=LOVEの6周年記念コンサートSSAに2万8000人!来年は初のアリーナツアー開催

28

2886

この記事に関するナタリー公式アカウントの投稿が、SNS上でシェア / いいねされた数の合計です。

  • 510 2373
  • 3 シェア

=LOVEのデビュー6周年を記念したコンサート「=LOVE 6th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」の2日目公演が、本日10月19日に埼玉・さいたまスーパーアリーナで開催された。

「=LOVE 6th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」2日目公演の様子。(c)YOANI / ソニー・ミュージックレーベルズ

「=LOVE 6th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」2日目公演の様子。(c)YOANI / ソニー・ミュージックレーベルズ

大きなサイズで見る(全22件)

広々とした会場でスペシャルな演出

2017年9月にシングル「=LOVE」でデビューを果たし、その周年を記念したコンサートを毎年秋に行っている=LOVE。今年3月に東京・日本武道館公演を成功に収めた彼女たちは、今回の「PREMIUM CONCERT」でグループ史上最大規模の会場となるさいたまスーパーアリーナでの2DAYSコンサートに挑んだ。Huluストアで生配信も行われる中、初日と2日目公演を合わせて会場には約2万8000人が来場。ペンライトの光やコールを通して=LOVEの6周年を祝福した。

「=LOVE 6th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」2日目公演の様子。(c)YOANI / ソニー・ミュージックレーベルズ

「=LOVE 6th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」2日目公演の様子。(c)YOANI / ソニー・ミュージックレーベルズ[拡大]

コンサートの冒頭では、初日に引き続き2日目もストリングスの生演奏をバックにスペシャルなパフォーマンスが披露された。公演の幕開けを華々しく飾ったデビュー曲「=LOVE」をはじめ、連続で披露された2曲のクリスマスソングもこの日ならではの特別仕様に。マフラーを巻いて歌うのがおなじみの2ndシングル曲「僕らの制服クリスマス」では、最後のサビ前のパートを担当する諸橋沙夏の歌声がストリングスの優雅な音色に乗り、いつも以上に伸びやかに響く。スクリーンに時計の針が映し出されたあとは、「僕らの制服クリスマス」のアフターストーリーを描いた「The 5th」へ。火花の演出がステージを鮮やかに彩る中、大人びたエレガンスなムードが会場全体を優しく包み込んだ。

「=LOVE 6th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」2日目公演の様子。(c)YOANI / ソニー・ミュージックレーベルズ

「=LOVE 6th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」2日目公演の様子。(c)YOANI / ソニー・ミュージックレーベルズ[拡大]

ピンク色の華やかな衣装を身にまとい、弾けるような笑顔を浮かべる=LOVEは、続いてメンバーのみのハイテンションなパフォーマンスを展開。十字の花道、円形の舞台が高くせり上がるセンターステージ、花道を渡った先にあるサブステージ、さらには会場内を巡るトロッコから歌声を届け、アリーナ席もスタンド席も、広々としたさいたまスーパーアリーナ全体にまんべんなく盛り上がりを生み出していった。

2日目も予想外のソロ&ユニット曲

シナモンと大谷映美里。(c)YOANI / ソニー・ミュージックレーベルズ

シナモンと大谷映美里。(c)YOANI / ソニー・ミュージックレーベルズ[拡大]

左から野口衣織、佐々木舞香。(c)YOANI / ソニー・ミュージックレーベルズ

左から野口衣織、佐々木舞香。(c)YOANI / ソニー・ミュージックレーベルズ[拡大]

ユニット曲のコーナーでは初日同様にファンにとって予想外の展開が用意された。野口衣織のソロ曲である歌謡曲調のナンバー「拝啓 貴方様」を赤いドレス姿の諸橋が歌い始めると、客席からは大きな歓声が。諸橋は野口とはまた趣が異なる大人びた歌い方、表情で観客を虜にした。場内がアダルトでクールな空気に染まったかと思えば、続いて登場した大谷映美里は自身の“推しキャラ”であるシナモンをステージ上に迎え、「Sweetest girl」でキュートにコラボ。いつもはシリアスな曲を歌うイメージが強い佐々木舞香と野口の“いかりんぐ”コンビも「わたし、魔法使い」でアイドルらしさ全開のパフォーマンスを見せ、そのギャップで客席のテンションをより一層高めた。

齋藤樹愛羅 (c)YOANI / ソニー・ミュージックレーベルズ

齋藤樹愛羅 (c)YOANI / ソニー・ミュージックレーベルズ[拡大]

次のブロックで披露されたのは、11月29日にリリースされる15thシングルの表題曲「ラストノートしか知らない」。初日公演でお披露目されたこの曲では、=LOVEの最年少メンバーである齋藤樹愛羅がシングル表題曲初のセンターを務めている。艶やかな金髪ヘアの樹愛羅を中心に、10人はしっとりとした歌声に情感を込め、切ない恋愛ソングをじっくりと聴かせた。その後ダンストラックに合わせたキレのあるパフォーマンスが披露されると、その流れでライブは“小悪魔”なダンスナンバー「CAMEO」へと突入。観客の視線がステージ上に釘付けになる中、「祝祭」「あの子コンプレックス」では少人数編成のストリングス隊がメンバーの後ろで演奏し、楽曲の持つ独特の世界観を強調した。

「=LOVE 6th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」2日目公演の様子。(c)YOANI / ソニー・ミュージックレーベルズ

「=LOVE 6th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」2日目公演の様子。(c)YOANI / ソニー・ミュージックレーベルズ[拡大]

ライブのラストスパートでは、この日も生バンドがステージに加わり、ギター、ベース、ドラム、キーボードの迫力あるサウンドが=LOVEの歌とダンスをがっちりと支える。レーザーやスモークの演出も味方につけながら、メンバーは客席をパワフルに煽り、ファンと一緒にタオルを回す「Oh!Darling」などを矢継ぎ早に歌唱した。「この空がトリガー」はキーボードのソロで静かに曲がスタートするという、会場のエモーショナルなムードを際立てる構成に。「探せ ダイヤモンドリリー」ではファンが響かせる”ガチ恋口上”やクラップによって大きな一体感が生み出された。そして、高松瞳の「6年間、出会いや分かれ、うれしいことも苦しいことも全部をこのメンバーで分かち合ってきました。=LOVEがみんなでよかったなって心から思っています」 「ここにあるすべてが私たちにとって宝物であり、終わらない青春です!」という言葉をきっかけに披露された「青春”サブリミナル”」でライブ本編は締めくくられた。

初のアリーナツアー決定

「=LOVE 6th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」2日目公演の様子。(c)YOANI / ソニー・ミュージックレーベルズ

「=LOVE 6th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」2日目公演の様子。(c)YOANI / ソニー・ミュージックレーベルズ[拡大]

初のアリーナツアーの開催が決定したことを喜ぶ=LOVE。(c)YOANI / ソニー・ミュージックレーベルズ

初のアリーナツアーの開催が決定したことを喜ぶ=LOVE。(c)YOANI / ソニー・ミュージックレーベルズ[拡大]

アンコールでは、初日公演の同じタイミングのMCで思わず感極まって涙した樹愛羅が「最年少という言葉に甘えずがんばっていきたいと思います!」と頼もしい表情を浮かべる。そして佐々木の「7年目も私たちに恋慕ってね!」という呼びかけを合図にラストナンバー「夏祭り恋慕う」を歌い、メンバーが締めの挨拶を始めようとすると、彼女たちも事前に知らされていないサプライズの特報映像がスクリーンに。2024年2月から4月にかけて初のアリーナツアー「Tell me whats’s more than “LOVE”」が行われることが発表された。

メンバーも会場のファンも驚きと歓喜の声を上げる中、リーダー山本杏奈の「こんなに大事な発表があったあとに、このまま終わりたくなくない!? 私、スタッフさんに怒られても知らない! リーダー特権使っちゃうんだから!」という言葉を受け、=LOVEは最後にもう1曲歌うことに。2日間の「=LOVE 6th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」をフィナーレへ導いた楽曲は、グループの始まりの曲「=LOVE」。デビューで幕を開け、デビュー曲で幕を閉じるという展開に会場のボルテージは最高潮に達し、メンバーは歌を通して6年間の感謝の気持ちを目いっぱい伝えた。

この記事の画像(全22件)

セットリスト

=LOVE「=LOVE 6th ANNIVERSARY PREMIUM CONCERT」2023年10月19日 さいたまスーパーアリーナ

01. =LOVE
02. 僕らの制服クリスマス
03. The 5th
04. Want you!Want you!
05. 「君と私の歌」
06. お姫様にしてよ!
07. ラブロケ / 大場花菜、音嶋莉沙、齋藤樹愛羅、高松瞳、瀧脇笙古、山本杏奈
08. 拝啓 貴方様 / 諸橋沙夏
09. Sweetest girl / 大谷映美里
10. わたし、魔法使い / 佐々木舞香、野口衣織
11. ラストノートしか知らない
12. CAMEO
13. 祝祭
14. あの子コンプレックス
15. Junkies
16. いらない ツインテール
17. Oh!Darling
18. ヒロインズ
19. ナツマトぺ
20. この空がトリガー
21. 探せ ダイヤモンドリリー
22. 青春”サブリミナル”
<アンコール>
23. 「部活中に目が合うなって思ってたんだ」
24. だからとて
25. ラブクリエイト
26. 夏祭り恋慕う
27. =LOVE

Tell me whats’s more than “LOVE”

2024年2月3日(土)兵庫県 ワールド記念ホール
2024年3月2日(土)東京都 武蔵野の森総合スポーツプラザ
2024年3月23日(土)愛知県 Aichi Sky Expo(愛知県国際展示場)
2024年4月13日(土)東京都 有明アリーナ
2024年4月14日(日)東京都 有明アリーナ

※高松瞳の「高」は、はしご高が正式表記。

読者の反応

てつろ~🅿️ @tetsuroup

【ライブレポート】=LOVEの6周年記念コンサートSSAに2万8000人!来年は初のアリーナツアー開催(写真22枚) https://t.co/rtLyVxEXSB

コメントを読む(28件)

リンク

関連商品

このページは株式会社ナターシャの音楽ナタリー編集部が作成・配信しています。 =LOVE の最新情報はリンク先をご覧ください。

音楽ナタリーでは国内アーティストを中心とした最新音楽ニュースを毎日配信!メジャーからインディーズまでリリース情報、ライブレポート、番組情報、コラムなど幅広い情報をお届けします。