羊文学「かくしごと」主題歌を配信、「歪で深い“親子”の愛を掬い取るようなイメージ」

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羊文学の新曲「tears」が本日2月28日に配信リリースされた。

羊文学とは?

塩塚モエカ(Vo, G)、河西ゆりか(B)、フクダヒロア(Dr)の3人からなるオルタナティブロックバンド。2020年8月にソニー・ミュージックレーベルズ内のレーベル・F.C.L.S.からメジャーデビューを果たした。2023年に前年4月発表のメジャー2ndフルアルバム「our hope」が、音楽アワード「第15回CDショップ大賞2023」の大賞“青”を受賞。同年9月にリリースされたテレビアニメ「『呪術廻戦』第2期」のエンディングテーマ「more than words」は、国内ストリーミング1億再生を突破し、日本レコード協会プラチナ認定作品に選定されるなどヒットを記録した。2025年1月にはフジテレビ系月9ドラマ「119エマージェンシーコール」の主題歌「声」を発表した。5月には日本最大規模の音楽アワード「MUSIC AWARDS JAPAN」にて最優秀国内オルタナティブアーティスト賞と、「more than words」で最優秀国内オルタナティブ楽曲賞の最優秀賞を受賞。10月には通算5枚目となるフルアルバム「D o n’ t L a u g h I t O f f」をリリースした。また2025年は4月に初のアメリカツアー「Hitsujibungaku US West Coast Tour 2025」を完走。現在は初の大阪・大阪城ホール、東京・日本武道館公演を含むアジアツアー「Hitsujibungaku Asia Tour 2025 “いま、ここ(Right now, right here.)”」を実施中で、日本武道館2DAYS公演のチケットは発売開始直後に両日ソールドアウトとなった。10月からは欧州6カ国7都市を回る初のヨーロッパツアー「Hitsujibungaku Europe Tour 2025」の開催が決定しているなど、活動の舞台をグローバルに展開している。

羊文学「tears」配信ジャケット

羊文学「tears」配信ジャケット [拡大]

映画「かくしごと」ポスタービジュアル (c) 2024「かくしごと」製作委員会

映画「かくしごと」ポスタービジュアル (c) 2024「かくしごと」製作委員会 [拡大]

「tears」は6月7日から全国の劇場で公開される映画「かくしごと」の主題歌。羊文学が映画のために書き下ろした楽曲で、予告編にも一部が使用されている。また楽曲の配信開始に合わせ、各メンバーのコメントも公開された。塩塚モエカ(Vo, G)は「tears」について「作中に流れる、ヒリヒリとした感情や、歪で深い『親子』の愛を掬い取るようなイメージで曲を作りました」とコメントしている。

「かくしごと」は映像クリエイター関根光才の2作目となる監督作品で、ミステリー作家・北國浩二の小説「嘘」が原作のヒューマンミステリー。キャストには奥田瑛二中須翔真安藤政信佐津川愛美酒向芳らが名を連ねる。

映画「かくしごと」予告編

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羊文学 コメント

塩塚モエカ(Vo, G)

作中に流れる、ヒリヒリとした感情や、歪で深い「親子」の愛を掬い取るようなイメージで曲を作りました。
物語の世界のその後、涙の理由もわからなくなったその先で、まっすぐな瞳で幸せを追い求めている姿を思いながら、音に魂を置いていくような気持ちで、丁寧に丁寧に、歌いました。

今回、羊文学としては初めてメンバー三人以外の楽器パートとしてチェロを取り入れ、不安定な心のように震えながら、未来に向かって渦巻いている春風のようなフレーズが加わりました。

静かで力強い、本当に大好きな曲ができました!

河西ゆりか(B)

何が正しくて何が正しくないのか
わからなくなることも多い世の中ですが、
生きていて感じる、自分の中のピュアな想いや願いは、
存在自体がとても価値のあるものだと感じました。

音が身体の芯に沁み込んで、細胞が芽吹くような感覚、
純粋な曲と音の美しさを引き出せるように作りました。

フクダヒロア(Dr)

関根光才監督の作品は、芥川賞受賞作家・本谷有希子の傑作小説「生きてるだけで、愛。」を映画館で観たのが出会いでした。
登場人物の言葉選びが非常にアクチュアルで口数が最小限の静寂感が印象的で、関根光才監督の感覚、感性に心を奪われました。

かくしごと」は 虚構且つ刹那的な偽りの時間を過ごす主人公、千紗子(さん)の母性溢れる演技が秀逸で、記憶に残る様な作品です。
楽曲の制作面では、悲しみ、後悔、哀愁、静寂等をテーマに映画の相性と照らし合わせて、ブラシ、ロッド、チェロ等を用いて演奏させて頂きました。
是非劇場に足を運んで頂けたら幸いです。

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羊文学「かくしごと」主題歌を配信、「歪で深い“親子”の愛を掬い取るようなイメージ」(コメントあり / 動画あり) https://t.co/L0Iu8gan4x

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