「定番にしたいくらい楽しかったです」
「週刊空港」は今年5月にリリースされた4thアルバム「AIRPORT」を携えて行われた公演。10月3、9日の「Terminal 1」、10月17、24日の「Terminal 2」と4週連続で同会場にてライブが開催された。この記事では、4日目となる最終公演の模様をレポートする。
会場内に空港の館内放送のようなアナウンスが流れる中、藤原はバンドメンバーの伊澤一葉(Key /
その後藤原は「迷宮飛行」「Feel the funk」というファンク色の強いナンバーを連続でパフォーマンス。グルーヴィで重厚感のあるベースサウンドと繊細な歌声が独特な調和を生み出し、観客の体をほのかに揺らしていく。跳ねるようなピアノの音色とソリッドなギターの音が絡み合う「Kirakira」では会場にハンドクラップが広がっていき、ステージと会場が一体に。またCurly Giraffeとツインボーカルを披露した「LA」ではカントリー調のサウンドに優しい歌声が乗せられ、会場がノスタルジックな雰囲気に包まれるなど、このバンドメンバーならではの多彩なパフォーマンスが続々と届けられた。楽器の音が有機的に絡み合うセッションパートを経て披露されたのは「放っとこうぜ」。この曲の演奏後に藤原は「最高のバンドメンバーに拍手を」と敬意を表した。
新曲「daybreak」をバンドで初披露
ライブ中盤に藤原は「『あのとき一緒にいてよかった』と思えたらどんな別れも別れじゃないというか。すごく実りのある時間だったんだなって思えるような、人と人との関わり合いをしたいなって、すべての人間関係で思うんですよね。そんなことを歌いました」と語り、「まばたき」を歌唱。湿り気のある歌声がじっくり届けられ、観客はその一音一音を味わうようにじっと耳を傾けた。その後藤原は「Wonderful time」をパフォーマンスし、さわやかなサウンドと透明感のある歌声でオーディエンスのハンドクラップを引き出す。そして彼女はラストに「Soup」と大滝詠一「君は天然色」のカバーを披露。温かなムードで本編を終え、ステージを去って行った。
アンコールの拍手に迎えられ、藤原たちは再び舞台上に登場。藤原は翌日にリリースを控えた新曲「daybreak」について「これってどうやったら解決できるんだろうと思うことってすごく多いじゃないですか。そういうことを考えるときに、『これってもしかしたら糸口になるかも』というものを見失わないでいたいなと思って、この曲を作りました」と語り、初めてバンド編成で「daybreak」を披露した。彼女は来年4月から全国ツアーを開催することを発表し、ラストに「mother」を歌唱。しなやかな演奏に乗せて儚い歌声を届け、ライブの幕をゆっくり下ろした。
藤原のオフィシャルファンクラブ「Meating」では11月6日まで全国ツアーのチケット先行予約を受付中。受付期間中に「Meating」に入会した人も予約申し込み可能となっている。詳細は藤原のオフィシャルサイトで確認を。
セットリスト
「『週刊空港』Terminal2」2023年10月24日 WWW X
01. My Love
02. Just the way we are
03. Cigarette butts
04. 迷宮飛行
05. Feel the funk
06. わたしのLife
07. Kirakira
08. LA
09. Waver
10. いつか見た映画みたいに
11. 放っとこうぜ
12. まばたき
13. 話そうよ
14. Wonderful time
15. Soup
16. 君は天然色
<アンコール>
17. daybreak
18. mother
公演情報
Sakura Fujiwara Tour 2024
2024年4月14日(日)福岡県 Zepp Fukuoka
2024年4月21日(日)宮城県 チームスマイル・仙台PIT
2024年4月28日(日)愛知県 Zepp Nagoya
2024年4月29日(月・祝)大阪府 NHK大阪ホール
2024年5月19日(日)東京都 NHKホール
藤原さくら @MammothSakura
週刊空港のライブレポが
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