ヤングスキニー過去最大規模の対バンツアーがひと区切り、新宿では盟友Blue Mashと熱戦

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ヤングスキニー企画の対バンツアー「“老いてもヤングスキニーツアーvol.2” vol.2あったんだ編」が本日12月4日の沖縄・Output沖縄公演をもってファイナルを迎えた。

ヤングスキニー(撮影:うえむらすばる)

ヤングスキニー(撮影:うえむらすばる)

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「“老いてもヤングスキニーツアーvol.2” vol.2あったんだ編」はヤングスキニーにとって過去最大規模の対バンツアー。各公演にはヤングスキニーと親交のあるアーティストたちが参加して競演を繰り広げた。この記事ではツアー中、最大規模のキャパシティの会場となった東京・Zepp Shinjuku公演の模様を紹介する。

Blue Mash(撮影:うえむらすばる)

Blue Mash(撮影:うえむらすばる)[拡大]

「“老いてもヤングスキニーツアーvol.2” vol.2あったんだ編」Zepp Shinjuku公演の様子。(撮影:うえむらすばる)

「“老いてもヤングスキニーツアーvol.2” vol.2あったんだ編」Zepp Shinjuku公演の様子。(撮影:うえむらすばる)[拡大]

先攻を務めたのは、ゲストであるBlue Mash。暗転するなり優斗(Vo)が「俺らヤングスキニーじゃないです」と言いながらステージに上がり観客を笑わせるも、1曲目の失恋バラード「曖昧よ」から自分たちの青臭くも情熱的な世界観を伝えていく。続けて優斗は「俺らは(ヤングスキニーに比べて)売れてない。だからヤングスキニーよりカッコいいライブをするしか、俺らの存在意識を示せない……Blue Mash始めます」と告げると、「このまま僕らが大人になっても」「東京ラストティーン」など10代後半から20代前半特有の逡巡や前のめりな気持ちを歌詞に込めたロックチューンを勢いよく響かせた。そのまっすぐなサウンドやメッセージはヤングスキニーのファンにも伝わったようで、Blue Mashのライブが終わる頃にはフロアから熱気が立ち上り、4人にエールを送るように大きな拍手があちこちから起こっていた。

かやゆー(Vo, G / ヤングスキニー)(撮影:うえむらすばる)

かやゆー(Vo, G / ヤングスキニー)(撮影:うえむらすばる)[拡大]

ゴンザレス(G / ヤングスキニー)(撮影:うえむらすばる)

ゴンザレス(G / ヤングスキニー)(撮影:うえむらすばる)[拡大]

主役であるヤングスキニーは、最新EP「どんなことにでも幸せを感じることができたなら」に収録されている「愛の乾燥機」でライブをスタート。かやゆー(Vo, G)の甘さをはらんだ高い歌声と、フレッシュなバンドサウンドが渾然一体となりフロアに広がる。1曲目を披露したところでかやゆーは「終電で帰らず、みんな持ち帰ります」と殺し文句を言い放ち、オーディエンスの心を鷲づかみに。その後も4人は「嘘だらけで矛盾だらけの日常を歌う」というバンドのコンセプトを生々しく表現した「ヒモと愛」「ゴミ人間、俺」といった楽曲を、プリミティブなバンドサウンドとともに届ける。中盤ではバンドの代表曲「本当はね、」やメンバー4人が「僕は僕だ僕は僕でしかないんだ」と自分に言い聞かせるように力強く歌う「らしく」など、等身大の思いを込めた楽曲でオーディエンスの心を震わせた。

りょうと(B / ヤングスキニー)(撮影:うえむらすばる)

りょうと(B / ヤングスキニー)(撮影:うえむらすばる)[拡大]

しおん(Dr / ヤングスキニー)(撮影:うえむらすばる)

しおん(Dr / ヤングスキニー)(撮影:うえむらすばる)[拡大]

本編の終盤でかやゆーが口にしたのは、対バン相手であるBlue Mashから受ける刺激や音楽への思い。「俺はあいつ(Blue Mashの優斗)みたいにライブに来た人を勇気付けるとかできない。でも俺なりに音楽が好き。そこは芯を持ってやってる」「届く人に届けばいいなと思ってます。(人を)救うつもりはないです。自分を救うために書いた曲を」と「憂鬱とバイト」を熱唱。メンバーがフロアにマイクを向けると大きなシンガロングが沸き、力強い一体感が会場を包み込んだ。

なお、ヤングスキニーは12月から1月にかけて、一部開催見合わせとなった対バンツアーの振替公演を行い、2月11日に東京・調布Crossでゲストにsajiを迎えて追加公演を実施。3月にワンマンツアー「“老いてもヤングスキニーツアーvol.3” 2度あることは3度ある編」をスタートさせる。

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“老いてもヤングスキニーツアーvol.2” vol.2あったんだ編 振替公演

2023年12月26日(火)愛知県 THE BOTTOM LINE
<出演者>
ヤングスキニー / KALMA

2024年1月25日(木)福島県 郡山HIP SHOT JAPAN
<出演者>
ヤングスキニー / bokula.

2024年1月26日(金)宮城県 Rensa
<出演者>
ヤングスキニー / bokula.

“老いてもヤングスキニーツアーvol.2” vol.2あったんだ編 ~追加公演がなぜかゴンザレスの地元編~

2024年2月11日(日)東京都 調布Cross
<出演者>
ヤングスキニー / saji

“老いてもヤングスキニーツアー vol.3” 2度あることは3度ある編

2024年3月16日(土)宮城県 SENDAI GIGS
2024年3月21日(木)神奈川県 KT Zepp Yokohama
2024年3月30日(土)広島県 広島CLUB QUATTRO
2024年3月31日(日)福岡県 Zepp Fukuoka
2024年4月3日(水)新潟県 NIIGATA LOTS
2024年4月4日(木)新潟県 NIIGATA LOTS
2024年4月7日(日)愛知県 Zepp Nagoya
2024年4月13日(土)香川県 高松festhalle
2024年4月14日(日)大阪府 Zepp Osaka Bayside
2024年4月19日(金)北海道 Zepp Sapporo
2024年4月26日(金)東京都 Zepp DiverCity(TOKYO)

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Mohammed Bin Mohammed @mbm4real

@natalie_mu 笑🎉👏

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