったろ、今日はスペシャルだって」と、自身の衣装を照れながら紹介していた。

赤塚ヤスシ(B)のベースラインがより重厚になった「愛がみえた」、ストレートなロックサウンドがオーディエンスの心に響いた「光の街」と、その後も懐かしの名曲を多数披露。どの曲もリリース当時よりも力強さを増したアレンジで、5年の歳月を経たバンドの成長をアピールする。終盤では「陽はまた昇る」「世界の果て」と、シングル曲を連発。第1部のラストナンバーは「曇天」。ワタルはイントロのギターを何度も中断し、オーディエンスを焦らして笑わせる。激しいプレイとダイナミックなリズムでフロアが大いに盛り上がった後、メンバーは一旦ステージから退場。ワタルの「第1部、完!」という言葉で、前半戦が締めくくられた。

第2部が始まる前、ステージの幕にはDOESの過去のアーティスト写真やオフショット、ライブ写真がスライドで映し出される。熱いパフォーマンスを繰り広げる写真には感嘆の声が、3人のふざけたショットには笑い声が上がる中、再び幕が上がって第2部が始まった。このパートではサポートギタリストの白澤修を迎え、2011年に入ってからの最新型のDOESのライブを展開。4人はスタイリッシュな黒のスーツ姿で登場し、フロアから大きなどよめきの声を浴びていた。

5年目を迎えてさらにパワーアップしたサウンドを聴かせた最新ミニアルバムの楽曲「イーグルマン」の直後には、1stアルバム「NEWOLD」の収録曲「ウォークマン」を厚みのあるギターアンサンブルで披露。スーツ姿と圧巻のサウンド、両方に大歓声が起こると、ワタルは「パーティだからね、ちょっとおしゃれしてみた(笑)」と笑う。ヤスの豪快なベースラインがフロアを大きく揺らした「ロッカ・ホリデイ」に続いては、「ユリイカ」「都会のスキル」といったナンバーでメロウな雰囲気を届ける。4人の豊かな表現力をじっくりと楽しめる、幅広いセットリストが展開されていく。

ワタルはスーツでの演奏という珍しいシチュエーションに「スーツは暑いねえ……BAWDIESは大したもんだ(笑)」とこぼしつつ、その後も圧巻のパフォーマンスを繰り広げる。ケーサクの叩き出す鋭いビートが炸裂した「スーパー・カルマ」、ソリッドなサウンドで会場の一体感を高めた「僕たちの季節」と、強力なロックチューンが続々と繰り出される。ワタルはファンに向かって「5年って長いようで短いようで、よくわからんね。でも俺らも君たちも今日のほうがいいよ。今日、ここからだから」「5年もこうやってやれているのはあなたたちのおかげですよ」と、さりげなく感謝の言葉を漏らした。

激しいサウンドでフロアがモッシュの嵐となった「レイジー・ベイビー」に続き、第2部のラストを飾ったのは「バクチ・ダンサー」。サビではビデオクリップの演出さながらに金色と赤色の紙吹雪が場内を舞い、アニバーサリーライブを華やかに彩った。

アンコールの声に応え、4人は改めてステージへ。ワタルは「平日なのにみなさんありがとう。頭おかしくなっちゃうぐらい楽しかった。ここまでいろんなことがあって、毎日全力でやってきて……たまにさぼったり(笑)、そうやっていいスタッフに巡り会えて、みなさんもこうやって来てくれて。すげえハッピーです」と、5周年を迎えた感謝の挨拶を述べる。そしてアンコールとして「ジャック・ナイフ」「タイニー・パンク」の2曲を披露。「タイニー・パンク」の大サビでは、ファンと一体になってのシンガロングが繰り広げられ、ともに5周年を祝う感動的なシーンを展開した。

その後もダブルアンコールを求める声は止まず、メンバーはファンに呼び戻されるかのように三たびステージへ。ワタルが「新曲作ってきましたぞ!」と叫んで始まったのは、穏やかなリズムの中に力強い意志を感じさせるミディアムチューン「今を生きる」。ワタルの熱いボーカルが会場に響き渡り、この先も突き進んでいくという彼らの気合を感じさせた。いよいよ本当に最後の曲として披露された楽曲は「修羅」。フロアの全員が腕を上げ、彼らの鳴らす高らかなビートを全身で楽しんでいた。

演奏を終えた4人は、笑顔でそれぞれファンに挨拶。全36曲、約3時間にわたるライブを展開した4人に、集まったオーディエンスからは惜しみない拍手が浴びせられた。

2011年9月8日 赤坂BLITZ
DOES「5th Anniversary LIVE」セットリスト

第1部
01. 明日は来るのか
02. シンクロニズム
03. 戯れ男
04. 田舎のライダー
05. ワンダー・デイズ
06. デイ・サレンダー
07. サブタレニアン・ベイビー・ブルース
08. 愛がみえた
09. 光の街
10. オーライとオーイエ
11. 眠れない夜に
12. ウー・アー
13. ステンレス
14. 陽はまた昇る
15. 世界の果て
16. 曇天

第2部
01. イーグルマン
02. ウォークマン
03. ロッカ・ホリデイ
04. ユリイカ
05. 都会のスキル
06. 天国ジャム
07. ランプシュガー
08. 欲望
09. スーパー・カルマ
10. 神様と悪魔と僕
11. トゥデイ
12. 夜明け前
13. 僕たちの季節
14. 黒い太陽
15. レイジー・ベイビー
16. バクチ・ダンサー

EN1-01. ジャック・ナイフ
EN1-02. タイニー・パンク

EN2-01. 今を生きる
EN2-02. 修羅

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