寿美菜子、5年ぶりのワンマンライブでみんなと過ごした最高の“Golden hour”

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寿美菜子が11月5日に神奈川・KT Zepp Yokohama、12日に大阪・Zepp Osaka Baysideでライブツアー「LAWSON presents 寿美菜子 Zepp Live Tour 2023 “Golden hour”」を開催した。この記事では神奈川公演の模様をレポートする。

寿美菜子

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5年ぶりのワンマンライブで揺れる紫の光

寿美菜子

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寿は「最高の『Golden hour』を過ごしましょう! よろしく!」と元気いっぱいに叫び、ソロデビュー曲「Shiny+」で約5年ぶりのワンマンライブをスタート。バンドの生演奏に乗せて、希望に満ちた歌声を晴れやかに響かせる。「ココロスカイ」ではオーディエンスが紫のペンライトを揺らし、元気に掛け声を飛ばした。メロディアスな鍵盤の音色でスタートしたのは「Another Wonderland」。EDMサウンドとグルーヴ感のあるバンド演奏が合わさり、会場は高揚感で満たされていく。寿はオーディエンスと一緒に無邪気に飛び跳ね、ダンスフロアと化した会場を弾けるような笑顔で見渡した。

寿美菜子「LAWSON presents 寿美菜子 Zepp Live Tour 2023 "Golden hour”」神奈川・Zepp Yokohama公演の様子。

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「もう登場からちょっとうるっときてましたよ。みんなが紫色のペンライトを振ってくれて本当にうれしいです。ありがとうございます!」と声を弾ませ、「これからもっともっと熱いセットリストを用意していますので、最後までよろしくお願いします!」と挨拶した寿。ここから彼女は10月25日にリリースしたばかりの最新EPから新曲を続けて披露した。寿らしい勢いのあるロックチューン「DIVE INTO」ではフロアから熱いコールが沸き起こる。クールな歌声が印象的なEDMナンバー「Sense of Wonder」では寿がキレのあるダンスを繰り広げてオーディエンスを魅了した。

アーティスト活動の歴史が詰まった15分のメドレー

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寿は「『Golden hour』というタイトルにしたのは、ひさしぶりのライブでもありますし、ソロアーティストとして私も気付けば10周年を超えていました。それだけ時が経って、皆さんにこうやって寿ロック、寿ダンスロックを愛していただいてここまで来て。そのベストライブ的な思いも込めたかったんです」とツアータイトルに言及。そして「セットリストを作るにあたって、どうしても入れられない曲たちが出てきて。『全部いい曲やん!』みたいな。この曲歌えないなんてもったいないよって思ったので、『もったいないhour』というメドレーをここからお届けしたいと思います!」と宣言した。メドレーは疾走感あふれるナンバー「Like a super woman」で勢いよくスタート。寿はこの曲でオーディエンスと一緒にキャッチーな振付を楽しんだあと、「Startline」では「横浜、声聞かせて!」と客席にマイクを向けた。「Candy Color Pop」では開放感のある空気が心地よく流れていき、そのままメドレーは和のテイストを感じさせるバラードナンバー「metamorphose」へ突入。寿はベールをひらひらと操り、澄み渡るような美しい歌声を場内に響かせた。オーディエンスのクラップが広がった「Piece of emotion」を経て、寿は勢いを加速させるようにエネルギッシュなロックナンバー「FLY @WAY」「STRIDE」を歌唱。最後には「めいっぱい踊りましょう!」ともう一度「Like a super woman」を観客と踊り、15分にわたる濃密なメドレーを笑顔で締めくくった。

金色に染まったステージで歌う、未来への物語

寿美菜子「LAWSON presents 寿美菜子 Zepp Live Tour 2023 "Golden hour”」神奈川・Zepp Yokohama公演の様子。

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ゆったりとしたナンバー「ライラック」「Dear my…」を優しく歌い上げたあと、寿は一度ステージをあとにする。その後、特別ラジオ番組「寿美菜子のGolden hour」が届けられ、横浜にまつわる思い出が語られた。再びステージに登場した寿は、ラップパートも交えた新曲「OMAJINAI」を披露。そして髪を振り乱しながら「ウレイボシ」をエモーショナルに歌ったあと、凛とした眼差しを見せて「save my world」で力強いダンスを繰り広げた。

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「唇にスズメバチが止まる」というユニークな夢から生まれた新曲「唇にWasp」をスタンドマイクでスケール感たっぷりに歌い上げた寿。彼女がラストスパートを駆け抜けるように「カラフルダイアリー」「girly highester!」を勢いよく歌い上げていくと、熱気に満たされたフロアに紫のペンライトの光が力強く揺れた。寿は「皆さん、今日はありがとうございました! この『Golden hour』が始まるまで約5年かかりました。長かったね。でも、無事に今日を迎えられました! これからもみんなで最高の『Golden hour』を過ごしていきましょう!」とファンに言葉を贈り、新作EPのラストを飾るナンバー「Golden hour」を披露。そしてミラーボールの眩い光に照らされながら、金色に染まったステージでこれからの未来を想起させるこの曲を届けた。

最後までみんなと楽しみ尽くした“Golden hour”

サインボールをフロアに投げ入れる寿美菜子。

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アンコールを求める拍手に呼ばれ、寿は再びステージに登場。「Believe ×」では「皆さんにプレゼントがあります!」とサインボールをフロアに投げ入れる場面も。寿は「こうして皆さんと一緒に楽しむことができて、ツアーを開催できて、本当にうれしい気持ちでいっぱいです!」と満面の笑みを浮かべ、「今日の夜、この景色を夢に見たいですね。『唇にWasp』という曲は、私が実際に見た夢をもとに書いた歌詞だったりするんですけど、今日この美しい皆さんの笑顔と最高の輝きを夢に見たいと思うくらい、本当に満たされました。すごく幸せな時間、『Golden hour』をありがとうございました!」と観客に感謝の思いを伝えた。

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R&Bナンバー「Chilling out」では「皆さんにチャレンジを一緒にしてほしいことがあります!」と寿が切り出し、フロアの右ブロックと左ブロックに分かれてオーディエンスが主旋律とハモリパートをそれぞれ歌うことに。難易度の高いチャレンジにも関わらず、オーディエンスは左右に手を振りながらリラックスした様子で歌声を重ね合った。最後に寿が「みんなの思いの丈、ぶつけてきてください!」と叫び、披露したのは“寿ロック”を象徴するパワフルなナンバー「black hole」。寿は熱いシンガロングを浴びながら「まだまだ!」「横浜!」と何度も煽り、最後までオーディエンスとの“Golden hour”を味わい尽くした。

セットリスト

寿美菜子「LAWSON presents 寿美菜子 Zepp Live Tour 2023 "Golden hour"」2023年11月5日 KT Zepp Yokohama

01. Shiny+
02. ココロスカイ
03. Another Wonderland
04. DIVE INTO
05. Sense of Wonder
06. Medley「もったいないhour」
Like a super woman~Startline~Candy Color Pop~metamorphose~Piece of emotion~FLY @WAY~STRIDE~Like a super woman
07. ライラック
08. Dear my…
09. OMAJINAI
10. ウレイボシ
11. save my world
12. 唇にWasp
13. カラフルダイアリー
14. girly highester!
15. Golden hour
<アンコール>
16. Believe ×
17. Chilling out
18. black hole

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