錦戸亮、鎖骨骨折で迎えたFC限定ツアー　独立前の曲も披露し「僕の過去も僕」

錦戸亮のファンクラブ限定ツアー「RYO NISHIKIDO FAN CLUB TOUR 2023 "Untitled"」の初日公演が、10月23日に神奈川・KT Zepp Yokohamaにて開催された。

錦戸のツアー開催は昨年行われた「LIVE TOUR 2022 "Nocturnal"」以来約1年ぶり、ファンクラブ限定ツアーは2021年3月以来約2年半ぶり。左腕をサポーターで固定した状態で登場した錦戸は「鎖骨のほうを骨折してしまって。なんでとか、そんなんもう、ええやん。今日はギターの代わりに、左手を吊りながら歌います」と苦笑いを浮かべつつファンに事情を説明した。

心配そうな観客の空気を察した錦戸は右手を挙げて元気な様子をアピールしつつ「せっかく楽しみにしてたのに、腕吊っとるやないか！」と自らツッコむ場面も。またオールスタンディングで密集したフロア前方には「全員、半歩下がりましょうか。怪我しないでね、ホントに。みんな、鎖骨気をつけて」と声をかけ、和やかな空気を作った。

今回のライブではソロ活動開始後の楽曲だけでなく、独立前の懐かしい楽曲も多数披露した錦戸。「昔の曲を歌ったのですが、僕は僕。僕の過去も僕やし、これからも自分がいいと思うもの、正しいと思うものをやっていきたいので、その意思表示と言いますか」と選曲の意図を説明し、ファンとのコミュニケーションを積極的に図っていた。

最後のMCでは「包み隠さず言いますと、本当はここではけて、着替えて、戻ってきて歌う予定でした。でも着替えられない。だから、このままアンコールを」と告白し、状況を察した観客が即座に上げたアンコールの声に「なんや、この茶番は（笑）」と笑顔を見せる。そして現在4枚目のアルバムを制作中であること、2024年2月からはホールツアーを開催することも発表し、ライブを締めくくった。

このツアーは11月16日の東京・Zepp Haneda（TOKYO）まで全国10公演にわたり開催される。また、本日10月25日には昨年開催のツアー「Nocturnal」の模様を収録したライブ映像作品もリリースされた。